用語集

バール(バル)

日本に存在する色々なタイプのお酒が飲めるお店の中でも『バール(バル)』は、言葉の感じが似ている『バー』とはまた違ったタイプのお店のことを差します。全て綴りはBarで同じなのにどうして読み方が違うのかというと、国によって読み方が異なってくるからです。バーと読むのは英語で、バールという読み方はイタリア語、バルはスペイン語での読み方となります。

では、読み方が異なるだけで全て同じスタイルのお店なのかというと、そうではありません。お酒を飲む場所という意味合いでは同じとされますが、そのスタイルには明確な違いがあります。バーはアメリカのバースタイルのお店で、落ち着いた雰囲気の中でアルコールを飲む場所とされており、日本でも昔から馴染みがあるものです。一方、バールはというと夜にはワインやビールなども飲むことができますが、朝から営業しているお店が多く、エスプレッソと合わせて軽食を食べる喫茶店のような場所です。バルは片手で気軽に食べられるおつまみを食べながらお酒を飲む場所なので、日本でいう居酒屋のような場所。

このことから、バール(バル)とされるお店は軽食を食べながらお酒が飲める喫茶店要素と居酒屋要素を兼ね備えたお店とされています。
 

バール(バル)は喫茶店要素と居酒屋要素を兼ね備えたお店ですが、では一体なぜそのようなお店のスタイルが数年前から流行り出したのでしょうか。それは、気軽さとお洒落さを併せ持った空間で手軽にお酒を飲みたい人たちが増えたからにほかなりません。

居酒屋はどうしても仕事帰りのサラリーマンが通うイメージがあり、カップルをはじめ女性だけでは入り難いというのが難点でした。居酒屋の手軽さはそのままにもっと楽しくお酒が飲める場所はないものかと思っていた人たちに上手くマッチしたのが、バール(バル)だったというわけです。

バール(バル)では他人同士も気軽に会話ができますから、最近では密かな出会いの場としても人気を集めています。お洒落で落ち着いた雰囲気のバーは敷居が高めでしたし、利用するには男性も女性もある程度まとまったお金が必要です。その点、バール(バル)ならば敷居も低く、しかもお手頃な価格でお酒を飲めるので、男性としても出会った女性に気持ち良く奢ることができます。

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