用語集

貸室賃貸借契約書

賃貸物件を借りる時に貸主との間で交わされる契約書のことをいいます。この貸室賃貸借契約書には、物件の情報が事細かに記載されています。主な内容は物件の所在地、構造、広さ、間取り、築年数などで、物件によって内容が多岐にわたるものもあります。

例えば、商業施設の場合にはその店舗の区画番号や出店における諸費用に関することも記載されています。この貸室賃貸借契約書は見慣れない人からすると大変わかりづらい記述がなされていますので、契約する際にはしっかりと内容を確認しましょう。中でも、前の借主が使用していた設備をそのまま残している居抜き店舗は、出店の際の初期費用が抑えられるという大きな魅力がありますが、それらの設備についてどちらが管理するべきものなのかを明確にしておかなければなりません。

元々あったものだから貸主側の管理だろうと安易に考えていては、後々トラブルの原因に発展しかねません。そうならないためにも契約時にしっかりと確認しておきましょう。
 

前の店舗の設備がそのまま残されている居抜き物件は、条件さえあえば、初めて店舗を出す方にとって大変魅力的な物件です。しかし商業施設側の視点でみると、元物販区画には物販店を、飲食区画には飲食店を誘致しなければならず、実は必死だったりします。そういった物件を借りる側が魅力を感じるように、あらゆる駆け引きをして既存の条件内で少しでも有利に契約しようとしています。

そこを利用して、思い切った条件をこちらから提示してみると、もしかしたら受け入れてくれるかもしれません。場合によっては商業施設側が費用をもってくれるような工事などがあったりします。

それから商業施設に出店した場合、共有スペースについての記載などもあったりします。そう考えると貸室賃貸借契約書を見返す機会がけっこうあるのではないでしょうか。出店した後も引き出しの奥にしまい込まず、いつでも見られるようにしておくことをお勧めします。

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