毎日新聞社の本社をはじめとする有名企業オフィスがあるエリアとして知られる竹橋は、そのイメージ通りのビジネス街が広がります。
一方で、歴史的な観光スポットや、皇居のランニングコースに含まれるなどの顔も持つ地域です。こちらでは竹橋の特徴についてご紹介します。

パレスサイドビルディングを中心としたビジネス街

竹橋エリアがあるのは皇居の北側。天神濠のすぐ近くに竹橋駅が所在しています。
なお、駅を中心として見た場合、竹橋のエリアは非常に狭く、基本的な街並みは周辺の大手町や九段下に近しいイメージです。
駅を降りてすぐに見えるのが竹橋の代表格とも言えるべきパレスサイドビルディング。こちらには毎日新聞の本社やNTTなど、日本有数の有名企業が集まっています。こうした点からも、竹橋が基本的にビジネス街であることがわかります。

前述の通り竹橋から近い駅としては九段下や大手町があります。いずれもオフィス街でありながら、ショッピングや飲食などを楽しめる場所として知られます。
そのため、土日の竹橋にはそこまで人は集まらず、大手町と九段下を徒歩で歩く人や土日に働く人が中心です。

また、白山通りを北に進むと神保町エリアにぶつかります。数多くの出版社や書店が軒を連ねることから本の街としても有名な神保町には、古くからの住宅地もあり、生活必需品などについてはこちらで入手することになります。
そのほか、グルメな街としても知られているため、竹橋近くで食事を探す方に人気です。

竹橋でのランチ・ディナー

前項でご紹介したパレスサイドビルディングには、オフィスだけでなく飲食店や雑貨店なども入居しています。メインの利用客は同ビルで働くビジネスマンであり、そのため土日祝日を定休日に設定している店舗も少なくありません。なお、駅前には飲食店はほとんどなく、平日以外で訪れた際は駅前にランチやディナーを取れる場所がない状況です。多くの場合、徒歩で近隣の店舗を探すことになります。

ビジネスマン以外でこの近辺でよく見かけるのが、皇居のお堀を走るランナーの姿です。駅の南側のほとんどを占める皇居周辺は、四季折々の自然を楽しめる場所となっており、ランニングコースとして有名です。休日にはここを使ったマラソン大会なども開催されています。

地名の由来と歴史

竹橋駅の「1b出口」を出ると目の前に現れるアーチ型の石橋。これが駅名の由来にもなった竹橋です。江戸時代以前からすでに存在した竹橋は、もともとは竹で組まれた橋であったそうです。このことから、竹橋と名付けられたと言われています(諸説あり)。

現在の姿になったのは平成5年のこと。改修が行われた際に、材質を石にしてアーチ型へと変えました。ちなみに、この橋も皇居周りのランニングコースに含まれており現在は多くのランナーが走り抜けていく姿が見られます。

東京の中心地へ楽々アクセス

竹橋駅のアクセスは非常に良好です。東京メトロ東西線が乗り入れており、隣にある大手町駅には2分、その先の日本橋には3分で移動が可能。東京の中心地へスピーディーにアクセスできる点は、高い利便性があると言えるでしょう。
また、隣の駅や北側の神保町にも徒歩で移動できるので、東西線以外の都営地下鉄や東京メトロの沿線も利用できます。

ちなみに、東西線自体は乗車率が最高で198%にもなる大変混雑する沿線です。もともと、総務線の混雑を避けるためにバイパス線としてつくられたという経緯があるのですが、利便性が高いということで人気が高まりました。
駅直結のバスは運行していませんが、周辺には利用可能なバスも少なくありません。そういう意味でも、竹橋はアクセス良好なエリアであると言えます。

東京国立近代美術館と国立公文書館

竹橋の観光スポットとしては東京国立近代美術館と国立公文書館が有名です。それぞれ「きのくに坂」と呼ばれる坂の途中にあるため、一度に両方の施設を訪れるのが定番のコースとなります。

東京国立近代美術館には、明治時代後半から現代にかけての近現代美術品が展示されています。収蔵品の数は13154点にもおよび、そのなかには日本画や油絵、彫刻、写真など、さまざまな種類があります。本館と工芸館のふたつで構成されており、それぞれに由来が異なります。
本館はブリヂストンの創業者である石橋正二郎が個人的に寄贈したもの。なかにはレストラン「クイーン・アリス アクア 東京」も併設されています。
一方、工芸館については大日本帝国陸軍の庁舎が改修されたもので、趣深い美しい建物です。1972年には国の重要文化財にも指定されました。

