東京都葛飾区の北部にある亀有。多くの方は、亀有という地名を聞くと人気漫画の“こち亀”を思い浮かべるのではないでしょうか？
人情味あふれた下町をイメージしやすい亀有ですが、昔ながらの良さが残されつつ、都会的な一面も持ち合わせています。都内へのアクセスも良好で、レトロな雰囲気が好きな方に人気の街、亀有には新旧の魅力がぎっしり詰まっているのです。今回はそんな亀有の魅力についてご紹介します。
大きく変わりつつある街・亀有！新旧の魅力
人気漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の舞台としても有名な亀有は、かつては「亀無」と呼ばれていました。その後、“無”の文字は縁起が悪いとされ、江戸時代初期に現在の名に変えられたと言われています。江戸時代の亀有は、将軍家の鷹狩の場所として重要な土地でした。それから大正時代に入り、やがて工業地帯として発展していったようです。
そんな亀有の魅力と言えば、下町らしさが残るスポットが未だ数多く点在していることでしょう。亀有がこのような雰囲気を持つようになったのは、第二次世界大戦以降と言われています。亀有周辺は、第二次世界大戦で被害が少なかったようです。そのため近隣の墨田区や台東区などから人が流れて、現在のような下町気質を受け継いだのではないかと言われています。
都心部へのアクセスが良好
今でも下町情緒あふれる街並みをイメージしやすい亀有ですが、実は再開発が進み都会的な一面も持ち合わせています。亀有駅には常磐線が通っており、大手町へは乗り換えせずにたった30分でアクセスできます。乗り換えを含めても、上野や浅草へ30分でアクセス可能な好立地です。バス路線も充実しており、東京ディズニーリゾート・東京スカイツリー・羽田空港行きの便も出ています。一駅隣の金町には京葉線が通っているため、成田空港へのアクセスもしやすくなっています。
不動の人気を誇る商店街
亀有には買い物や遊びに便利な商店街が未だ人気を博しています。亀有駅南口の亀有銀座商店街、通称「ゆうろーど」は、AからE地区まであり、飲食店・総菜屋・呉服屋・日用雑貨販売と地域に密着した店舗が多く並んでいます。多くのお店が、今でも地域名に入っている“亀”にこだわっており、店名や商品名に“亀”の文字を入れ、昔から変わらぬ愛着を持ち続けています。地域の方々と交流しやすい温かみに包まれた商店街と言えるでしょう。
その一方で、亀有は大開発により発展した街という側面も持ち合わせています。駅前には、大型商業施設イトーヨーカドーやコンサートホールなどが入った「亀有アリオ」などのショッピングモールがあり、休日ともなれば地元の人で賑わいを見せています。大型ショッピングセンターでは、フードコートで定期的にイベントが開催されているので、丸一日楽しめます。このように、亀有は1996年から再開発が進められており新旧の二面性を感じることができるエリアです。目的に応じて商店街とショッピングモールの双方を利用できるため、住む方にとっても利便性が高いと言えるでしょう。
亀有の治安と家賃相場
昭和レトロが好きな方にとっては魅力的な亀有ですが、治安や家賃の相場も安心できます。亀有は都内の中でも家賃相場がかなり低く、リーズナブルな物件が多いのが特徴です。家賃相場が低いとはいえ、住みやすさにも定評があります。亀有には東部地域病院といった大きな総合病院があります。また、動物病院も充実しているため、ペットを飼っている方も安心して住むことができるでしょう。商店街やショッピングモールをはじめ、コンサートホールや映画館もあるため、地元でもさまざまな文化にふれることができます。
亀有のオススメの観光スポット
人気漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の舞台として有名な亀有には、多くの観光スポットがあります。
人気漫画のキャラクター像
亀有駅周辺には、亀有を舞台にした“こち亀”の人気キャラクターのブロンズ像が15体あります。さまざまな表情のブロンズ像を探し歩いてみてはいかがでしょうか？
亀有香取神社
