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【飲食店開業】カレー屋で開業を目指すなら

【飲食店開業】カレー屋で開業を目指すなら

カレー屋開業の魅力

昨今、カレーグランプリの開催やカレー激戦区とされる街が広がりをみせ、メディアやSNSで話題に取り上げられることの多いカレー屋。
カレーを嫌う人はいないと言えるほどに万人に好まれ、日常的に食されている食べ物ですが、飲食店を開業するにあたってのカレー屋の魅力はどこにあるのでしょうか。

その答えとしては多岐にわたって考えられますが、カレー屋を開業する魅力の一つは、スパイスと具材の掛け合わせによりお店の特徴を存分に表現できる点にあります。

居酒屋やレストランのメニューにおいて、特色のあるお店の味を出すことは至難の業ですが、カレー屋におけるお店の味はスパイスの種類や量によって大きく異なる為、顧客にわかりやすく認知してもらいやすいのです。
その他にも、少ないメニュー数でも営業可能で仕入れ材料が一定の範囲で済むことや、仕込みと調理の効率化が図りやすく提供スピードと回転率を上げられることなど、カレー屋で開業するメリットは多くあげられます。

カレー屋を上手く経営するための手段

カレー屋を経営するにあたっては店内でお客様に食べていただくだけではなく、テイクアウトやデリバリー、オンライン販売といった複数の販売手段を活用することで収益の増加を狙うことができます。特に、日本において一般のご家庭でスパイスからカレーをつくることは日常化しておらず、コロナ禍を経てテイクアウトやデリバリーでの購入が浸透してきた為、本格的なカレーを求めて注文が入ることは今後も一定数の見込みがあるといえます。

また、お店のレイアウトを考える際には、一人顧客が入りやすいようなカウンター席を設けたり、テイクアウト専用カウンターをつくって受渡しのオペレーションをしやすくしたりすることも一つのアイデアです。

カレー屋といってもインド系、ネパール系、スリランカ系など多種多様なカレーが存在し、世界各地で印象の大きく異なる内装の店舗が多くみられますが、異国情緒あふれる現地の店舗を全面に表現するのではなく、味は本物志向で現地のままに、店構えは日本人が親しみやすい内装にする等して来店のしやすさを考慮することも必要です。ターゲット顧客やコンセプトを明確化し、他店との差別化を図りながらお店のイメージを固めていきましょう

カレーの決め手となるスパイス

カレーはスパイスの効かせ方がポイントの料理です。そのお店らしさを出すためには良質のスパイスをブレンドして他店にはない特徴を打ち出さなくてはなりません。スパイスは新鮮さが勝負なので、信頼できるルートで購入することが大切です。ターメリックなどはパウダーでもいいのですが、クローブやナツメグ、シナモン、レッドペッパー、ブラックペッパー、コリアンダーそしてフェンネルはシードあるいは粒のまま買って粗挽きにして使うと香りが全然違います。お店の前を通り過ぎて「あまりにいい匂いがするから入ってみた」と言われるような魅力的でスパイシーなカレーを提供したいのであれば、スパイスは絶対にケチってはいけません。

カレーは薬膳と同じで消化にいいスパイス、健胃作用のあるスパイスなどが含まれています。イメージ通りのルーができるまではスパイスの配合量を調整しながら何度も何度も試していくことが肝心です。

カレー屋開業に必要な資格・届け出とは

食品衛生管理責任者資格の取得と飲食店営業許可の届け出

飲食店を開業するときには、全業態共通で「食品衛生管理責任者資格」の取得と「飲食店営業許可」の届け出が必須となります。ちなみに、飲食店営業許可を各市町村が指定する保健所へ提出する際に、食品衛生管理責任者の資格が必要になるため、「食品衛生管理責任者資格」取得後に「飲食店営業許可」を提出するという流れがよいでしょう。

食品衛生責任者の資格取得については、
こちらの記事をご覧ください!

中には、実店舗ではなく、キッチンカーを利用した移動店舗でのカレー屋開業を考えている人もいるかもしれません。キッチンカーの場合には、行く先々で食品営業許可を取る必要があります。キッチンカーの食品営業許可では、提供できる品目数や給水タンクの容量などが定められていますので、お店のコンセプトを決める時点で詳しく調べておくことをおすすめします。また、キッチンカーで何かしらのイベントに参加する場合には、「露店等の開設届出」が必要となり、各市町村の消防本部に提出しなければなりません。

余談にはなりますが、日本カレー機構が発行している「カレーエキスパート」という資格を取っておくのもいいかもしれません。これは、「カレーの幅広く深い知識を有することの証」と称される資格です。資格取得にあたっては、➀カレーに関する総合問題50問の認定試験、➁カレーの魅力と作り方に関する講習会、➂提携養成講座の受講、すべてを満たす必要がありますが、カレーのエキスパートを証明するものになりますので興味のある方はぜひ挑戦してみるといいでしょう。

開業資金を抑える方法

カレー屋を開業するにあたっては、特別必要となる厨房機器はなく内装にかかる費用は比較的安く済ませることができます。

しかし、強い臭気を伴う業態となりますので、十分な排気をおこなうダクトとグリストラップは必須となります。スケルトンからの工事で新設するとなると、コストが大きく膨らんでしまうので、開業資金を極力抑えたい方には居抜き物件をおすすめします。カレー屋での出店であれば、前テナントの業態によって内装が絞られることなく転用できる出店業態にあたりますので、物件の幅としても広く検討することができるといえます。

キッチンカーでの開業を検討されている場合には、新車の軽ワゴンなどを購入してカスタマイズすると金額が張ってしまいますが、中古のキッチンカーであれば200~300万円程度で入手することができます。

外国籍のスタッフを雇う注意点

さいごに、雇用に関しての注意点をお伝えしたいと思います。
カレー屋での開業の場合、外国籍の方が経営したり店舗スタッフとして働くケースが多々考えられますが、外国籍の方が働く際には在留カードと在留資格が必ず必要となります。在留資格の有効期間は15日間~5年間、あるいは無期限と人によって大きく異なります。働き手となる外国籍の方が就労ビザを持っていない場合には店舗経営者が「在留資格認定証明」の手続きを行い、留学ビザで日本に滞在している留学生の場合には「資格外活動許可」を申請することによって、週に28時間まで働けるようになります。のちに不法滞在が発覚しないように、雇用前にきちんとした確認と手続きを行いましょう。

カレー屋の居抜き物件


Written by 飲食店の居抜き物件なら!居抜き店舗ABC
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