特集記事

新規開業者が陥りやすいPR課題成功例。~私はこうして集客に成功した~

新規開業者が陥りやすいPR課題成功例。~私はこうして集客に成功した~

飲食店開業を夢見る方々のサポートを行う株式会社ABC店舗では、物件を取得し開業を果たした方の「その後」を追ってインタビューを実施しています。

これまでのインタビューを通じ、初めての飲食店開業に生じやすい、ある“課題”の存在が明らかになりました。
その課題とは、販促や宣伝といった店舗のPR(プロモーション)関係。

どれほど料理やサービスに絶大な自信があったとしても、お客様の来店なくしては商売が成り立ちません。
しかし、初めての開業となると右も左も分からずに暗中模索状態となってしまいがちであり、販促・宣伝をどうしたらよいか分からなかったとの声も多数ありました。

新規開業者が陥りやすいこと

何をしたらよいか分からない

販促や宣伝と言ったPR活動において、新規開業者は根本的に何をしたらよいか分からない状態に陥りやすくなります。
独立するまでに飲食店で働いていても、厨房を担当していた方からは「販促や宣伝は店長が行っていたから経験がなかった」との意見も。

分からなかったことの詳細としては、手段、選び方、手筈に関することが頻繁に挙がりました。

どのような手段があるか分からない

根本的に「宣伝」「販促」といっても、まず何があるか分からなかったとの声も多くあります。

PR手法にはアナログな手法とデジタルな手法が存在します。

【アナログ手法】
・チラシ配り
・新聞や雑誌への広告出稿
・看板の掲示
・近隣店舗からの紹介
 など
 
【デジタル手法】
・グルメサイト
・SNS(Twitter、Instagram、Facebookなど)
・ホームページの作成、運用
・WEBやSNSへの広告出稿
 など

様々な手段がありますが、お金を掛けずにできる物から費用を要するものまで、多岐にわたる手法があります。

チラシを自作できるのであれば紙やコピーに掛かる費用のみで安価にPRできますが、デザインを外部に依頼する際には作成に関わる費用を要します。
WEBに関しては、SNSは基本的に無料で運用できますが、ホームページに関しては自作できる場合を除いては制作費用を要し、自作・委託に関わらずサーバーなどの維持費用は基本的に必要となります。

食べログなどのグルメサイトに関しては、店舗の利用客が情報や口コミを掲載する場合は費用が発生しませんが、店舗主導で詳しい情報を掲載するのであれば有料プランの契約が必要となるため、費用に関しては事前にチェックしておくことを推奨します。

たくさんある中から、どの手段を選ぶべきか分からない

前述の通り、販促や宣伝には多岐にわたる手段が存在します。
中には販促ツールの業者から営業を受けるがままに契約してしまい、費用対効果が出ていないのにお金だけ払い続けているケースも少なくありません。

店舗の状況やターゲット層に合った手法の選択を!

知っているサービスや営業を受けたものを「とりあえず」導入してみることは、時間や費用を必要以上に費やしてしまうことに繋がってしまうため、望ましくありません。
手段を選択するうえで大切なことは、【自店舗の経済状況】や【ターゲット層の属性】を考慮したうえでの判断です。

例えば、近隣の住民やビジネスマンをターゲットにするのであればチラシ配りが効果的。ビジネスマンの取り込みを狙うのであれば、通勤時間帯の駅前で実施することで、狙い通りのターゲットに対して情報をPRすることができます。
チラシに関しては、業者に制作を依頼する際はそれなりの制作費を要しますが、プロが制作するためクオリティは高くなります。
しかし、経済的に余裕がない状態での開業となるのであれば、クオリティを求めて資金を犠牲にすることは危険となることもあり得ます。状況によっては手書きでの自作が望ましいこともあるため、自店舗の経済状況を考慮しながら判断することを推奨します。

また、若い層を狙うのであれば、SNSを使ったPR戦略も有効です。
店舗のアカウントから情報を発信することはもちろんですが、SNSで商品の写真や感想を投稿してくれたお客様は割引を適用するサービスもよく行われています。
SNSの魅力は何と言っても「拡散力」。ユーザーが投稿を気に入れば、そのユーザーとSNS上で繋がりがある人々へ投稿を拡散することができます。話題になったものは瞬く間に多くの人へ拡散が伝播していくため、PR効果が絶大なものとなります。
もちろん、拡散したくなるような魅力を持たせる工夫は不可欠。様々な工夫を凝らしている飲食店は数多くあるため、他の店舗やライバル店の手法を参考にしてみると良いでしょう。

世間には数多くの販促ツールを扱う業者が存在しますが、中にはグルメサイトでの情報発信からホームページの作成まで、数多くの手段を包括的に提供するサービスもあります。もちろんオプションが増えればその分だけ料金も上がりますが、メニュー写真の撮影やキャッシュレス決済の導入なども併せて担ってくれるサービスもあるため、店舗の状況と照らし合わせたうえで包括的なサービスの利用を検討することも手段のひとつです。

