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ABC店舗主催「これからの時代の開業塾」塾生が『マイソールカフェ』を中野坂上にオープン!

ABC店舗主催「これからの時代の開業塾」塾生が『マイソールカフェ』を中野坂上にオープン!

株式会社ABC店舗では、飲食店で成功を収めている現役経営者をゲスト講師に迎えて開業ノウハウを学ぶ『これからの時代の開業塾』を開催いたしました。
『開業塾』は2019年2月から10月にかけて2期にわたり開催。飲食店経営のコンサルティング事業構築をはじめ、出版プロデュースや監修などでも活躍する山川博史氏(株式会社オフィスヤマカワ代表)が塾長を務め、話題の現役経営者やコンサルタントから飲食店開業に関するノウハウや、経営におけるリスクを学ぶ機会となりました。

2期生のお店『マイソールカフェ』が中野坂上にオープン!

この度、“2期生”として2019年6月~10月に開催された開業塾第2期の全プログラムにご参加いただいた卒業生のお店が、東京・中野坂上にオープンしました。
オープンしたお店は『マイソールカフェ』。マイソールとは南インドに実在する都市の名称であり、その名の通りマイソールをコンセプトにしたカフェです。
マイソールカフェでは、インドの伝統的な飲み物であるチャイを始め、日本国内ではなかなかお目にかかることのできない南インドのコーヒーなどを提供しています。
オープン直後はドリンク類の提供ですが、ゆくゆくは南インドの伝統的な料理などの軽食も提供していく予定だそうです。
マイソールの魅力を感じながらホッとリラックスできる、とても素敵なカフェが誕生しました。

南インドの「マイソール」の魅力が詰まったカフェ。
居心地が良く、とても過ごしやすい店内

南インドの地域「マイソール」の魅力を伝えたいという想いで誕生したマイソールカフェ。
白を基調とした明るい店内は、温かみがあり非常に過ごしやすく、女性一人でも気軽に入ることができる空間となっています。

コンセプトの基となっているマイソールは自然が豊かな地域ですが、店内には植物が所々飾られており、その中でチャイやインドのコーヒーを味わうことで、日本に居ながらマイソールの魅力を五感で感じることができます。

スパイスがじんわりと体に沁みるチャイ

マイソールカフェのチャイは、日本国内の飲食店で提供されているチャイとは一味違います。
一口飲むとスパイスの芳醇な香りが広がり、独特の温かみがじんわりと身に沁みていきます。スパイスと聞くと刺激が強いイメージを抱いてしまいがちですが、こちらのチャイはエスプレッソマシンを用いてクリーミーな口当たりとなっており、何倍でも飲めてしまうほど美味しく、とてもまろやかで飲みやすいことが特徴です。
心も体もほっこりでき、冬には特に嬉しい逸品です。

南インドのコーヒー「ババブダン」

南インドではコーヒーがよく飲まれているそうです。
何百年も前、インド人のババブダンという人物が7粒のコーヒー豆を髭の中に隠してイエメンからインドに持ち込み、カフェの店名にも使われているマイソールという地方に植えて栽培を始めたことがインドコーヒーの発祥と言われています。
マイソールカフェでは、その人物の名前を冠したコーヒー「ババブダン」を味わうことができます。
ババブダンは、深みのあるしっかりとした味わいの中に程よい酸味とほのかなフルーティーさがあり、ブラジルやベトナムなどの豆を使用したコーヒーとはまた一味違う風味となっています。

インド・南インドと言えば、日本人は真っ先にカレーを思い浮かべ、コーヒーが栽培されていることを知っている人は決して多くないでしょう。
日本であまり知られていない異国の文化を知り、実際に味わうことで世界観の広がりを感じることができることは、マイソールカフェならではの魅力です。

「これからの時代の開業塾」卒業生インタビュー

マイソールカフェを経営する伊藤様には、開業塾“2期生”として第2期の全5回にご参加いただきました。
晴れてご自身のカフェをオープンした伊藤様に、卒業から開業までの状況も交えて開業塾の感想をお伺いしました。

本を読むだけでは掴めなかった開業ノウハウの要点。
対話・交流ができる開業塾での会得を期待しての参加

Q.開業塾で得た学びの中で、お店の開業準備や経営に活かされたことはありましたか?

