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【しんぱち食堂×ABC店舗】FC加盟店を大募集 ~「儲けること」ではなく「続けていく」ことに価値をおく『しんぱち食堂』のFC戦略~

【しんぱち食堂×ABC店舗】FC加盟店を大募集 ~「儲けること」ではなく「続けていく」ことに価値をおく『しんぱち食堂』のFC戦略~

店舗面積わずか15坪で、1日平均の回転数25回。月間売上1000万円以上を叩き出す『しんぱち食堂』とABC店舗が提携。FC加盟店を募集することになりました。
そこで『しんぱち食堂』の生みの親であり、株式会社いろはにほへと 代表取締役の江波戸千洋氏と株式会社ABC店舗 取締役営業本部長の井部喜仁が対談。業界全体の流れから『しんぱち食堂』に込められた思いなど、存分に語っていただきました。

Q. 本日はお忙しい中、時間を取っていただきありがとうございます。どうぞよろしくお願い致します。

こちらこそよろしくお願いします。

Q. では、早速ではありますが、飲食業界のことから色々とお伺いしていきたいと思います。

はい、よろしくお願いします。

Q. 現在の市場環境について、印象はどうでしょう?

そうですね。業界全体の流れとしては「和」に偏ってきていると思います。昔は外食と言えば洋食というイメージでしたが、今は「和食が外食」になっていますね。

Q. 確かにファミレスなどの外食は「洋食」が中心のイメージでしたね。

今の飲食業界は「健康志向」や「少子高齢化」に強い影響を受けています。これは、僕の感覚ですが15年ほど前から始まった気がしています。具体的に言うと、お茶や水がどんどん売れている、これは今の「健康志向」の社会の表われかなと。

Q. マーケットが小さくなったと言われていますが、それは感じますか?

少子高齢化のためマーケットの縮小はあると思います。まあこれは飲食業界に限った話ではありませんね。どこもそうだと思います。昔と今は全然違いますね。昔の飲食店は儲かっていました(笑)店を出せば出すほど儲かった。ただ、今はそうじゃない。

Q. 店を出せば良いという時代ではありませんね。でも儲かるところはちゃんと儲かっている。

勿論です。やり方の問題だと思っています。それに、マーケットの縮小よりも、今なら「和食」の需要が高い、この『時流』を掴むことも大事ではないでしょうか。

Q. その時流を掴んでいるからこそ『しんぱち食堂』は店舗数が伸びているんですね。

そもそも、和食の受け皿の店が少ないんです。寿司は回転ずしが出てきたことで低価格の波に移行しましたが、和食には「コスパが良くて美味しい和食を食べられる店」が少ない。『しんぱち食堂』はそれをクリアしている。確かに時流に合っているんだと思いますよ。

 

『しんぱち食堂』の外観
 

「昔の人が当たり前にしていたことを大事にしたい」
丁寧に作った食事を、日常の中に取り入れる

Q. 『しんぱち食堂』のコンセプトである「日本の食文化を取り戻し、進化させたい」これにはどのような思いが込められていますか?

飲食を始めた時は、儲かれば良いなと思って始めたんですが(笑)やっていくうちに気持ちがどんどん変わりましたね。お客さんに喜んで頂くにはどうすればいいか、これに尽きると思い、いつも考えていました。
始めた当初から、ビジネス街で店舗を出しています。ビジネス街は「安くて美味しいもの」を出すと喜ばれる、そしてリピート客が増えることで繁盛する。分かりやすい構図です。だからコスパの良い美味しい食事を提供することに力を注いできました。その中でも、ずっと並んでいただいたのが「しんぱち食堂」の原型となる「越後屋」のランチだったんです。そのランチは干物の定食です。そこを専門の業態にしたのが『しんぱち食堂』でした。

Q. 分かります。ランチは出来るだけ安くて美味しい店に行きたい(笑)一旦気に入ると、ずっとそこに通ってしまいます。

みなさんそうなんです。限られた予算の中で、一番良い所に通ってくれます。

Q. リピート客から学んだことが『しんぱち食堂』に込められていると。

ええ、そうです。『しんぱち食堂』は定食を出しています。炭で魚を焼き、出汁をとった味噌汁とご飯、とてもシンプルです。
ただ、今のような「手軽に」「簡単に」といった料理ではありません。

味噌汁ひとつとっても、まずは「出汁を取る」、ご飯は厳選したお米を使い、こまめに炊飯して常に炊きたてを提供する。これって美味しいご飯を召し上がっていただくためには当たり前のことですよね。でもこんな当たり前のことで「こんなに美味しいんだ」と驚いてもらえるんです。

丁寧な食事でお客さんに感動してもらえた、「これだ!」と思いましたね。昔は質素と言われていた「丁寧な食事」をしんぱち食堂では取り戻そうというコンセプトです。

 

『しんぱち食堂』サーモンハラス干し定食

Q. 素晴らしいコンセプトですね。では、この「進化」とはどういったことでしょうか。

進化とは「素材の美味しさ」を最大限に引き出す企業努力のことです。例えばそれが「炭火」で焼くことや、手前を惜しまずこまめに炊飯すること。常々、味の研究もしています。味噌汁も改良を続けているんです。器の大きさや出汁も変えています。米の研ぎ方一つとっても研究を重ねている、これが進化だと思います。だから「美味しい」んです。

FC展開の決め手や「思い」。自分の挫折から学んだ、哲学。

Q. 『しんぱち食堂』の今後の展望と、FC展開を決めた理由はなんでしょうか?

先ほど言ったように、昔の飲食は儲かっていました。繁盛店だったら、どんどん店舗数も増やせた。だけど今は競争率も出店のコストも高くて大変です。自社の力のみを使って短期間で多数のお店を出店するのも難しい。ただ、それと同じように開業したいけど中々踏み出せない人も多いですよね。そういう人にFCという選択肢も増やしてほしいと思っています。

