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【飲食店のアイディアは無限大!】話題のシュクメルリって何?多国籍料理はなぜ人気に?

【飲食店のアイディアは無限大!】話題のシュクメルリって何?多国籍料理はなぜ人気に?

飲食店のアイディアは無限大!

飲食店の開業を決意するにあたり、まず大切になることがコンセプトの考察。
どのようなジャンルの飲食を提供し、どのような層をターゲットにしていくかを最初に考えることになります。

飲食店のジャンルは限りない!

グルメ情報サイト「Retty」の料理ジャンル一覧ページでは総勢240超のジャンルが定められており、料理だけでも果てしない数のジャンルが存在することがよく分かります。

また、定番のジャンルでも、和食一つとっても寿司、天ぷら、懐石、創作和食…と、ジャンル内でもコンセプトは様々。
ラーメンに至っては、醤油、味噌、塩、とんこつといった従来の定番に加えて、近年は鶏白湯ラーメンや台湾ラーメンなどの店舗も急増。とんこつだけでも博多とんこつから東京とんこつまで、数え始めたらキリがないほど様々なコンセプトが混在しています。

このように、飲食のコンセプトに関するアイディアは無限大。自分自身で飲食店を開業する場合、アイディア次第で様々なコンセプトの店舗を自由自在に実現できます。
【飲食店のアイディアは無限大!】シリーズでは、巷で話題の飲食コンセプトをご紹介。ぜひ、コンセプト決定の参考にしてみてください。

話題沸騰のシュクメルリとは?

2020年1月14日より、大手牛丼チェーンの松屋が「シュクメルリ」の全国販売を開始。
これを発端に、SNSを中心にシュクメルリが大きな話題となっています。

シュクメルリ(Shkmeruli)とは、ロシアやトルコと隣接したコーカサス地方の国家・ジョージア発祥の料理です。
我が国では平成27年までグルジアと公式に呼称していた国家であることから、グルジア料理としても知られています。

シュクメルリは、ニンニクとスパイスを利かせたミルクベースのソースで鶏肉を煮込んで作られます。
現地ではニンニクがふんだんに使われており、ミルクソースながらも強いパンチが効いた味わいとなっているようです。

シュクメルリの現地レシピを再現してみた

インターネット上で公開されている現地発信のレシピを参考にシュクメルリを作り、実食を通じて人気の要因を探ります。
今回は本場の味をできる限り再現するべく、現地ジョージアから発信されたいくつかのレシピを参考にし、日本の家庭で再現可能な形で調理を行いました。

メインは鶏肉

レシピによって部位は様々。丸鶏をそのまま使用するレシピもありましたが、今回は鶏むね肉を切らずにそのまま使用します。
まず、塩コショウで下味をつけた鶏肉の両面を焼いていきます。

大量のニンニクを使用

シュクメルリの肝はニンニク。
現地発信のレシピを見てみると、どのレシピも日本の食卓では考えられないほど大量のニンニクが使用されています。
今回は本場の味に近づけるべく、6片を使用しました。

さすがに、もつ鍋やニンニクマシマシのラーメンでもここまで大量には使わないはず…。たまねぎのみじん切りにしか見えません。

生クリームとニンニクでソースを作る

鶏肉を焼いている間に別の鍋でソースを作ります。
オリーブオイルでニンニクを炒め、香りが出てきたところで生クリームを投入。
換気をしていても部屋中にニンニクの香りが広がります。

スパイスで味付け

塩コショウで味を調えることはもちろんですが、本場ではコリアンダーやパプリカパウダーなども使用します。

焼いた鶏肉を煮込んでいく

先ほど焼いた鶏肉を投入し煮込んでいきます。
煮込んでいくにつれてソースも煮詰まっていき、次第に濃厚な味わいとなっていきます。

バターでコクを出す

バターを25g投入。これを入れることでソースのコクが強まりました。

仕上げにチーズを惜しげもなく投入

最後に惜しげもないほど大量のチーズをかけていきます。
とろけていくチーズが醸し出す芳醇な香りは、熱されたニンニクの匂いに程よくマッチ。食欲を増進させます。

完成

完成したものをリビングへ持って行ったところ、ほんの数秒でニンニクの香りが部屋いっぱいに広がりました。
気付けば家じゅうがニンニクの香りに包まれています。もはやニンニクで出来た家なのではないかと錯覚するぐらいです。
日本で定番の家庭料理では、ここまでのレベルは体験できません。

