築地は東京湾の河口部にあるため、特に海に関連する分野で栄えています。世界一とも言われる卸売市場「築地市場」はその代表です。昼間の築地は、業者や観光客など、多くの方で賑わっています。たくさんのお客さんを呼び込める可能性を持った地域です。こちらのページでは、築地にお店を開く際に参考になるデータをご紹介します。

活気溢れる築地の街

築地は、東京都中央区にある街です。明治時代から中央区京橋地域の行政的な中心地であったため、警察署や郵便局といった行政機関が集中しています。さまざまな観光地がありますが、中でも世界最大級の市場である築地市場は、日々多くの方で賑わっています。ほかにも築地本願寺をはじめとした観光スポットが存在し、休日も楽しめるエリアです。

築地の歴史

築地のもっとも古いルーツは江戸時代です。江戸時代初期、徳川家康は大阪の「佃村」から漁師を呼び寄せて、特別な漁業権を与えました。鯛のような魚介類は江戸城に献上させ、残った魚は日本橋河岸で売ることを許します。その後、江戸が賑わうのと同時に「魚河岸」として発展し、魚だけでなく練り物や海苔、鰹節のお店も営業するようになりました。

日本橋の魚河岸は順調に発展していきますが、1923年(大正12年)に発生した関東大震災によって、壊滅的な被害を受けます。代替として、築地の海軍省所有地を借り受けて、臨時の魚市場が開かれることになりました。これが現在の築地市場の前身です。

築地は戦時中の統制によって、一時は閑散とします。しかし、この地域は戦火を免れたため、終戦とともに賑わいを取り戻します。やがて「都民の台所」と呼ばれるようになり、世界最大の水産物流量を誇る市場として栄えました。

都心へのアクセスが便利

築地駅には、東京メトロ日比谷線が乗り入れています。銀座や豊洲に近く、買い物する場所に困りません。築地駅から銀座駅までは日比谷線で約3分、豊洲駅までは徒歩と電車(有楽町線)にて約15分で行くことができます。新宿や渋谷へも電車で30分かからずに出られます。

浜離宮恩賜公園で自然豊かな景観が楽しめる

築地の近くには、自然豊かな浜離宮恩賜公園があります。浜離宮恩賜公園には、60種類約800株の花が植えられた「ぼたん園」や、六大将軍家宣の偉業を称えて植えられた松の見られる「三百年の松」といったように、見どころが豊富です。また、都内で唯一実際海水の出入りする「潮入の池」があり、ボラ・セイゴ・ハゼ・ウナギといった海水魚が棲んでいます。

浜離宮恩賜庭園は、1654年に甲府藩主徳川綱重の別邸として造られました。その後、甲府藩の下屋敷として利用されます。しかし、綱重の子どもである家宣が6代将軍となったため、甲府徳川家は絶家となり、庭園は将軍家の別邸となりました。明治時代には、外国人接待用に「延遼館」が建てられ、迎賓館として利用されるようになります。1946年に都立公園として一般公開されるようになり、多くの方が訪れる観光地となりました。

世界最大級の市場「築地市場」の魅力

築地でもっとも有名なのは、世界最大の卸売市場である築地市場です。市場には毎日、届いたばかりの新鮮な魚介類や青果が並びます。また、タイミングが合えば、マグロの解体ショーも見られます。

築地市場の朝は早く、朝5時頃から営業しています。ただし、早朝は仕入れに来ているプロの業者が多く、慌ただしい雰囲気になっているため、落ち着いて回るには10時頃に行くのがおすすめです。築地市場は閉まるのも早く、14時を過ぎた頃から多くの店が営業を終えます。築地市場に行く際は、営業時間に注意しましょう。

観光スポットが盛りだくさん

築地で有名な観光スポットは、築地市場だけではありません。築地本願寺や聖路加(せいるか)ガーデンといったように、さまざまな名所があります。

築地本願寺は、珍しいインド洋式の建物です。京都にある西本願寺の別院として1617年に日本橋に建設された寺社ですが、火事によって消失し、1679年に築地に移されました。日々たくさんの観光客が訪れ、特に夏の納涼祭りの際は大変な盛り上がりを見せます。

