街レポート

南千住(荒川区)で居抜きで飲食店を開業するための街情報

南千住(荒川区)で居抜きで飲食店を開業するための街情報

東京都荒川区の南千住は、隅田川沿いにある緑豊かな地域です。交通アクセスが良く、商業施設も多いことから住宅街として人気があります。家族向けの集合住宅も多く、賃料は標準よりも少し高めとなっています。
こちらでは、南千住の近辺にあるさまざまなスポットや、地域の魅力についてご紹介します。

再開発により新しい住宅が立ち並ぶエリア

南千住は荒川区にある街で、台東区や墨田区の北側に位置しています。南千住駅付近は再開発された地域で、道幅が広く真新しい印象の住宅街となっています。ホームセンターや大型商業施設が充実していて、必要なものは駅周辺のお店でほとんど揃えられる住みやすい環境です。

都心から離れているため閑静なエリアが多く、娯楽施設は少なめです。隅田川沿いに位置する南千住は、川沿いに緑が多いのも特徴といえます。隅田川の花火大会が見られる穴場スポットとしても紹介されます。街の再開発は今も続けられていて、今後も生活環境がより良く整備されていく見込みです。

南千住駅を挟んで東側は再開発が進む集合住宅エリア、西側は昔ながらの街並みが残る商店街や一人暮らし向けの物件が集まるエリアとなっています。古さと新しさのどちらも感じられるのが魅力です。

「南千住」の町名の由来

「千住」と呼ばれる地域は、「北千住」と「南千住」の2つの地域に分かれています。千住という地名の由来には諸説あり、かつてこの地域を治めていた者が隅田川で拾った千手観音像が、勝専寺に納められたという説が有力とされています。

この地域が栄えるようになったのは、宿場町になったことがきっかけです。
現在の北千住にあたる地域の宿は千住北組と呼ばれ、現在の南千住にあたる地域が千住南組と呼ばれていました。明治時代にそれぞれが合併し、北千住街と南千住町が正式な地名となります。
その後、千住町は足立区、南千住町は荒川区として周辺の町村と合併し、今に至ります。

例年お祭りで賑わう「素戔雄神社(すさのおじんじゃ)」

南千住には神社や寺が点在しています。素戔雄神社もそのうちの一つで、南千住駅から徒歩約9分の位置にあります。石でできた重厚な鳥居が特徴的です。

毎年6月には「天王祭」という例大祭が行われ、地元の住民からは“天王様”の呼び名で親しまれている神社です。
お祭りで担がれる神輿は担ぎ棒が2本だけとなっていて、笛の合図に合わせて大きく左右に振られるような独特な動きをします。例大祭が行われる時期には地元住民をはじめ、毎年多くの観光客が訪れ賑わう地域です。

開放的な雰囲気の「石浜城址公園」

南千住3丁目には、芝生のある広々とした「石浜城址公園」があります。
平成29年に整備されたため真新しく、ネットの設置された多目的広場ではボール遊びができたり、太陽電池で動くソーラー照明灯などの防災設備が充実していたりすることで、人気のある公園です。幼児用遊具もあるため、ファミリーでのお出かけにも使えます。

また、公園の近くには「あらかわリサイクルセンター」があり、リサイクル資源を使った工作体験が可能です。この地域に住む人たちの災害時における一時避難場所として指定されています。

南千住と足立区を結ぶ「千住大橋」

千住の名がつく「千住大橋」は、旧橋と新橋の2つの橋で構成される大きな橋です。隅田川をまたいで、南側が荒川区南千住6丁目、北側は足立区千住橋戸町にかかっています。
「千住大橋」は幸田露伴や寺田虎彦といった著名な作家も題材に使用したこともある、歴史ある橋です。

最初に架橋されたのは今から約400年前の1594年です。
その後の度重なる改修を経て、1767年の架け替えの際に現在とほぼ同じ位置に設置されました。最初に掛けられてから300年間にわたり、一度も壊れずに人々を支え続けた名橋と言われています。

1886年、交通量の増加に伴って、それまでの橋の下流側にぴったり接するような形で新橋が設置され、現在に至ります。太鼓橋構造の橋としては日本最古のものです。

図書館と併設された「荒川ふるさと文化館」

南千住のある荒川区に関する歴史的な資料を展示しているのが、「荒川ふるさと文化館」です。南千住図書館と併設されていて、荒川区民に親しまれている施設です。
2か月から3か月ほどの期間で企画展示の入れ替えを行っているため、訪れるたびに新たな発見が楽しめる文化館です。