手筈が分からない

手段を知っても、やり方や使い方が分からないものがあったという経験談は特に多く挙がりました。
このような問題はデジタルな手法に関することが特に多く、WEBでのPRに力を入れずに後悔したことがあるという開業経験者の多くは、「どうせやり方が分からないから」と最初から諦めてしまったケースも。

「電子機器が苦手だから」「自分はインターネットを使わないから」との理由でWEBでのPRをしないとの意見もありましたが、現代はスマートフォンの普及によって誰もが気軽にインターネットを使えるようになった時代。このような情報化社会でWEBでのPRを諦めてしまう行為は非常に勿体ないことです。

飲食店を探す時、気になったお店を見つけた時、現代では多くの人がその場でネット検索を行います。
ネット上での情報展開が不足していた場合、来る可能性があった人を逃してしまっていることになります。

やり方が分からないのであれば、「説明書や手順書を読んでみる」「やり方を検索してみる」「周囲に聞いてみる」といった形で、まずやり方を調べてみましょう。
難しそうだからとの先入観だけで避けてしまう人も多いですが、まずはやり方を学んでみることが肝心。難しいと思って反射的に避けていたものでも「意外と簡単だった」「自分でもできそうだ」と思える可能性もあり得ます。

販促業者によっては、使い方のサポートや更新の代行などのサービスを提供している業者もあります。もちろん基本的に有料ですが、どう足掻いても手筈が分からないのであれば、そのようなサービスの契約も有効な手段のひとつです。

味やサービスに自信があるからと、PRを怠ってしまう

もちろん、飲食店を経営するにあたり「味」の向上や追及は大切です。
もともと自信を持っていたものを自身のお店で食べてもらうために開業する方もおり、重要なものであることは間違いありません。

しかし、どれほど味に自信があるからといってもPRを怠ることは危険です。
職人気質な人ほど「この味ならば絶対に気に入ってもらえる」との想いだけで販促を軽視してしまう傾向が強まります。

とはいえ、どれほど美味しい料理を提供することができても、世間にお店の存在を知られない限り、その味に辿り着いてもらえることは稀です。
特に、新規開業店舗は【これまでには存在しなかったもの】であることから、販促や宣伝によって店舗の存在を知らせていくことが重要です。

先輩の経験談

Uber Eatsを導入してよかった

京浜急行本線 子安駅から徒歩3分の地にある『らーめん橋本』。
このお店を経営する橋本さんは、Uber Eatsの導入が効果を発揮したと語ってくれました。

Uber Eats
ラーメン橋本 Uber Eatsページ(外部)

配達の人員を割くことなく宅配に対応

アメリカで誕生し、日本でも爆発的な広がりを見せている宅配サービス『Uber Eats』。
Uber Eatsは配達員として登録している民間の人々が配達を担当するため、飲食店としては配達のための人員を割く必要がなく宅配に対応できます。

『らーめん橋本』は、土日を除いて基本的には橋本さん1人での営業。人員を割かずに宅配できることは良かったと語ります。
店舗の存在周知にも繋がっただけでなく、Uber Eatsによる宅配での売り上げも経営を支える重要な要因になっているそうです。

Instagramを見ての来店だけでなく、取材依頼も

大井町で和食と韓国料理を織り交ぜた創作料理を提供する『彩』は、Instagramの展開に力を入れているお店。
絶品のメニューの数々はもちろん、手作りの料理やお酒を仕込んでいる際の写真や動画も度々投稿されており、見ているだけでお店に行きたい気持ちが掻き立てられます。

この投稿をInstagramで見る

#大井町#品川#もつ煮#モツ煮込#和食#かんこくすきなひとと繋がりたい #韓国料理 #korea #マッコリ#チャミスル#炒めもの#昼のみ#定食#居酒屋#無料#モツ煮1杯無料#彩#いろどり 皆さんこんにちは!一段と冷えてきましたね。今日は韓国料理1品ご紹介します。日本ではあまり知られていませんが、海鮮とホルモンを韓国味噌で炒めたものです。韓国のお酒も合いますが、芋焼酎とも相性抜群です!ぜひ一緒にたべてみてください!インスタグラム見たと言ってくれた方、お好きなモツ煮込1杯無料とさせていただきます!今晩もお待ちしております。

彩 いろどり 大井町(@irodoriooimachi)がシェアした投稿 –

この投稿をInstagramで見る

檸檬サワー浸かってます!

彩 いろどり 大井町(@irodoriooimachi)がシェアした投稿 –

『彩』を経営する趙さんに話を伺ってみると、Instagramがきっかけの来店だけでなく、取材の依頼もあったといいます。
先日、地元の「品川経済新聞」にお店を紹介する記事された『彩』。取材を担当する方にお店を知ったきっかけを聞いてみたところ、Instagramを見て知ったと返ってきたそうです。

InstagramをはじめとするSNSは、工夫次第でお店の存在を周知するための有効なツールとなり得ます。


Written by 飲食店の居抜き物件なら!居抜き店舗ABC
物件のご紹介はもちろん開業までをサポートいたします!


簡単30秒で会員登録完了!

飲食店、物販、テイクアウトなどの店舗物件をご紹介します!

記事に登録されているタグ

Copyright © 居抜き店舗ABC, All Rights Reserved.