東京都北区の王子は、都心へのアクセスがしやすい便利な地域です。駅の南側には飛鳥山公園があり、桜やつつじ、あじさいといった花を見て楽しめます。公園の側にある三つの博物館も人気です。こちらのページでは、王子駅周辺の情報についてお伝えします。これから王子エリアへの居住や出店を予定されている方は、ぜひチェックしてみてください。

工場の街として発展してきた王子

王子は明治初期に日本初の製紙工場が作られたことから、工業の街として発展した地域です。現在では工場の跡地は住宅地に変わり、面影はほとんど残っていません。しかし、博物館では工場の街として栄えていた当時の様子を知ることができます。街全体に緑が多く、住みやすいことから、年々注目度が上がっている地域です。

王子の歴史

王子という名前は、鎌倉時代に王子権現(現在の王子神社)にちなんで名付けられました。王子権現は徳川家康を始めとした江戸時代の将軍たちに篤く信仰されていた神社です。神社があることから、王子には日光詣の将軍一行が何度も訪れていました。また、明治時代には実業家の渋沢栄一や政治家の陸奥宗光といった、日本の発展に貢献した方たちが暮らしていたことでも有名です。深い歴史のある地域となっています。

東京や上野へのアクセスが便利

王子駅にはJR京浜東北線・東京メトロ南北線・都電荒川線の3路線が乗り入れています。東京駅や上野駅へ乗り換え無しで15分以内に行かれます。そのほかの主要駅へも、新宿駅まで約26分、池袋駅まで約18分、渋谷駅まで約33分と、短時間で行くことができます。アクセス状況は良好です。

東側と西側で異なる雰囲気

王子駅は東側と西側で雰囲気が異なっています。東側はお店が多く、買い物に便利な場所です。飲食店も多いため、外食する場所に困りません。常にたくさんの方が通りを歩いています。しかし、公園のようなゆったり過ごせる場所はあまりありません。その反対に、西側は公園が多く、自然が豊かです。ファミリー世帯が住むのにおすすめのエリアとなっています。ただし、スーパーや薬局といったような、日用品を買えるお店は少なめです。

モノレールに乗って園内を回れる飛鳥山公園

王子でとても有名なのが飛鳥山公園です。桜の名所で、ソメイヨシノやサトザクラが約600本も植えられています。江戸時代からたくさんの人々がお花見に訪れていました。現在も桜の開花時期になると、多くのお花見客で賑わいます。桜以外にも、約10種15,000株のつつじや、約1,300株のあじさいも見られます。

「アスカルゴ」という自走式モノレールがあるのも飛鳥山公園の特徴です。こちらは車体がかたつむりに似ていることからアスカルゴと名付けられました。公園の入口から山頂までの約48mを眺めて回れます。自走式のため、障害者や高齢者、ベビーカーを利用している方でも安心です。冷暖房も完備されています。乗車時間は2分ほどですが、園内の風景をゆっくり見ることができ、人気の乗り物となっています。

王子について学べる三つの博物館

飛鳥山公園を南に行くと、「渋沢史料館」「紙の博物館」「北区飛鳥山博物館」の三つの博物館が並んでいます。三館共通券も発行されており、まとめて回る方にお得です。

「渋沢史料館」は、日本資本主義の父とも呼ばれる渋沢栄一の功績を紹介する博物館です。1982年に旧渋沢亭の跡地に建設されました。1階には受付とミュージアムショップがあり、2階には常設展示や企画展示のコーナーがあります。外には晩香廬(ばんこうろ)と呼ばれる渋沢栄一の茶室があり、10:00~15:45に行けば見学ができます。

「紙の博物館」は紙に関連する資料を集めた博物館です。こちらは、1950年に、紙にまつわるあらゆる資料を収集し、展示するために生まれました。王子は「王子製紙」が生まれた土地でもあり、紙の歴史を知るのに最適な場所となっています。

「北区飛鳥山博物館」では、地元の歴史や文化、自然についてを紹介しています。石器や縄文土器といった古代の道具を見ることができ、荒川流域の暮らし、産業の変遷も分かります。館内の各所にはパソコンが設置されてあり、クイズ形式で地元の文化について学べます。3館とも、王子の歴史を詳しく知ることができるスポットとなっています。