たくさんあります。
第1回に参加した時は、まだ物件を探しているような状況でした。異業種からの転身で飲食店経営も初めてなので分からないことだらけだったのですが、全5回の参加を通じてたくさんのことを学ばせていただいたり、自分の考えを整理することができました。

一番大きなものでは、勇気を貰って前に進むことができたというところですね。
1年前の夏ぐらいにカフェを開きたいという方向性は決めていて、頭の中でいろいろと模索していたのですが、どういう場所でどういうふうにやったらいいのか、物件を探しながら手探りな状況でした。
開業に関する本もたくさん読んだのですが、良いことはたくさん書いてあるものの、どこか平面的であり「結局、なにが大事なの?」と思ってしまって、ポイントが見えにくい状況でした。

開業塾を開催するという話を聞いた際は、「これがコツ」「ここが大事」というポイントを、人とのインタラクティブな交流を通じて見極められるのではないかということを期待して参加させていただきました。

Q.そのご期待に対して、開業塾は応えることができていましたか?

そうですね。知らなかったことやアイディアをたくさん学ばせていただきました。

特に学んだことは「個店ならではの戦い方」

Q.たくさん学んだ中で、特に勉強になったと感じることは何でしたか?

飲食店は開業後3年以内に80%が辞めていくという、マーケットの環境としては昔に比べてもさらに厳しい状況ではありながらも、その中でも戦い方はあるということを学べたことですね。
大手のチェーンと同じようなことをするのではなく、「個店の魅力」と「個店なりのやり方」で突き詰めていけば、厳しいマーケット環境でもやっていけるということを全5回に渡って継続的に教えていただいたことは一番大きいです。

塾長の山川先生には、個店はファンクラブを作っていくものだと教えていただきました。お店のオーナー自身が好きなことを追及してやっていく中で、そのオーナーが好きな物に惹かれてお客様が集まってくる世界を作っていく―。そのためにはオーナーが何をやりたいのか、どういった価値が提供できるのかをしっかりと磨いていって、お客様に対してたくさんの頻度でたくさんの時間をかけてしっかりとコミュニケーションをとり、自分の伝えたいことを伝えていくことが大事だと学びました。

もう一つ学んだこととして、大手チェーンのように綺麗に対応する必要はないということですね。例えばお客様がたくさん訪れたときに、綺麗な対応をしようと闇雲に頑張りすぎて無理をすると、結果的には収益を圧迫してしまうこともあると知りました。こちらから「少々お待ちください」といった声掛けや説明をして、お客様に理解していただいたうえで待っていただくといった感じで、無理をしすぎずに自分たちができることを真摯にやっていくことの大切さも教えていただきました。

これまでいろんな本を読んできましたが、こういった「個店ならではの戦い方」が明確に書かれたものには出会っていませんでした。個人店がどう戦うかについて学べたことが一番の大きな収穫だったと思います。

Q.開業塾を通して学んだ「個店ならではの戦い方」で、開業準備や経営に活かせたことはありましたか?

マイソールカフェは、私自身が大好きな南インドのマイソールという場所の魅力をお客様にお伝えしたいという想いで始めたのですが、その軸がぶれることなくやっていけば、気に入ったお客様には継続的にお越しいただけるのではないかと感じでいます。開業塾で教えていただいたことをやっていけば、しっかりと進めていけそうかなという感触は得ていますね。

「大手チェーンのように綺麗に対応する必要はない」ということを学んだ点では、もともとアルバイトを募集しようというアイディアもあったのですが、まずは家内と二人体制で真摯にできる限りのことをやっていこうと決めました。

Q.開業塾へのご参加を通じて、お店のコンセプトへの影響はありましたか?

参加前からイメージはあったのですが、開業塾に参加したことによって「自分が伝えたい価値」や「狙うべきメインターゲット」「お客様にどう伝えていくのか」といったことがより具体的になり、明確に自分自身の言葉で表せるようになったことも、開業塾に参加させていただいた大きな意義だったのではないかと思います。

Q.価値や魅力をお客様に伝えていくために、どのようなことを実践しましたか?

