東京の中心、千代田区にある九段下は、オフィスワーカーが非常に多い街です。企業のビルが多く、交通量も多くなっています。
この地域で働く方が利用しやすい和食の飲食店や居酒屋の件数が多い点が特徴です。また、近くには「靖国神社」をはじめとする古くからある建造物が点在していて、都心から観光スポットを目当てにやってくる観光客の姿も見られます。
こちらでは、九段下にあるさまざまなスポットをご紹介します。

皇居近くにある洗練されたビジネス街

九段下は都心への近さに加え、東京メトロと都営地下鉄の駅があることから交通の便が良い地域です。
立ち並ぶビルはオフィスとして使われているものが多く、平日の昼間はこの近くに勤める人達がランチタイムに外出し、近隣の飲食店に並んでいます。

「皇居」が近くにあることから、東京23区の中でも特に警備が強化されているエリアです。
そのため、事件の発生件数も少なく、治安の良い地域となっています。住宅マンションも程よくあり、居住者人口もそれほど少なくありません。
ただし、ビジネス街としての側面が強いため、一人暮らしをする方はあまりいません。交通アクセスが良好であり賃料が高くなっていることも、治安の良さにつながっています。

「九段下」の町名の由来

「九段下」という名前は、靖国通りの「九段坂」という坂に由来するといわれています。江戸時代、この地域には幕府によって役人用の屋敷が造られました。しかし、土地の傾斜がきつかったため、石垣を9段築く必要があり、この9段の石垣にちなんでこの地域の坂を「九段坂」と呼ぶようになったと言い伝えられています。
かつては「九段」という地名がありましたが、現在はこの名前ではなく、靖国通りを境界として九段北と九段南という地名が使われています。九段下は、この坂の下の方に位置することから名づけられました。

九段下駅から靖国神社の方向に歩いて行く途中の道はゆるやかな上り坂になっていることからも、九段下が坂の下の方に位置していることが体感できます。

近くには「靖国神社」をはじめとする神社が点在

九段下の周辺には神社が点在しています。かの有名な「靖国神社」をはじめ、「築土(つくど)神社」「東京大神宮」「湯島天満宮」などの歴史的な建物がある街です。

靖国神社の周辺は緑が多く、都会の喧騒から離れてリフレッシュできるスポットとしても親しまれています。
「築土神社」は建立当初は平将門を祭神としたことにちなみ、武勇長久の神社として多くの参拝客が訪れます。また、毎年正月には勝負事に対して縁起が良い「勝守」が授与されることでも有名です。
「東京大神宮」は縁結びのご利益があるパワースポットとして、若い人たちに親しまれる神社です。

コンサートで有名な「日本武道館」もすぐ近くに!

九段下の近くには、「日本武道館」があります。武道以外にも競技場やコンサートホールとしても利用される施設です。
八角形の独特な外観は法隆寺の夢殿のデザインを参考としていて、屋根の大きな稜線は富士山をイメージして造られました。設立当初は武道の聖地とされていましたが、1966年にビートルズが日本武道館でコンサートを行ってからは音楽の聖地としても知られるようになりました。
今では、日本武道館でコンサートを開くことは多くのミュージシャンにとっての憧れとなっています。

皇居の北西「千鳥ヶ淵(ちどりがふち)」

九段下から少し離れた、皇居の北西には「千鳥ヶ淵」というお堀があります。「千鳥ヶ淵」の近くは桜の名所として有名で、隣接する「千鳥ヶ淵公園」には春になるとたくさんの人が訪れます。
桜の花が咲く期間は、千鳥ヶ淵沿いの道で桜のライトアップが行われ、昼間とはまた違った景観が楽しめる観光スポットとしても人気です。
なお、千鳥ヶ淵道にはボート場もあり、お堀でボートを楽しむこともできます。

大人から子どもまで楽しめる「科学技術館」

北の丸公園にある「科学技術館」は、科学技術をテーマにしたファミリーでも楽しめる展示が行われる人気の施設です。
親子で参加できる理科実験イベントが頻繁に開催されていて、休日には家族連れでにぎわっています。
大人でも知的好奇心を掻き立てられる面白い展示が開催されており、東京観光の名所の一つとして有名なスポットです。

独特な外観を持つ博物館「昭和館」

九段下駅の駅前には、独特なデザインが目を引く「昭和館」という博物館があります。
1999年から開館したこの博物館では、主に第二次世界大戦頃の歴史的な資料を中心とした展示が催されています。昭和の日本について学習ができる文化的な施設です。

