弘明寺（横浜市南区）で居抜きで飲食店を開業するための街情報

横浜市南区に位置する弘明寺は下町風情溢れる下町です。
京浜急行線が乗り入れているため、横浜駅や品川駅へ直通で出ることができ通勤にも便利。また、エアポート急行の停車駅でもあるため羽田空港にも出やすい立地となっています。
京急線の駅から徒歩7分のところには、市営地下鉄ブルーラインの弘明寺駅もあり、地下鉄を利用すれば、関内や桜木町、伊勢佐木町といった横浜の主要エリアにも気軽に出ることができます。
こちらでは、そんな弘明寺の魅力についてご紹介します。

人情味あふれる昭和レトロな商店街が魅力の、住みよい横浜の下町

ベイエリアや旧市街など観光地としての側面が色濃い横浜ですが、そんな横浜の中でも、下町的な存在として人気を集めているのが弘明寺です。

駅のすぐそばには、地名の由来ともなった横浜最古の寺院「瑞応山蓮華院 弘明寺」があり、弘明寺の街は古くからその門前町として栄えてきました。
中でも長さ312mのアーケード街「弘明寺商店街」は街を象徴するメインストリートで、その昭和レトロな雰囲気を好んで訪れるファンがたくさんいます。
テレビ等の取材も多いため、レトロモダンな商店街の雰囲気は、地域住民のみならず周辺地域の人々からも愛されています。

市内最古の寺院「瑞応山蓮華院 弘明寺」

前述の通り、弘明寺駅の名称の由来となっているのが京急線の駅そばにある「瑞応山蓮華院弘明寺」です。
高野山真言宗の寺院で、創建は737年とされており、横浜最古の寺院としても知られています。

鎌倉時代から続く、坂東三十三箇所観音霊場の十四番札所にもなっており、本尊の木造十一面観音立像（通称「弘明寺観音」）は、国の重要文化財にも指定されています。
また、弘明寺のメインストリートでもある「弘明寺商店街」がある通りは、この弘明寺観音にちなんで「弘明寺かんのん通り」という名称で親しまれています。
境内には、1411年建立の市内最古の門とされる「四脚門」や、江戸時代に建てられた「仁王門」、善無畏が七つの万石を埋めて結界を作ったと伝わる「七ツ石」などがまつられています。

東洋一のアーケードとたたえられた「弘明寺商店街」

市営地下鉄弘明寺駅と京急弘明寺駅にはさまれる形で、京急線付近から鎌倉街道へと延びる「弘明寺商店街」は、昭和レトロな雰囲気が魅力の商店街です。
テレビやCMのロケ地としてもよく使われているため、地域住民のみならず、ファンの多い商店街の一つとなっています。
第二次世界大戦で唯一空襲を免れた弘明寺は、その後、歓楽街・闇市として栄えましたが、この商店街はその頃の闇市を起源とするものです。
1956年には、当時としては最長の、全長270mのアーケードが架けられ“東洋一のアーケード”とたたえられました。
ちなみにこのアーケードは、2001年の改修時に312mに長さを伸ばし、現在に至っています。

弘明寺商店街を構成しているのは、グルメやファッション、日用品を扱う店舗などバリエーション豊かな約130店舗です。
チェーン店もありますが、昔ながらの雰囲気のベーカリーやお寿司屋さんなど、昭和の残り香を感じさせる店舗も多く存在しています。
また商店街では、初詣や節分、お花見など四季折々の行事が行われる他、夏の時期の3と8のつく日には、屋台や露店がずらりと並ぶ縁日も開催されています。
ちなみにこの縁日は通称“サンパチ縁日”と言われ、8は観音様、3は大聖歓喜天様のご縁日ということで、遠方からも多くの参拝客が訪れ大変な賑わいになります。

天然温泉　みうら湯

昔ながらの商店街とセットで楽しみたいといえば、下町らしさの象徴でもある銭湯ですが、弘明寺には露天風呂も楽しめる「天然温泉 みうら湯」という銭湯があります。
こちらのお湯は天然の黒湯で、露天風呂をはじめ、黒湯炭酸泉、寝転び湯、あしつぼ湯、うたた寝湯など、14種のお湯を楽しむことができます。

またいわゆる昔ながらの銭湯とは異なり、エステやマッサージ、あかすりなどのリラクゼーションや食事処など館内施設も充実し、幅広い世代に人気があります。
そのため、地域住民のみならず近隣駅からわざわざ訪れるという人も少なくありません。

大岡川の桜並木

京急線弘明寺駅と市営地下鉄弘明寺駅の間を線路と並行に流れる大岡川は、横浜市内を流れ、横浜港にそそぐ、延長12㎞の河川です。
その川の両岸には桜の木が植えられ、毎年春になると美しい桜並木を出現させてくれます。

大岡川はちょうど弘明寺商店街の中心となるあたりを流れており、そこには「さくら橋」「観音橋」という橋が架かっています。
商店街の買い物がてら、この橋から眺める桜並木は壮観で、また、夜になると暗闇の中にぼんぼりの灯りがうすピンク色の桜を照らし、昼間とは一味違った幻想的な風景をつくりだします。
毎年4月上旬には、この桜の開花を祝う「南区桜まつり」が開催され、様々な模擬店や物産展、ステージイベントなどの催しなども企画されています。

一日遊べる、弘明寺公園

京急弘明寺駅すぐのところには、駅から直結でいくことのできる広い公園「弘明寺公園」があります。
高台にあるため、園内の展望台からはランドマークタワーなど横浜のベイエリアを臨むことができるほか、滑り台や砂場、ブランコにスプリング遊具など、お子さん用の遊び場も充実しています。

またボール遊びにも最適な広いグラウンドや、プール、そして図書館までそろっているため、ここで休日をすごせば、あっという間に一日が過ぎてしまいそうです。
遊び疲れたあとには弘明寺商店街でパンやお惣菜を食べ歩きしたり、みうら湯で汗を流すというのも、下町ならではの遊びの醍醐味かもしれません。

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