聖路加ガーデンは、隅田川沿いに建つ2棟の高層ビルです。聖路加国際病院や聖路加国際大学を運営する聖路加レジデンスが建設しました。高齢者向けのマンションとホテルがある「レジデンス棟」と、飲食店やクリニック、スポーツジムのある「タワー棟」があり、毎日多くの方が利用しています。

築地の特徴

築地は全体的に住みやすい街です。犯罪件数が少なく、中でも築地1丁目や明石町、入舟3丁目は大変治安が良くなっています。一人暮らしの女性や小さな子どもがいる家族も安心して住める地域です。ただし、銀座2、3丁目や築地6丁目は若干犯罪件数が多くなっているため、お気をつけください。

築地駅の側には、大型のスーパーマーケットはありませんが、「まいばすけっと」や「miniピアゴ」といった小型スーパーがあるため、日用品は問題なく買い揃えられます。コンビニやドラッグストアも豊富です。生活のために必要な買い物もしやすくなっています。

 

どんな飲食店がある?(1km圏内)

築地には和食店が1,435件と非常に多くあります。有名な築地市場があり、ほかのエリアと比べて寿司店を中心とした和食のお店が数多く立ち並んでいます。また、居酒屋(880件)やBAR(517件)、カフェ(415件)も多く営業しているようです。

どんな業態が出店チャンス?

同じ業態の繁盛店の近くに店を開くと、互いに競争意識が働くことから、より繁盛すると考えられています。築地には『和食』や『居酒屋』が多いため、これらのお店を開こうとお考えの方は、出店のチャンスです。自信があるならば、ぜひ寿司店で勝負してみましょう。

業態別 募集中の居抜き物件一覧

居酒屋の居抜き
和食の居抜き
ダイニングバーの居抜き

周辺の主なスポット

・築地市場
・築地場外市場
・築地本願寺
・築地小劇場跡
・桂川甫周屋敷跡
・ストックプラス
・歌舞伎座
・築地魚河岸
・法重寺
・トイスラー記念館
・築地川公園デイキャンプ場
・築地寿司インサイダーワークショップ
・松竹大谷図書館
・芥川龍之介生誕の地

築地に似た地域

小伝馬町

小伝馬町は、築地同様に交通アクセスの良い街です。東京駅へは乗り換え無しで約13分、新宿・渋谷・池袋へは乗り換え1回で25~30分で行けます。

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どんな客層?

【平日/昼】
築地のある中央区の昼間人口は、608,603人(2015年)です。昼間は仕事で足を運ぶ方が多いため、人口が大幅に増えます。お昼休みに気軽にランチへ行けるように、価格は1,000円ほどに設定するのが適しています。

【平日/夜】【土日】
中央区の夜間人口は141,183人(2015年)になります。多くの方が帰宅してしまうため、夜間の人口は4分の1ほどに減ります。利用するのは、地元住民が中心になりますが、中央区に住んでいる方は裕福な方が多いため、メニューの価格は3,000~4,000円が適しています。

人口特性

築地の人口は、男性が3,649人なのに対して女性が4,262人と、女性の方が多くなっています。小さな子どものいるファミリー層も多く住んでいらっしゃいます。また、築地には1869年に外国人居住地が設けられたことから、現在も外国人居住者が多い傾向にあります。

乗降人数



東京メトロ日比谷線築地駅は、1日の平均乗降者数が75,866人(2016年)と、日々非常にたくさんの方が利用している駅です。利用客数は東京メトロ全130駅中57位となっています。2011年からは、年々さらに乗車人数が増加していっています。

築地の賃貸相場

築地の賃貸相場はワンルームを借りた場合、10.57万円となっています。1LDKでは14.02万円、2LDKだと22.25万円です。中央区全体の家賃相場は10.24万円と、東京23区の中で3番目に高くなっています。しかし、治安が良く都心へのアクセスも良い、住みやすい地域です。

築地の店舗賃料相場

築地の平均坪単価は26,456円です。最高坪単価は58,328円、最低坪単価は13,000円となっています。月に40~60万円の家賃を払っている方がもっとも多くなっています。築地の平均賃料は2015年から2017年にかけて年々上昇していましたが、2018年には3万円ほど下がりました。

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