少し歩いたところに古書店街がある


九段下から神田、神保町方面に歩いて行くと、世界一の本の街とうたわれる古書店街にたどり着きます。海外からの観光客にも人気が高いエリアです。
この地域には150店以上の古書店があり、さまざまなジャンルの書籍を見つけることができます。秋ごろには店の外に本棚が並ぶイベントも開催され、本好きの人にはたまらないスポットとなっています。
インターネットでは出会えない本と巡りあうという、古書店街ならではの楽しみを求めるファンが集まるエリアです。

 

どんな飲食店がある?(1km圏内)

九段下で最も多い飲食店の業態は居酒屋で、587件あります。次に多いのは和食の飲食店で543件です。続いてBARが227件、カフェが219件、イタリアン・フレンチが171件となっています。居酒屋と和食のお店が圧倒的に多いことが分かります。

どんな業態が出店チャンス?

九段下は主に『居酒屋』と『和食』の飲食店の需要が高いエリアです。続いて『BAR』の数が多いことから、アルコールを扱う業態に需要があると考えられます。宴会や接待のほか、仕事帰りの1杯に使えるお店が必要とされているでしょう。

業態別 募集中の居抜き物件一覧

和食の居抜き
居酒屋の居抜き
BARの居抜き
クラブ・スナックの居抜き
イタリアン・フレンチの居抜き

周辺の主なスポット

・昭和館
・滝沢馬琴の硯の井戸跡
・築土神社
・日本武道館
・千鳥ヶ淵
・科学技術館
・東京国立近代美術館
・神田神保町古書店街
・北の丸公園
・東京大神宮
・一ツ橋ホール
・靖国神社
・イタリア文化会館
・日本野球発祥の地記念碑

九段下に似た地域

大手町

屈指のビジネス街である大手町は、乗り入れ路線が複数あり交通の便が良い点で、九段下と似ています。ビジネスマンがターゲット層となるので、建ち並ぶ飲食店も似た傾向があるでしょう。
大手町(千代田区)で居抜きで飲食店を開業するための街情報

外苑前

外苑前駅は銀座線のみが乗り入れていますが、徒歩圏内に利用可能な駅があるほか、便利なバスも通っています。都内主要駅に近く各地へのアクセスが良好な点で、外苑前と九段下は似ています。東京駅や新宿駅などのターミナル駅に移動しやすい地域です。
外苑前(港区)で居抜きで飲食店を開業するための街情報

末広町

末広町と九段下は飲食店の多さが似ている地域です。ビジネスマンが多く働いている地域で、居酒屋や和食のお店が多くなっています。
末広町(千代田区)で居抜きで飲食店を開業するための街情報

類似地域 周辺の募集物件一覧

末広町・外苑前・大手町の居抜き物件一覧

 

どんな客層?

【平日/昼】
九段下が含まれる千代田区の昼間人口は、平成27年時点で853,068人となっています。ランチの平均単価は1,000円以下で、九段下で働くオフィスワーカーが主な客層となっています。

【平日/夜】【土日】
千代田区の夜間人口は、平成27年時点で58,406人となっています。ディナー平均単価は3,000円?4,000円と高めで、主に会社帰りの飲み会やビジネスの接待で利用する客層が多いです。

人口特性

九段下駅がある千代田区九段南の1丁目から4丁目までの総人口は3,110人です。世代別に見ると30代から40代の男女の数が多く、子どもの数は少なくなっています。オフィス街で働く世代の人口が多くなっているようです。高齢者の数が少ないこともオフィス街としての特徴と言えます。

乗降人数

九段下駅には、東京メトロの東西線及び半蔵門線と、都営地下鉄の新宿線が乗り入れています。2017年の1日平均乗降人員は、東京メトロで176,675人、都営地下鉄で111,410人でした。2011年から現在に至るまで、1日平均乗降人数は毎年増え続けています。東京メトロ、都営地下鉄の両方で、乗降人員数が多い駅です。

九段下の賃貸相場

九段下は、都心に近いことから賃料が高めとなっています。1ルーム賃貸の家賃相場は9万円前後、1DKでは10万円前後の賃料がかかります。オフィス街のため、高収入なビジネスマンが多いことから、家賃も高めに設定されています。

九段下の店舗賃料相場

九段下のある千代田区では、10坪から20坪前後の物件が多く、賃料はおよそ30万円となっています。坪数の小さな物件が10万円前後で出ている場合がありますが、数は多くありません。都内の主要な駅に近い物件が多く、オフィス街で人通りも多いため、賃料も比較的高くなっています。

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