用語集

QSC

QSCは飲食業における最低限の要素が込められた基本用語です。Qはクオリティで、提供される食事そのものを指し示します。味付けや量に盛り付けの美しさなどひとつのお皿を取ってもクオリティに関わる要素は多く、それらは安定した高い水準で出されるべきお店の看板とも言えます。

Sはサービスを指しています。お客さんに不快な思いをさせないことはもちろん、より良い気持ちで食事を楽しめるかどうかはこの部分にかかっていると言っても過言ではありません。徹底したサービスを提供するのか、それともお客さんの自由さを重視して過度な提供は控えるのか、お店によって試行錯誤された個性が表れます。

そしてCはクレリンネス・清潔感を意味しています。店内や食器などが清潔であってはじめて成り立つので、これは欠かすことができない土台の役割を持っています。お店が評価される際にプラス面よりは減点の方に大きく作用することが多いため、目立たないながらも気を抜いてはいけないポイントです。
 

お客さんは飲食店に、QSCの中でもQ・クオリティを目的として足を運んでいると言ってもよいほどです。それが足りていないとなるともはやお客さんはわざわざそのお店に行く必要がなくなってしまいます。

そしてS・サービスはお客さんの気分に大きく影響を与えます。もしサービスが不足していると、たとえクオリティが高くてもお客さんは楽しく食事をすることができず、クオリティが持つ本来の良さに目を向ける余裕すら無くなってしまいかねません。

C・クレリンネスが足りていなければ提供される食事が素晴らしいものであっても、お店から不潔感を感じてしまえばその食事の信頼までも失われかねません。また良いサービスを提供しようとする精神と、店内を清潔に保とうとする心には通ずるものがあります。
このようにQSCは基本であるだけでなく、それぞれが干渉しあっているため、その中のどれかひとつでも欠けると飲食業として劣ってしまうことになります。

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