用語集

共有面積

共有面積とは賃貸オフィスや貸事務所・ショッピングモールなどでエントランスやエレベーターホール・通路・トイレ・バックスペースなど各テナントが共有して使用する部分をいいます。共有部分と呼ばれることも多く、その反対に賃貸契約を結び借りたテナントスペースを専用部分と呼ばれます。

テナントとして賃貸契約を結んだ場合、契約者は誰でも共有部分を使用できますが、同時に独占することは許されません。これは路面店で考えた時に、道路部分に商品や看板をはみ出して設置するのが違法になるように、建物内でも同様の扱いになるので注意が必要です。
また共有部分の管理や保存は建物の管理者が行うのとは別に、共有者であるテナントの賃貸契約者にも権利があると民法で定められています。そのため管理費などがかかってくる場合があるので、事前に契約内容をしっかりと確認することが大切になります。テナントとして入店する場合、必ず使用するので使い方については注意が必要です。
 

ショッピングモールや賃貸オフィスにテナントとして出店した場合、店を盛り上げるのは大切ですが、共有面積について意識することも必要です。通路やトイレなどは必ず使用するものですが、自分たちだけが使う場所ではなく、すべてのテナント契約者が同じ権利を持っていると認識することが重要になります。

店舗間でトラブルを起こす原因の一環は共有部分の使い方でも起こるので、皆が使う場所だという認識を持つと避けられるようになります。
また共有面積が広いほど管理費がかかってくる場合があるので、事前の確認が大事です。テナントの賃貸費用は建物内で好条件である他に、共有部分に関わってきますから、そういった部分も見逃さないようにしてください。出店を考える時に集客を意識すること大切ですが、スタッフの使いやすさも重要になってきます。業種や客層を考えてテナント場所を考えるようにすると、より効果的に人気を出すことができます。

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