渋谷駅と横浜駅の間にある東急東横線駅の綱島は、かつては温泉と桃栽培で栄えた街でした。
しかし現在は、住み心地の良い住環境とアクセスのよさから、幅広い層に人気の居住地へと様変わりしています。
最近ではアメリカのアップル社がこの地に研究所を構えたというニュースも話題となり、とりわけ今は、2022年の新駅開業や駅周辺の大規模再開発に注目が集まっています。
こちらではそんな綱島の魅力についてご紹介します。

かつての温泉街が、大規模開発でトップクラスの人気エリアに

東急東横線綱島駅は、開業当初の名称が「綱島温泉駅」だったことからもわかるように、その昔、駅周辺には80軒を超える温泉旅館が点在する温泉街が広がっていました。
しかし、現在は新駅開業に伴う工事が原因で、ただ一つ残っていた「東京園」も2015年をもってひとまず休業となっています。そして、現在の綱島周辺では、この新駅開業やそれに付随する様々な再開発が進行している状況です。
もともと住みよい住環境が整う居住地として人気が高かった綱島ですが、この再開発によってさらなる利便性の向上が期待され、それによって街としての価値をより高めていくことが予想されています。

渋谷と横浜のどちらにもアクセスしやすい便利な立地

東急東横線綱島駅は、渋谷駅まで約22分、横浜駅まで約9分と便利な場所に位置しています。
また副都心線と東横線が連絡したことで、新宿三丁目へも26分、池袋へは29分と乗り換えなしで出ることができるようになりました。東横線の急行停車駅であり、都心や横浜へのアクセスが便利な綱島駅は、ファミリー層や学生など、幅広い層の居住地として人気を集めています。

日月桃の栽培と綱島温泉郷

味・香りともによく、品評会などでも高く評価されていた日月桃は、かつての綱島の名産品として知られていました。
明治から大正、昭和初期にかけて綱島の桃栽培はピークを迎え、村をあげての栽培がおこなわれていたそうです。
しかし戦争がはじまり、桃より米や麦の栽培が優先され、桃の栽培は次第に減少していきます。さらに戦後の工業化や都市化の流れの中で、農業をやめて土地を売る農家が増えていったのも衰退に拍車をかけました。
最後まで続けていた唯一の桃農家「池谷農園」も2017年に閉業し、現在は綱島に桃農家は存在していません。

この桃の衰退と時を同じくして、温泉街としての綱島の歴史がはじまります。
綱島には温泉旅館が次々と開業し、一帯は温泉郷となりました。林家三平が綱島に新婚旅行に訪れたというエピソードも残っており、温泉街としての華々しい歴史を築いてきた綱島温泉郷ですが、昭和30?40年代をピークに、こちらも衰退の一途をたどります。
最後に残った「東京園」も、新駅開業のための工事を理由に現在休業を余儀なくされ、かつての温泉街の面影は、現在の綱島にはほぼ残っていないような状況です。

新綱島駅の開業に伴う再開発

現在の綱島で最もホットな話題は2022年を予定している新駅開業についてです。
度重なる延期に悩まされたものの、現在は2022年を目標に着々と工事が進められています。
この計画によって、相鉄線と東急東横線が連絡するようになり、綱島は現綱島駅と新綱島駅の2が利用可能となります。
アクセス面におけるさらなる利便性が高まるだけでなく、周辺には商業施設や行政サービス施設、文化施設、240戸のマンション等の建設が予定されており、街の活気の向上も期待できそうです。
この他にも、2026年竣工予定の330戸のマンションと商業施設からなる高層複合ビルの建設も計画されるなど、現在の綱島では新駅開業に付随する様々な開発が控えているようです。

「Tsunashima サスティナブル・スマートタウン(Tsunashima SST)」

TsunashimaSSTは、2011年に閉鎖した松島通信工業の跡地、敷地面積37,900㎡の土地を利用して作られた2018年3月に完成したばかりの綱島の新しい街です。
新しい都市型のスマートタウンを標榜し、まち全体で環境目標、安心・安全目標のほか、セキュリティ目標等について数値目標を設定、ハード・ソフトの両面から、未来に相応しい取組みを実現しようと活動しています。

TsunashimaSSTには、慶應義塾大学の国際学生寮・都市ガスを使って電力を供給する「タウンエネルギーセンター」、JXTGエネルギーの「横浜綱島水素ステーション」、94戸のマンション「プラウド綱島SST」、大型スーパーの「アピタテラス横浜綱島」と多種多様な企業や大学が敷地を共有しています。
そして、それぞれの企業が共同することで、1社だけでは実現できなかったイノベーションを作り出そうとしているところもこれからの都市の在り方として興味深い点です。
ちなみに、アップル社の研究所が居を構えているのもこのTsunashimaSSTということで、未来志向の新しい街のこれからには目が離せないでしょう。

