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オフィス街の飲食店ランチ需要を調査!小川町・淡路町エリア(後編)

オフィス街の飲食店ランチ需要を調査!小川町・淡路町エリア(後編)

まずは前編ご覧ください

都内有数のオフィス街であり、なおかつエリア内に観光地や住居が殆どないため、ビジネスに特化した地域である小川町・淡路町エリア。
前編では、通行人の状況や動向から11時台~12時台のランチ需要を現地調査しました。

まだご覧になっていない方は、ぜひ前編からお読みください。

◇オフィス街の飲食店ランチ需要を調査!小川町・淡路町エリア(前編)

前編へ

12時台にピークを迎えたランチ需要。いつまで続く?

後編でも、前編同様に靖国通り沿いでランチタイムに通行する人々の流れを調査していきます。

交差点

引き続き、靖国通りと本郷通りが交差する地点にて13時以降の状況も計測。

13時からはピークの第2波が!

小川町・淡路町エリアでは11時台後半からランチを求める人々の流れが活性化。
12時台の終わりごろからは、回転は続きながらも空席が少しずつ出てくる飲食店も増えてきました。
しかし、そのような状況も束の間。13時になると入れ替わるようにオフィスビルから人が流れ出てきます。

13時台

おそらく休憩が交代制であったり、いちばん混みあう12時台を避けてランチに行く人も多いのでしょう。

13時20分ごろの通行人数計測では、1分間あたり174人が通行。

13時台の計測

12時台の第1波ほど多くはないものの、やはり通行人は多い状態が続き、多くの人々が飲食店やコンビニに入っていきました。

14時前後からピークは落ち着く

14時過ぎ

飲食店のランチ営業は14時~15時の間に終わる場合が多く、そこからも伺える通りランチタイムのピークは14時前後で落ち着きます。

静けさを取り戻した14時15分ごろに通行人数を計測してみると、1分間当たり75人。11時のピーク前とほぼ同じ数となりました。

14時台

一方、人気のラーメン屋では14時を過ぎても行列が続いていました。

つじ田の行列

この店舗はアイドルタイムを設けていませんが、近場にある系列店も含めて常に来客があるほど人気なことから、アイドルタイムは必要ないのかもしれません。

ここに並んでいる人々のように、あえてランチタイムから時間をずらして人気店を訪れる層も、決して多くはないながらも確認できました。

カフェは14時以降も席が埋まり続ける

カフェ

一方、カフェは14時以降も空席が見つけづらい状態が続いています。
靖国通り沿いには大手カフェチェーンが複数あり、その殆どが広めの店舗です。


周辺のコーヒーショップ・カフェ

しかしながら、14時、15時と時間が経過していっても、どのカフェもビジネスマンで埋まり続けています。

筆者がカフェを訪れた時刻は14時半過ぎ。1店舗目は満席のためカウンターでの注文前に諦め、15時ごろに訪れた2店舗目ではわずかに空席が。
コンスタントに来客があるため、空席ができても数分で埋まってしまう状況が続いていました。

日中帯にカフェへ来店する客層は、どの時刻も絶えずビジネスマンばかり。
やはり場所柄、プライベートのカップルなどは筆者の滞在時間には確認できません。
会話を楽しむマダムの姿が僅かながら見受けらましたが、そのような客層を見かけると珍しさを感じるほど、商談やパソコンを使った作業のために利用するビジネスマンが大半を占めています。

16時近くになっても、入店者に対して「お席を確保してからご注文下さい」との注意喚起が繰り返されており、平日日中帯はカフェの需要が高いことが伺えます。

カフェ

写真は16時ごろのカフェ。店内が満席のためか、気温8度と冷え込んでいるにも関わらず店外の席でパソコンを操作するビジネスマンの姿もありました。

オフィス街では、ランチから夜の来店に繋げられる可能性あり

ポイント

このエリアには、ランチ限定で営業しているお店は殆ど見当たりません。
ファストフードチェーンを除くと、居酒屋や料亭といった夜の営業がメインである飲食店がランチ営業をしている場合が大半を占めています。

ランチで来店した方にお店の味や雰囲気を知ってもらい、夜の飲み会や接待での利用に繋げられる可能性も高いと言えるでしょう。

ビジネスに特化した街で飲食店を開業する場合の注意点

小川町・淡路町エリアは、オフィス街の中でもとりわけビジネスに特化したエリアです。靖国通りから外れた先に高層マンションはありますが、中心地に住宅や観光名所は殆ど存在しません。

このエリアの飲食店は9割以上が終電時間に近い23時に閉店します。
大手牛丼チェーンといえば24時間営業が当たり前のイメージがありますが、このような店舗も例外ではありません。

大手牛丼チェーンですらも23時台には閉店となり、店舗によっては土日の営業時間が平日よりも一層短く設定されている場合もあります。
さらに大手チェーンではない飲食店では、土日祝日に営業しているお店を見つけることが難しいほどです。

このような点から、ビジネスに特化した街であるだけに深夜・休日の飲食店需要が著しく低いことが伺えます。
神田・秋葉原・御茶ノ水は24時間営業や深夜営業をしている飲食店が無数にあることから、わざわざこのエリアまで足を運ぶ人もいないのでしょう。

小川町・淡路町エリアで飲食店を開業する際は、終電後や土日祝日の営業に関して注意する必要があります。

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Written by 飲食店の居抜き物件なら!居抜き店舗ABC
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