人通りの多さと競合の少ないエリアに絞って物件を探し続け、ついに出合った横浜・弘明寺の路面店舗【弘明寺】【その他】

知り合いに誘われて来日して以来すっかり日本が好きになり、一度帰国などを経て約25年程日本に住んでいます。主に横浜エリアの飲食店で働いたり、バーテンダーをしていました。その後、元々トラックが好きだったのでトラック運転手になったのですが、忙しい時期と暇な時期の差が激しく、不安定な生活が嫌で、自分で飲食店をやってみようと決意しました。
ケバブ屋にしようと思ったのは、私のいとこが日産スタジアムやフリーマーケットでケバブ屋台を出店していて、それを手伝ったのがキッカケ。日本人ウケが良いこともわかったし、長年やってきたバーテンダーの経験も活かせると思ったんですよね。

トラック運転手を始めた頃から「この仕事は不安定だから自分で店を出そう」と思っていたので、仕事の合間に運転しながら物件探しをしていました。ケバブ屋はとにかく人の目に触れる立地が大事なので、人通りの多いエリアで駅近を条件に、いろいろな場所に行きました。ただ、人通りが多くても繁華街過ぎると競合店も多いので、ほどよく競合が少ない場所に絞って探しましたね。今回の物件以外に横浜・山手の店舗も気になっていたんですが、人通りが少なかったので決め手に欠けました。そしてこの弘明寺の物件を見つけた時、人通りも多くわかりやすい立地だったので「ここならいける！」と確信しすぐ連絡し、内見で気に入ったので即決。決め手になったのは状態のキレイさと外からのわかりやすさ、坪数です。知り合いが多い土地でもあるので、やってみないとわからないけど一人で営業しても回せる範囲内かなと思って、ここでがんばってみようと決意しました。

ケバブはテイクアウトが多いので、夜はケバブとバルスタイルを一緒にしてくつろげる空間を作り差別化したいですね。メニューはケバブのみで、後はドリンク類を充実させます。
ケバブは牛と鶏の2種類を提供する予定で、みんなそれぞれこだわりがあるのですが、僕はスパイスにサフランを入れるのがポイント。パエリアなどのスペイン料理に使われることが多いサフランは、肉に合わせると香りと味が立って最高なんです。日本人が親しみやすい味を目指しているので、これから色々試行錯誤を重ねてオリジナルケバブを作っていきたいですね。
内装はまだ業者の人と相談していないので未定ですが、外観を綺麗にして看板が目立つようにできればと思っています。
また、今回新規開店の一番の僕の目的は「お客様に満足して帰ってもらうこと」。僕は接客が好きだから、話しをたくさん聞きたいんです。一人暮らしで普段あんまり会話の少ない人が元気になれるようなお店にしたい。何よりそうやって会話していると自分が楽しくなれますしね。そういう居心地のいい、コミュニケーションのできる場所にしたいです。