アットホームな商店街「綱島商店街」

開発による近代化の一方で、綱島には昔ながらの商店街も健在です。
綱島商店街は、東横線の駅の中でもトップクラスの規模を誇る商店街で、生活利便性が高く、大概のものはこちらで揃うといわれるほど充実しています。
店舗数は約400店舗にも及び、飲食店も豊富。それだけでなく、イベントなども頻繁に開催しており、地域住民同士の交流の場にもなっています。
また、50台近くの防犯カメラを設置し、地域の安全安心につながる街づくりにも貢献しています。

 

どんな飲食店がある?(1km圏内)

綱島に多い飲食店は和食(104件)です。次いで、居酒屋(72件)・カフェ(31件)となっています。どちらかというと洋食より和食の比率が高いエリアといえるようです。

どんな業態が出店チャンス?

綱島に出店チャンスがあると考えられるのは、『和食』や『居酒屋』の業態です。これらのお店は綱島にたくさんあるため、地域と合っていると考えられます。

業態別 募集中の居抜き物件一覧

和食の居抜き
居酒屋の居抜き
カフェの居抜き

周辺の主なスポット

・綱島公園(綱島古墳)
・綱島市民の森
・鶴見川樽町公園
・鶴見川
・大綱橋
・綱島源泉 湯けむりの庄
・横浜市綱島地区センター
・飯田家住宅(市指定有形文化財)
・綱島神明社
・長福寺
・トレッサ横浜
・トーキョーサファリ

綱島に似た地域

中野

中野は大学・オフィスビル・公園からなる「中野四季の都市」の街びらきも記憶に新しいですが、現在でも駅周辺で大規模な開発が進行中です。そして駅前から延びる中野サンモール商店街は、都内でも有数の活気ある商店街の一つです。開発が進む一方昔ながらの商店街も充実している点が綱島と共通しています。
中野(中野区)で居抜きで飲食店を開業するための街情報

田町

田町も綱島同様、田町―品川間にJR山手線の新駅ができることで盛り上がりを見せている街です。こちらは綱島より一足先に、2020年の開業を予定しています。
田町(港区)で居抜きで飲食店を開業するための街情報

上大岡

上大岡は90年代から再開発が進んだ街です。マンションと商業施設が一体となった複合施設が駅前に林立し居住地としても人気の高い点が綱島と共通しています。
上大岡(横浜市港南区)で居抜きで飲食店を開業するための街情報

類似地域 周辺の募集物件一覧

田町・中野・上大岡の居抜き物件一覧

 

どんな客層?

【平日/昼】
都心や横浜のベッドタウンとして人気の高い綱島は、平日昼間は仕事に出かけてしまう方が多いため、昼間人口は少なくなります。駅周辺で働く人や地域在住の主婦層などが平日昼間のメインとなりそうです。メニューは1000以下で食べられるお店が多いようです。

【平日/夜】【土日】
夜間は昼間に比べて人口が増加します。平日は、仕事帰りのビジネスパーソン、土日は近隣在住のファミリーや単身者層が中心になります。メニューは3,000~4,000円が平均的です。

人口特性

綱島のある港北区の総人口は345,475人(2018年)です。その中でも、世帯数は169,384世帯となっています。男女比を見てみると、全体的に女性の人数が若干多い傾向にあります。

乗降人数

綱島駅には現在東急東横線が乗り入れています。2017年度の1日平均乗降人員は103,247人となっており、2015年に初めて10万人を超えたものの、近年はほぼ横ばいをキープしているようです。

綱島の賃貸相場

綱島で部屋を借りる場合の相場は、ワンルームの場合6.01万円、1LDKの場合8.05万円となっています。また2LDKは12.04万円、3LDKは15.36万円となり、主に学生やビジネスパーソンに人気のようです。

綱島の店舗賃料相場

綱島の店舗賃料は、月に40万~60万円という方がもっとも多くいらっしゃいました。こちらが全体の35%を占めています。次いで20万未満が20%、20万~40万円が19%とほぼ同列となっています。平均賃料相場の推移を見てみると2017年までは緩やかに下降気味でしたが、18年になって一気に急上昇しています。

綱島(横浜市港北区)の居抜き店舗物件を見る