都心へのアクセスが良く、混雑が少ない

南千住は、東京都の中心である千代田区からは離れた場所に位置するため、人混みが少なく住みやすい地域となっています。都心近くまでアクセスしたい場合にも、南千住駅にはJR線と地下鉄の両方が乗り入れているため、交通の便が良いのが特徴です。
再開発が行われた駅周辺の大通りは、見通しの良い直線的な形になっており、車での移動もスムーズにできます。

なお、南千住からアクセスできる地域には、五千円札の絵柄になっている樋口一葉ゆかりの施設が存在しています。
台東区方面にある樋口一葉旧居跡と、処女作である『闇桜』の原稿をはじめとする歴史的な資料が展示された一葉記念館です。このほかにも、落ち着きのある南千住エリアの近辺には、文化的な施設が多数点在しています。

 

どんな飲食店がある?(1km圏内)

南千住で最も多い飲食店の業態は和食で、145件もあります。次に多いのは居酒屋で90件です。続いてカフェが53件、中華が39件、うどん・そばが32件となっています。

どんな業態が出店チャンス?

南千住は主に『和食』と『居酒屋』の需要が高いエリアです。近隣住民の集客を見込んで、『カフェ』の業態もおすすめです。すでに繁盛している店の周りは人通りも多いため、その近くに出店することで新規オープン時から客入りが見込めます。

業態別 募集中の居抜き物件一覧

和食の居抜き
居酒屋の居抜き
カフェの居抜き

周辺の主なスポット

・素戔雄神社
・真正寺
・公春院
・荒川ふるさと文化館
・玉姫稲荷神社
・天王公園
・寿永寺
・一葉記念館
・鷲神社
・見返り柳
・石洞美術館
・石浜城址公園
・汐入公園
・樋口一葉旧居跡
・千住大橋
・東白鬚公園
・遍照院
・了源院

南千住に似た地域

王子

閑静な街並みながら、乗り入れ路線が複数あり交通の便が良いという点で、王子と南千住は似ています。JR線、東京メトロの各駅にアクセスしやすい地域です。
森下(江東区)で居抜きで飲食店を開業するための街情報

千駄木

千駄木は南千住と同じく、落ち着いた雰囲気のエリアです。また住宅街として人気がある点も南千住と共通しているでしょう。
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蔵前

蔵前と南千住は共に隅田川沿いにあるため、緑な豊かな点で共通しています。下町の古い街並みを残しながら、開発が進むエリアがある点も似ています。
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類似地域 周辺の募集物件一覧

王子・千駄木・蔵前の居抜き物件一覧

 

どんな客層?

【平日/昼】
南千住のある荒川区の昼間人口は、184,021人です。ランチの平均単価は1,000円以下となっており、南千住で働くビジネスマンが主な客層となっています。

【平日/夜】【土日】
荒川区の夜間人口は、191,163人です。住宅街が主な地域であり、昼間人口よりも夜間人口の方が多くなっています。ディナー平均単価は1,000円以下で、地域住民が主な客層です。

人口特性

東京都荒川区の南千住1丁目から8丁目までの総人口は、平成30年時点で22,204人です。男性人口と女性人口はほとんど変わらず、20代後半から50代の人口が多くなっています。また、住宅街のため19歳までの人口も多い地域です。

乗降人数

南千住駅には、JR東日本常磐線と東京メトロ日比谷線が乗り入れています。2017年のJR東日本の1日平均乗降人員は16,990人で、東京23区内のJRの中では利用客数が少ない駅となっています。東京メトロの同年の1日平均乗降人数は30,040人です。

南千住の賃貸相場

南千住は、標準よりやや高めな賃料となっています。1ルーム賃貸の家賃相場は7万円前後、1DKでは8万円前後の賃料がかかります。電車での交通の便が良く、大型商業施設や家族向けの集合住宅もあるため人気の住宅街となっており、賃料はやや高めです。

南千住の店舗賃料相場

南千住のある荒川区では、10坪前後の物件が多く、賃料は15万円から25万円前後となっています。荒川区は住宅街が多く、東京23区のほかの地域と比べると飲食店の数が少ないため、売出し中の店舗用物件もほかの地域より少なめです。

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Written by 飲食店の居抜き物件なら!居抜き店舗ABC
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