東京国立近代美術館の隣にあり国立公文書館は、歴史的に重要とされる古文書や公文書が保管されています。明治時代以降の重要文書が100万冊以上保管されており、これらは常設されたり、企画展にて公開されたりしています。

再開発計画も進行中

竹橋周辺は現在、東京都市計画地区計画に再開発がされる予定です。計画内では、水と緑を考えた歩行者空間の実現や、都市基盤ネットワークの工場による機能の充実などが謳われています。
これが実現すると、日本橋川沿いに緑と潤いのある魅力的な空間がつくられ、活気と賑わいのある街づくりが進むと言われています。

 

どんな飲食店がある?(1km圏内)

竹橋周辺の飲食店を調べたところ、もっとも多い業態は居酒屋で605件、和食で587件でした。なおこれは、周囲の大手町や九段下、神保町の影響とみられます。そのほか、カフェ(235件)、BAR(250件)も比較的多い傾向にあるようです。

どんな業態が出店チャンス?

繁盛店の周りには繁盛店が集まるというように、既存店に居酒屋や和食店が多いのであればそれに習うのが定石です。ただし、竹橋は土日に人が集まりにくいという特徴もありますので、出店の際には慎重に業態を選ぶべきと言えるでしょう。

業態別 募集中の居抜き物件一覧

和食の居抜き
居酒屋の居抜き
カフェの居抜き
BARの居抜き

周辺の主なスポット

・皇居東御苑
・東京国立近代美術館
・国立公文書館
・松之大廊下跡
・二の丸庭園
・内堀通り
・和田倉橋
・江戸城
・読売新聞東京本社
・科学技術館
・北の丸公園
・気象庁 気象科学館
・国立情報研究所
・錦三会児遊園
・新島襄誕生地跡

竹橋に似た地域

大井町

お隣ということもあり、基本的な街並みなどが似ています。また、どちらも治安の良さが特徴です。
大井町(品川区)で居抜きで飲食店を開業するための街情報

木場

都内の主要駅へアクセスがしやすいという点において、木場には竹橋と似た特徴があります。
木場(江東区)で居抜きで飲食店を開業するための街情報

浅草橋

オフィスが多いという特徴は、浅草橋と竹橋の共通点だと言えます。
浅草橋(台東区)で居抜きで飲食店を開業するための街情報

類似地域 周辺の募集物件一覧

浅草橋・大井町・木場の居抜き物件一覧

 

どんな客層?

【平日/昼】
竹橋のある千代田区は昼間人口が854,068人と非常に多く、ランチ需要などが見込めます。なお、客単価は1,000円未満とビジネス街としては平均的です。

【平日/夜】【土日】
夜間人口が58,406人と減少しますが、客単価については3,000~4,000円とぐっと高くなる店が大きな特徴です。

人口特性

竹橋がある一ツ橋一丁目はオフィス街であり、住民は平成30年の時点で一人も住んでいません。周辺という意味で一ツ橋二丁目を見てみると、こちらも世帯数は51。総人口も69人です。そのため、出店後のメインターゲットは主にビジネスマンとなるでしょう。

乗降人数

竹橋駅の一日平均乗降人数はおおよそ50,000人前後であり、平成15年からほぼ横ばいの状態です。東京メトロの駅中では81位と、そこまで多くはありません。ただし、東西線のみが乗り入れているという点を考慮すれば閑散としているわけではないと言えます。

竹橋の賃貸相場

駅付近についてはほぼ住民はいないものの、徒歩圏内にはいくつか賃貸物件も見つかります。家賃相場は2LDKで27.69万円、1LDKで23.35万円です。物件数もこのふたつが比較的多く、ワンルームや1Kは少なめでした。

竹橋の店舗賃料相場

大手町周辺の店舗賃料相場は、平均の坪単価が21,905円でした。2016年頃にいったん高くなった傾向にありますが、それをピークに現在は16,000円程度落ち込み、その水準を保っているようです。なお、調査時点での最高坪単価は25,888円です。

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