区による子育て支援が活発

王子のある北区では、「子育てするなら北区が一番」というスローガンを掲げ、子育て支援に積極的に取り組んでいます。子供の人数に対する保育園の割合は、23区の中でももっとも高くなっています。さらに、待機児童0を目指しており、23区のうち人口が30万人を超える13区の中で、もっとも待機児童が少ないのも特徴です。

また、子供向け医療助成金の支給範囲を高校生まで拡大しています。高校生まで助成金を受け取れるのは、千代田区と北区の2区のみです。景観OBやボランティアによるパトロールや防犯カメラの世知といったように、安全管理にも力を入れており、子供が暮らすのに安心の地域となっています。

 

どんな飲食店がある?(1km圏内)

王子に多い飲食店は和食屋(125件)や居酒屋(96件)です。気軽に入れる雰囲気のお店が多くなっています。反対に洋食(6件)やイタリアン・フレンチ(14件)のお店は少なめです。洋食よりも和食を扱うお店のほうが人気が高いエリアのようです。

どんな業態が出店チャンス?

近くに競合店があると、良い意味で競争意識が働くことから、繁盛店に成長しやすいと考えられています。王子には居酒屋や和食屋が多くあるため、出店をするならこれらの業態が適しています。居酒屋や和食屋を出す予定の方は、王子を候補に入れてみてください。

業態別 募集中の居抜き物件一覧

居酒屋の居抜き
和食の居抜き
中華の居抜き

周辺の主なスポット

・音無親水公園
・王子神社
・柳田公園
・飛鳥山公園
・装束稲荷神社
・飛鳥山古墳
・紙の博物館
・渋沢史料館
・北区飛鳥山博物館
・名主の滝公園
・旧古河庭園
・金剛寺
・お札と切手の博物館
・醸造試験所跡地公園
・七社神社
・六義園

王子に似た地域

藤沢

藤沢周辺には王子のように緑豊かな公園や庭園が多くあり、のどかに過ごせます。

曙橋

曙橋からは、新宿へ約3分、東京駅や渋谷駅、池袋駅までは20分以内に行けます。王子と似て交通の便の良いエリアです。
曙橋(新宿区)で居抜きで飲食店を開業するための街情報

四ツ木

四ツ木は都心へのアクセスが良い場所にありながら、家賃相場の安い地域です。治安も良く、一人暮らしの方に人気である点が、王子と共通しています。

類似地域 周辺の募集物件一覧

藤沢・曙橋・四ツ木の居抜き物件一覧

 

どんな客層?

【平日/昼】
王子のある北区は、昼間と夜間で大きく人口が変わりません。昼間には主に周辺住民が飲食店を利用します。価格は1,000円前後のお店が多くなっています。

【平日/夜】【土日】
夜に飲食店を利用するのは、昼間と同じく周辺に住んでいる方が中心になります。気軽に立ち寄れるお店が人気で、価格は1,000以下に設定しているお店が多数です。

人口特性

王子の住民は大体男女半分の割合で、それほど大きな偏りはありません。男女共に、安定して人気のある地域であると考えられます。ただし、王子5丁目だけは男性が3,980人に対し女性が4,343人と、女性のほうがやや多くなっています。

乗降人数

JR東日本王子駅の1日平均乗車人員は、63,690人です。JR東日本の駅の中では、小岩駅のひとつ下の第71位の利用率となっています。東京メトロの1日平均乗降人員は61,612人です。こちらは東京メトロの駅の中で64番目の利用率です。

王子の賃貸相場

王子の賃貸相場は、ワンルームを借りた場合6.66万円、1DKを借りた場合8.24万円、1LDKを借りた場合10.99万円になります。都心に近いエリアの中では、比較的リーズナブルに借りられる地域であり、居住にも適していると言えるでしょう。

王子の店舗賃料相場

王子で店舗を借りる場合の直近一年間の平均坪単価は14,580円です。相場の推移を見てみると、2016~2017年は12,000円ほどであったのが、2018年に入ってから16,818円まで上昇しています。王子の注目度は年々上がってきているため、それが賃料にも影響していると考えられます。

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