Q. FCという選択肢が、開業の中に増えれば可能性も広がりますね。

ええ。また、これは自分の経験からも言えることですが商売を上手く行かせたいなら、上手く行っている所から学ぶのが確実です。
自分は長年、野球をやっていて実業団に入っていました。ただ、プロにはなれなかったんです。「自己流」が要因の一つだと思っています。
プロになりたければ、プロから学ぶべきだと思うんです。商売や経営も同じです。開業というのは本当に大変だからこそ、FCで学んで欲しい。
うちが今まで培ったものを全て出して教えますからね。

Q. 江波戸さんご自身もかなり勉強されたんですね。

ええ。いろいろ勉強しました。多くの人を見てきた経験からもそう言えます。

Q. FCもすでに様々な方がやっていると思うのですが、その中でも上手く行っている人はどんな人でしょうか?

素直で実直な方が成功されています。また飲食の中でもう一本柱を立てたい人は向いていると思いますよ。うちは米の研ぎ方一つまで研究を重ねているので、それをきちっと真面目に出来る人と組みたいですし、そういう人が上手くいっています。また企業であれば、人を抱えている所は強いですね。人材不足も課題の一つですから。

売上を上げるスピード提供の工夫。店舗は総合芸術。

Q. 『しんぱち食堂』と言えば、坪に対する「売り上げの高さ」がすごいですね。月間1000万円の売上を可能にしている仕組みはどのようなものでしょうか?

まず、カウンターメインの客席配置にしています。
するとお客様は「食べたら出る」と自然と思ってくれる。だから回転数が上がります。また時間短縮のために炭火の両面焼きを実現しています。両面で焼くから熱が通るのも早い、だからスピーディーに提供できています。

Q. 店内のこだわりはありますか?

細かい所もこだわっていますよ。その一つが音楽。『しんぱち食堂』の店内は虫の音が混ざった自然音を流しています。実はちょっと特殊な仕掛けをしていて(笑)ループではないので、同じ音はしないようになっているんです。

Q. なるほど。自然音だからこそ、どこか懐かしく、ホッとひと息つける空間なんですね。

実は、僕は映画が大好きで(笑)映画は総合芸術と言われていて、音楽はものすごく大事。それを飲食にも反映させようと決めていたんです。店舗も総合芸術です。一つ一つに意味を込めていますよ。

それは知らなかった!いつも行くお店がここまでこだわっているのは通う方も嬉しいと思います。

 

『しんぱち食堂』の店内。コの字型のカウンターがメインです。
 

FCのサポート体制と、「ロイヤリティ3%」に込めた【思い】

Q. FC加盟した際の本部のサポート体制についてお伺いします。FC加盟となると本部からのサポートは加盟店としても重要な部分ですね。

サポートとして、仕入れ関連、食材や食品の確保、マニュアルも用意しています。衛生面や・接客も定期的にフィードバックしています。オペレーションに関しては、本社での2ヵ月間の研修を実施。サポート体制は万全です。
『しんぱち食堂』にはスーパーバイザーと呼ばれる、店舗を巡回する人達はいません。だからこそ研修の2ヵ月で自立して欲しいんです。
良い関係を築くには必ず「自立」が必要です。スーパーバイザーがいない分、その代わりにコストを下げて利益を出す方に協力したいと、本部は日々研究しています。

Q. ロイヤリティが3%と一般のFCよりも良心的な気がしますが?

ええ、他に比べても低いと思っています。私たちは、加盟店の利益が全てだと考えています。
収益性が全て。本部が儲けようということはあまり考えていません。そもそもFC制度で儲けようと考えていないんです(笑)
スーパーバイザーがいないので人的なコストがない分、加盟店と本部が協力関係を築けて、展開も広がると思っています。
また、ロイヤリティをたくさん取ったとしても、店が続かないと意味がありません。

Q. おっしゃる通りです。ロイヤリティが苦しくては、お店も続かない。

そうです。それに、食材を仕入れ価格より高くして「本部のものを買いなさい」もありません。
仕入れ先を教えるので直取引しなさい、というやり方です。長く続けることが誰にとっても大切なんです。
だからこそロイヤリティは低い。ロイヤリティで稼ぎたいわけではなく、win-winの関係を長く続けることが大事だと思っています。

Q. 貴重なお話をありがとうございます。では、最後に今後ABC店舗に期待することはなんでしょうか?

良い物件が欲しいと思っています(笑)物件を待っている加盟店の希望者さんは多いですからね。それに、例えばマンションだと魚を焼けない所も増えていますよね。そういうのを含め、全国の地方にも十分需要があると思っています。

Q. お任せください(笑)そしてどうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

こちらこそ、よろしくお願いいたします。

貴重な話を語っていただき、大変有意義な時間となりました。
そして今回、株式会社越後屋が経営する『しんぱち食堂』のFC加盟店をABC店舗で大募集。
ABC店舗は、飲食店居抜き物件専門の不動産会社として、数多くのお客様の「開業の夢」を手助けしてきた実績と信頼があります。
開業の物件探しは、ABC店舗に任せてはいかがでしょうか。
まずはお気軽にお問い合わせください。

しんぱち食堂 FC加盟店募集

株式会社ABC店舗では、しんぱち食堂と提携しFC加盟店を募集しております。
詳しくは特設ページをご覧ください。

終了いたしました

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03-3492-1910(平日10時~17時)
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Written by 飲食店の居抜き物件なら!居抜き店舗ABC
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