鹿島神宮・香取神宮・息栖神社の東国三社明神をまつる亀有香取神社は、勝負運や開運厄除けなどにご利益があるとされています。また、美脚にもご利益があると噂され、モデルやタレントの方も足を運んでいるようです。亀有観光で多くの観光客が訪れるスポットのひとつとなっています。こちらにも人気漫画“こち亀”の銅像や飾られていたり、イラスト入りの絵馬が販売されていたりするため、ファンにとっては聖地と言えるでしょう。
水元公園
水元公園は、東京２３区中で最大規模の面債の水郷公園で、昭和40年4月に開園しました。野外ステージやキャンプ広場、水遊びができるスペースがあり、観光客や家族連れに人気です。また、区の花である「花菖蒲」が園内に100種類ほど植えられており、人気の鑑賞スポットとして知られています。６月のシーズン中に開催される「葛飾菖蒲まつり」には、より多くの観光客が訪れます。
中川の土手
休日になれば、ジョギングや犬の散歩で多くの人が行きかう中川の土手は、地元住民の憩いの場とも言えます。ゆっくりとした川の流れを楽しみつつ、心と身体をリフレッシュすることができます。
どんな飲食店がある？（1km圏内）
下町風情が漂う亀有には、地元の方に親しまれている飲食店が数多くあり、中でも和食はもっとも多く190件あります。続いて多いのが居酒屋の136件です。ほかにも、45件のカフェや36件のうどん・そば店があるなど、落ち着いた時間を過ごせる店舗が多くあります。
どんな業態が出店チャンス？
出店戦略でよく言われるセオリーに、“繁盛店の近くには繁盛店がある”というものがあります。つまり、すでに亀有で繁盛している『和食』や『居酒屋』の業態と同じジャンルであえて勝負することが、人気店となるチャンスを得ることにつながるかもしれません。
業態別 募集中の居抜き物件一覧
居酒屋の居抜き
和食の居抜き
周辺の主なスポット
・亀有駅
・亀有のこち亀像
・香取神社（亀有）
・亀有地区商店街
・曳舟川親水公園
・一里塚（水戸黄門像）
・柴又帝釈天参道
・都立水元公園
・熊野神社
・題経寺（柴又帝釈天）
・立石
・葛飾柴又寅さん記念館
・香取神社
・矢切の渡し
亀有に似た地域
千歳烏山
家賃相場がリーズナブルで住みやすい千歳烏山。同じく家賃が安めの亀有と共通点があります。
川崎
駅前に大型商業施設が立ち並び、買い物に困らない川崎は、ショッピングに困らない点で亀有と似ているエリアです。
門前仲町
昔懐かしい下町風情が残る門前仲町は、“こち亀”で人気の亀有に通じる風景があります。
類似地域 周辺の募集物件一覧
千歳烏山・川崎・門前仲町の居抜き物件一覧
どんな客層？
【平日/昼】
亀有のある葛飾区の昼間の人口は、376,235人。夜間と比べて人口が少ないことから、日中に自宅へ残る主婦層へ向けて、1,000円以下のランチを提供してみましょう。
【平日/夜】【土日】
亀有を含む葛飾区の夜間人口は442,586人であり、帰宅するサラリーマン層などにより日中と比べてかなり人口が増えることが分かります。落ち着いた雰囲気でリーズナブルに楽しめるお店が人気です。
人口特性
亀有1丁目から5丁目までの世帯数は、日本人と外国人を合わせて13,482件です。このうち外国人世帯が446件。特に3丁目と5丁目には葛飾区の中でも比較的多く外国の方が住んでいます。日本人住民は男性が12,288人、女性が12,884人で、男女比に大差はありません。
乗降人数
亀有駅にはJR常磐線が乗り入れており、大手町や上野をはじめとした都内主要エリアへも30分程度でアクセスできます。1日の乗降人数は平均で41,601人。こちらの数値は、常磐線の快速が停車しない駅の中では、第2位をマークしています。
亀有の賃貸相場
亀有エリアの賃貸相場は都内のほかの地域と比較してリーズナブルで、ワンルームで5万円代の物件も少なくありません。1Kで6万円前後、1DKで7万円前後が目安です。ひとり暮らしがしやすい一方、2Kで約7万円、2DKで約8万円という相場ですから、格安シェアハウスにも向いています。
亀有の店舗賃料相場
亀有周辺の店舗賃料相場は、15,0000～30,000円が目安となります。好立地の物件となると、賃料は400,000円程度にも達します。駅周辺には商店街などの商業施設が集まるほか、チェーン店も多くあるため、集客もしやすい立地と言えるでしょう。
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