広告・販促の中で価値を伝える手法もいろいろと教えていただきまして、Instagramを作りました。お店のInstagramの中では我々がこだわっているマイソールのコーヒーの種類だったり、提供する紅茶の内容などを写真と文章で伝えるという取り組みを開業塾に参加してから始めました。


Instagram:@mysore_cafe_japan

Instagramは開業塾に参加していなかったとしても始めていたとは思いますが、自分の好きなことを飾らずストレートにお客様に伝えるのは良いことなんだということは開業塾を通じて学びました。自信を持って「これは私が好きな物です。だから紹介します!」といったスタンスで言えるようになったことも収穫の一つですね。

自宅のそばでの開業により、市場調査や夫婦経営の連携面でのメリットが

Q.様々な面で収穫があったのですね!

「個店の戦い方」について一番学んだのですが、それ以外にも細かいことも含めてたくさん学びました。
物件探しの面では、出店場所はなるべく自宅の近くがよいという助言をいただきました。もともと西荻窪や中目黒などいろいろな地域の物件を見ていたのですが、自宅のそばの良さを教えていただいた時に「確かにそうだよな」ということで中野坂上に決めました。
中野坂上は自宅から徒歩圏内なのですが、自宅のそばにすることで、どういう方が通っているか、どういうニーズがあるかについて、自分の実体験からもよく分かりました。家内と二人でやっているという面でも、互いに連携がしやすいというメリットもあったので、家の近くでやってよかったなとすごく思っています。

経営者の安心は周囲の安心にもつながる―。
講師との質疑応答で変わった「自己資金」への考え

Q.第2期すべての会にご参加いただきましたが、今回の開業塾で特に印象に残っていることはありますか?

もちろん全部の回が良かったのですが、第1回のゲスト講師である田中竜也さん(株式会社NATTY SWANKY取締役副社長/肉汁餃子製作所ダンダダン酒場経営)と質疑応答を行った際に、自己資金についての考えでハッとさせられました。

当初は、自分でお店を持つからには会社員時代に貯蓄した自己資金で全部やろうと思っていました。そのぐらいの気持ちを込めてお店を作るんだという想いだったのですが、田中さんと会話をする中で「不安を持った人がお店をやっていると、周りも不安になってうまくいかないというケースが多い」という話を伺いました。田中さんの「私だったら借り入れた融資でお店をやって、自己資金は万が一の時のためにとっておく」という言葉でハッとさせられて考え方が変わりまして、その翌週に日本政策金融公庫で申し込みをしました。

お店の投資については基本的に融資で対応し、万が一思うようにいかない事態に陥った際には自己資金で可能な限り対応していくという体制になったので、そこについても田中さんとの質疑応答が活きました。
田中さんとの質疑応答をしていなければ融資は申請していなかったと思っていますし、もしそうだったとすると運転資金がギリギリで不安になっていったと思っていますね。

Q.運転資金に余裕ができたことは、心理的な面でも大きかったですか?

そうですね。特に家族とお店をやる場合には、家内を始め家族は心配するはずですからね。お店のオーナーである主人が安心してやっているか、厳しい状況で必死な顔をしてやっているか、顔色をすごく見ていると思うんです。安心してできているということは周りの人の安心感にもつながって、良い効果があるのではないかと思います。

Q.開業塾は少人数制をとり、塾長・講師と参加者の距離を近くすることを心掛けていました。実際に参加されてみて、この距離感はいかがでしたか?

今回は人数が限定的だったこともあって物理的な距離も近かったですし、先生もオープンな方ばかりで質疑応答も積極的に受け入れていただきました。普段なかなかお会いできない方々と直接お話や質問ができたことは良かったですね。

開業塾へのご参加、誠にありがとうございました!マイソールの魅力が多くの人に伝わり、たくさんの方々に長年愛されるお店になることを祈っております!

マイソールカフェについて

マイソールカフェ

所在地

東京都中野区中央2-5-2 第1きりやビル

アクセス

東京メトロ丸の内線 中野坂上駅 2番出口より徒歩約3分

営業時間

11:00~18:00

定休日

土曜日・日曜日・祝日

関連サイト(外部)

Instagram:@mysore_cafe_japan


Written by 飲食店の居抜き物件なら!居抜き店舗ABC
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