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開業から4年。ぶち当たる、経営者として今後の展望への悩み。 地元の人に愛され続けている、『ごはんや団らん』

開業から4年。ぶち当たる、経営者として今後の展望への悩み。 地元の人に愛され続けている、『ごはんや団らん』

開業から4年。地元に根付く『ごはんや 団らん』

霧雨が降る、けだるい空気の夕方。
扉から漏れるオレンジの光に誘われるかのように、中に入った、

店内に入った瞬間に感じるのは、ほっと肩の荷を下ろすような安心感。
なんとも家庭的であったかいお店であると思った。

開業して丸4年。
八丁堀駅から徒歩7分。
大通りから一つ入った細い小道に入ると、『ごはんや団らん』がある。
まさに隠れ家。

まったりと柔らかい雰囲気を醸し出す店主の間渕 敬司さんが迎えてくれた。

開業から4年たった今。
今の率直な気持ちを語っていただいた。

この度はインタビューありがとうございます

いえいえ。こちらこそよろしくお願いします。

丸4年経ちましたね。どうですか?

あっという間に終わった感じですね。
自分がやりたいことをやっているので気持ち的にはすごく楽ですよ。

上からも下からのプレッシャーもないしすごくのびのびやっていると思います。
お客さんが来ないと胃が痛いけれども(笑)それだけかな、と思いますね。

自分の変化というのはどうでしょうか?

自分ではそういうのはわからないんですよ(笑)
特にないと思いますよ。変わらず、って感じですね。

でも、雇われている時は、今と優先が全然違いましたね。
仕事も大事だけど、家庭の事とか自分の事が大事。
7:3で3が仕事だった気がします。
やることやっているし、数字をしっかりと出しているんだからいいでしょという感じ(笑)

今はやりたいことをやるには仕事を頑張るしかない、と思っています。
その分、子どもとの時間が減るので、それは少し可哀相な気がしていますけどね。

働く姿を見せるのは良いような気がしますよ

そうだといいですけどね。
今の子どもはIT化がすごい。
自分のタブレットを俺よりも使いこなしてますよ(笑)

勝手にアプリが整理されているし、ゲームもダウンロードしてて、教えてもないのに。
こんな風に、勝手に成長するんでしょうね(笑)

八丁堀の街の変化は感じますか?

どんどんマンションが建ってますね。
この周辺にも大きなマンションが3つくらい立ってて。
どんどん人が来ている、という印象はあります。

ただ、お客さんの入れ替えは激しいですね。
サラリーマンの方たちは移動が多いので入れ替えも激しい。
初めからきているお客さんも、どんどん変わっていますね。

その中でも変わらず来てくれているお客さんもいるので、それは有難いことです。

4年続けられた秘訣はありますか?

特ににこだわっているものはないんですが、しいて言えば“出来合いを使っていない”こと。
やっぱり料理に自信があるのは変わらないんです。
その味を支持されるのは本当に嬉しいことです。

大人気の角煮

前回の記事を読みましたが、ランチの戦略が当たりましたね。

最初は夜だけやろうと思いましたが、そうも言ってられない。
この周辺はランチで勝負して夜に繋げるのが一番かなと思ったので。

戦略が当たったので良かったなと思っています。

▽こちらの記事もご覧ください▽
【開業者インタビュー】八丁堀の隠れた名経営者勝負勘と計画性をフル発揮の優れた飲食店運営術

開業当初から、間渕さんの右腕としてランチには妹さんが手伝いに来ている。
『ごはんや団らん』の、笑顔が可愛い看板娘としてお客さんをお出迎え。

少し話すだけでも兄弟の仲の良さが垣間見えた。
4年続けられたのは、妹さんの力が大きい、と間渕さんは語ってくれた。

アットホームな店内

人材確保は大変。妹さんのお陰で成り立つ、店舗運営。

開業当初からずっと妹が手伝ってくれているのも、お店が続いている理由の一つと間渕さんは語ってくれた。

ここで実際に妹さんにもお話を伺った。
妹さんが語る、兄の良さ、とは。

インタビュー受けていただき、ありがとうございます。妹さんから見た店主の間渕さんはどうでしょうか?