衣類や寝具に匂いが染みついてしまわないか心配になる反面、食欲がより一層刺激されていき「早く食べたい!」との想いがだんだんと強まります。

【人気の要因考察①】日本の食卓にはない、海外特有の味わい

味付けはニンニクとスパイスのみとシンプルながら、とてもパンチの利いた味わい。
コクのあるミルクソースはニンニクの力強い風味がよく合い、あまりの美味しさに無心で食べ続けてしまいました。

これほどまでに大量のニンニクが効いた料理は日本の食卓では非常に珍しく、さらにコリアンダーやパプリカといったスパイスの風味もあり、日本発祥の料理にはない味。外国の料理を食していることを強く実感させられます。
この珍しさこそ、人気となっている要因のひとつであると考えられます。

【人気の要因考察②】家庭で作るには時間が掛かる

シュクメルリを自作すると決めてから実際に食すまで、4時間ほど掛かりました。
日本では、すべての家庭にコリアンダーやパプリカパウダーがあるとは限りません。
食材を買いに行く際にスパイスを探してみましたが、筆者の場合はパプリカパウダーの入手に苦戦。スーパーを3件回ってようやく集めることができました。
また、調理にも4~50分ほど要したため、完成したころには空腹度合いが限界近くまで強まっている状況でした。

【人気の要因考察③】調理にも片付けにも手間を要する

調理工程に関しても一度焼いた鶏肉を別途作ったソースで煮込んだりと、シンプルな煮込み料理と比べると手間を要します。
6片ものニンニクをみじん切りにする際にも手間がかかり、手についたニンニクの匂いを落とすことも大変でした。

また、片付けにも一苦労。フライパンと鍋の双方を使用したことはもちろんですが、ミルクソースを作った鍋は油分と匂いの付着が強く、洗浄にも手間が掛かりました。

話題になっている料理だからといっても、エスニックなどの多国籍料理は家庭で簡単に自作できるものではない場合が多くあります。
今回のシュクメルリはとても美味しく、もう一度食べたい気持ちは強くあります。しかし時間と手間を要したことから、次回は飲食店で食べたいと思ってしまいます。

大きなブームになりつつある多国籍料理

昨今、大阪のビジネス街はスパイスカレー激戦区となっており、たこ焼きやお好み焼きといった“粉もん”を凌駕。
特にランチタイムでは、ビジネスマンの定番ランチとして根付いています。


大阪ビジネス街のスパイスカレー店

日本各地に目を向けてみても、インド料理やタイ料理などのエスニックを扱う飲食店は年々増加しています。
このような多国籍料理が人気となっている要因は《日本の家庭ではなかなか再現できない味》なのかもしれません。

近年日本で取り扱う飲食店が特に増えた多国籍料理は、どれも日本発祥の料理にはなく、なおかつ家庭ではなかなか再現できない味ばかりです。

ビリヤニ

2018年頃にSNSで話題沸騰となったインド式の炊き込みご飯です。
数多くのスパイスが使用されており、本格的な店舗ではインドの香り米・バスマティライスを用いて作られます。
スパイシーさとバスマティライスが醸し出す独特な香りは、まさに日本の食卓にはない風味。
本格的なものを作るためにはインド式の鍋を使用し、調理工程に関しても手間と技術を要するため、日本の家庭ではなかなか再現できないことも人気の要因であると考えられます。

