日暮里（荒川区）で居抜きで飲食店を開業するための街情報

荒川区の南西部に位置する日暮里は、台東区や文京区とその区界を接する、荒川区の玄関口ともいえる街です。
JR山手線、京浜東北線をはじめ5路線が乗り入れる交通の要所で、「谷中銀座」や「谷中霊園」をなどの観光スポット、またプロ御用達の繊維問屋街、そして多くの寺社仏閣や穏やかな住宅街にも恵まれています。
こちらでは、そんな日暮里の魅力をご紹介します。

荒川区の玄関口、新旧の魅力が混在する庶民的な街

日暮里の再開発の象徴ともいえる3棟のタワーマンションがそびえたつ日暮里駅の東側は、近代的なショッピング施設や雑居ビル、飲食店などが建ち並び、昼夜問わず賑わっています。
そうかと思えば、西側には「天王寺」や「谷中霊園」といった歴史を感じさせるスポットをはじめ、今や観光地と化した昭和レトロな商店街「谷中銀座」などがあり、昔ながらの街並みも感じることができます。

そんな新旧の魅力が入り交じる日暮里の街は、東京の都心部を走る山手線沿線にありながらも、下町風情が堪能できる、バランスのとれた街と言えるでしょう。

5路線が乗り入れる交通の要所

日暮里駅は、JR山手線、京浜東北線、常磐線、京成本線、日暮里舎人ライナーの5路線が乗り入れる非常にアクセスの便の良い駅です。
山手線を利用して東京都心部に出やすいだけでなく、京浜東北線で神奈川・埼玉方面、京成線で千葉方面、常磐線で千葉・茨城方面と、あらゆる街へスムーズに出ることのできる交通の要所となっています。

また、京成スカイライナーを使えば、成田空港まで乗り換えなしの40分で行くことができるため、出張の多いビジネスパーソンにも便利な駅になっています。

さらに、徒歩10分圏内の西日暮里駅まで行けば、東京メトロ千代田線も利用することができます。
電車で4分ほどの隣町台東区の上野駅へは、頑張れば歩いても行くことができる距離感のため、気軽に足を運んで、買い物や観光を楽しむこともできます。

プロ御用達「日暮里繊維街」

日暮里と聞いて真っ先に思い浮かべるのが「生地問屋の街」という方も多いのではないでしょうか。
日暮里駅の南東側には、繊維問屋街「日暮里繊維街」が広がっています。「日暮里中央通り」を中心とした約1キロの範囲にわたる問屋街で、80軒以上の生地問屋が所せましと軒を連ねています。
生地はもちろん各種手芸用品全般がそろう専門店街となっており、その品ぞろえと価格の安さでは他の追随を許しません。
そのため日暮里は、業者はもちろんのこと、ファッション関係の学生たちやプロのデザイナー・衣装家、そして日本全国の洋服好きの方々が、良質な素材と多彩な品ぞろえを求めて、わざわざ訪れる街でもあります。

「夕やけだんだん」と「谷中銀座商店街」

散歩ブームの火付け役ともいえる「谷根千（やねせん）散歩」は、谷中・根津・千駄木の昭和レトロな街並みを、食べ歩きなどを楽しみながら散策することを言いますが、そのうちの「谷中」とは、日暮里駅から徒歩2~3分の「谷中銀座商店街」や「谷中霊園」があるあたりを指しています。

日暮里駅から谷中銀座商店街へ向かう途中にある36段の階段は「夕焼けだんだん」と呼ばれ人々に親しまれており、階段の上から商店街を見下ろす風景は、夕焼けの絶景スポットとしても知られています。
東京の下町を代表する商店街の一つとも言える「谷中銀座商店街」には、昔ながらの個人商店を中心に約70もの商店が軒を連ねており、地元住民の買い物スポットとしてはもちろんのこと、昔ながらの風情ある街並みに惹かれ、日本各地や海外からのお客様も多数訪れる観光スポットにもなっています。

日暮里駅周辺の再開発

日暮里駅の東側周辺では、2008年の日暮里舎人ライナーの開通を契機に再開発が進み、ステーションポートタワー、ステーションガーデンタワー、ステーションプラザタワーという3棟の駅直結型タワーマンションが建設されました。
いずれも低層部が商業施設、高層部が住居棟となっており、日暮里駅東口の賑わいを作り出しています。
ちなみに、そのうちのガーデンタワーは荒川区内で最も高い建築物となっており、6階には荒川都税事務所も入居しています。

そして日暮里界隈では、現在西日暮里駅前の再開発が注目を集めています。
タワーマンションとホールなどの文化施設を中心に、商業施設、業務サービス施設、公益サービス施設などが入居する複合施設が、延床面積 約154,000㎡～162,000㎡のエリアに建設される予定とのことで、日暮里界隈のさらなる盛り上がりに期待が高まっています。
ちなみに、こちらのビルの着工は2021年、完成は2025年を目指しています。

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