4年経ってみて、開業当初と人間的に人柄はそんなに変わっていないと思いますよ。
むしろ、それが良いと思っています。
兄の「変わらない良さ」がお客さんにも伝わっているんだと思います。

お客さんとの「細かいコミュニケーション」の大事さを実感

夜はおひとり様で、兄と話しに来る人が多いみたいですね。
常連さん同士もみんなで繋がりあってて、自然とコミュニティが出来ている。
それって良いことですよね。

ランチはバタバタしているんですけど、お客さんの味の趣味や好みが分かっているので、例えばこの人はネギが嫌いだな、とか。

小鉢に嫌いなものが入っている場合は何も言わずに変えたりします。

細かいコミュニケーションが出来るのは兄の強みだと思います。
そんな兄だからこそ、みなさん会いに来てくださってるんでしょうね。

4年目、経営者として今後の展望に悩む

間渕さんの最近のもっぱらの悩みは、今後の展望について。
『ごはんや団らん』は1号店として着々と認知され、前進を続けている。
経営者として2店舗目のビジョンを描くのは当然の事だろう。

だが、それには大きな決断と勇気がいる。
リアルな経営者の悩みを吐露していただいた。

これからの展望はいかがでしょうか?

う~ん、正直悩みます。
店を大きくするとなると、坪数も広い所にしないといけない。
だけどそうすると人材も店舗も確保しないといけない。
店をやりながら探すのはとても大変です。

もちろん、やりたいとは思っている。
ただ、今は時期じゃないのかなとも思うんです。

もちろん、大きな決断ですもんね。

実は優柔不断な男なんです。
決めたら一気に走りだすんですが、今はなかなか決められない。

自分の思った通りにならない時には会社と全然違うな、と思うことが本当に多いです。

自営と会社員はどんなところが違いますか?

全てにおいて全然違いますよ。
自営は1人で何でも決めないといけないですし、責任が全部自分。

雇われの時は展望を決めたら手助けがたくさんあったからやりやすかったですね。
展望も上の人が決めてくれましたし。

確かに、自営は責任の大きさが全然違いますね

ええ。でも会社員には戻れないですね。

もちろんお店を経営していると不安な時もありますし、
会社員時代とのギャップも感じます。

お店始めてからですね、思ったように進まないことが多いんだなと思ったのは。

自分の壁にぶち当たっている感じですね。

はい、店長の時は半年後や一年後の展望を言われたら、やればいい。
だけど自営業だとそうは出来ない。

5年後、この会社でこうなるといえばそうなりますね。
ただ自営業だと、もう1店舗増やして売り上げをこうあげると決め手も、そうもできないことも多いです。
大借金抱えてつぶれるイメージがもあります。

4年やってて急に出てきた壁です。
分かっていたことですが。

ただ、会社員時代に戻りたいということは一切ないですよ。

開業して良かった、本当にそう思いますよ。

これからも、このままで。

創業から4年。
今、経営者の壁にぶち当たっていると間渕さんは言う。

着実に八丁堀には『ごはんや団らん』が認知され、お客さんがつき順調に進んでいる。
勿論、これまでも全てが思い通りに来たわけではないだろうが、
前進をしているからこそ出る、「経営者としての壁」なのかも知れないと思った。

どんな決断をしようが、お客さんは必ずついてくる。
人情溢れる間渕さんにはファンも多い。

間渕さんからのこれからが楽しみでならない。

▼食べログ▼
ごはんや 団らん
https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130203/13187606/

▼ホットペッパーグルメ▼
ごはんや 団らん
https://www.hotpepper.jp/strJ001168348/

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