ガパオライス

タイ料理の代表格であり、以前から人気が根強いガパオライス。
近年のエスニック人気もあり、最近は専門店も数多く登場しました。
スパイシーな風味やナンプラーによる独特な味付けは、まさに日本の食卓にはない風味です。

シンガポールライス・カオマンガイ


写真はシンガポールライス

シンガポールライスやカオマンガイといった、鶏肉とお米を炊き込んだエスニック料理も人気が高まっています。
一見すると日本の炊き込みご飯と似ているように感じますが、国が違えば出汁などに関する文化も全く異なるため、これまた海外独特の味わい。
本格的なお店はジャスミンライスなどの香り米が使われていることも。
シンガポールライスは数種類のソースがついており、より一層エスニック感が増します。

多国籍料理をコンセプトに開業するのであれば、珍しさがカギ!?

エスニックをはじめとする多国籍料理をコンセプトにした飲食店は、現在でも出店数が増加中。ブームはさらに加速する可能性を秘めています。
シュクメルリが大きな話題となっているように、日本の食卓にはない味であり、なおかつ家庭での自作には手間がかかる料理であれば飲食店での需要は高まることが考えられます。

多国籍料理はSNS映えしやすい

TwitterやInstagramを誰もが使用するようになった昨今。話題になった料理を食べたことをSNSに載せるために飲食店を訪れる人々も多くなりました。
多国籍料理は話題性や珍しさがあることから、SNSでネタにしやすい飲食ジャンルです。

2019年にInstagramを発端に大流行したチーズタッカルビやチーズハットグがそうであったように、“SNS映え”を意識した盛り付けや見た目も、成功の要因となり得るでしょう。

チーズタッカルビ(❤9200超の投稿)

チーズハットグ(❤4700超の投稿)

ベトナム料理(❤1300超の投稿)

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☆ ☆ 大阪・肥後橋のベトナム料理店チャオサイゴンでベトナムフレンチコースSを頂きました💜¥2,780(税込) @chaosaigon ・ ・ APAホテル肥後橋の最上階30階✨眺めが良い〜✨ まずは前菜4品、生春巻き、青パパイヤのサラダ、サーモンのマリネなど。添えてある花がオリエンタル🌸 そしてバインセオ、ホーチミンの名物でお好み焼きに似てます。表面はカリッ、中はもやしと豚肉、ヘルシー💕 次はチャカラボン、ハノイの伝統料理だそう。お鍋とブン(お米の面)、麺の上に具を乗せて頂くらしい… 玉ねぎと白身魚の揚げ物が、何とも言えない良い香りでグツグツ💕本場は雷魚だそうです👀 メインはホーチミン名物ビーフシチュー"ボー・コー" 濃厚なのにさらさらとしたスープ、お肉もホロホロと柔らかい✨ シメは牛肉のフォー✨牛骨を8時間じっくり煮込んだスープなんだとか❤コラーゲンたっぷりかなぁ❤お味はあっさりでした♪ デザートはチェーとケーキ盛合せ、ベトナムコーヒー。チェーはココナッツミルクの善哉的な感じ?でしょうか?ココナッツミルクにタピオカ、フルーツ、お芋の団子や甘い豆が入っていました👍🏼 ・ ・ ベトナムコーヒー、深い味わいのコーヒーに練乳をたっぷり入れて♪色々なスパイスやお肉を食べたあともスッキリです。 入口は「ん?居酒屋さん?」という印象でしたが、中はスタイリッシュな感じ♪テラス席も広く、夏の夜はビアガーデン的利用も良さげでした✨ ・ ・ ☆ ☆ #チャオサイゴン#ベトナム料理#ベトナムフレンチ#肥後橋#肥後橋ランチ#アパホテル大阪肥後橋駅前 #osaka#osakafood#生春巻き#バインセオ#チャカラボン#ボーコー#フォー#ビーフシチュー#チェー #ベトナムコーヒー#chaosaigon#大阪グルメ

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Written by 飲食店の居抜き物件なら!居抜き店舗ABC
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