第二章
自分にぴったりの物件を見つけるには
東京での店舗物件の探し方について

お店出店のためには店舗物件が必ず必要です。

物件には住むための住居物件と事務所を構えるための事務所物件、店を出すための店舗物件がありますが、それぞれ賃貸条件など諸条件は異なります。土地は有限で、その中でも建物を建てることができる場所、それも店舗用とで利用できる建物というと制限されます。

店舗に使える物権は決して多くはありません。交通網やインターネットが発達した今、東京など首都圏で店を出したいと考え、地方からインターネットを利用して情報を収集する場合もあります。海外から東京の物件情報を見たりという探し方も普通になりました。少ない店舗物件の中で、理想の物件を探しだすにはどうすればよいのか、探し方について見て行きます。

まずは自分のお店のコンセプトを明確にし、それに合うのはどのエリアか、広さはどれくらいがよいか、予算はいくらまでなら出せるかなど開業条件を固めてから希望する街の不動産屋に行きましょう。ただ東京で理想的なエリアというと激戦区となるのでエリアにこだわりすぎないことが大切です。

良い不動産屋探しも重要です。事業計画をきちんと把握して本当に開業に適しているかどうかの相談にのってくれるところを選びましょう。話を聞かず安い物件を押し付けてくるところは要注意です。店舗物件の場合、賃貸住宅の敷金に当たる保証金というのが必要になります。家賃の6から12か月分が目安です。さらには前家賃1か月分と不動産仲介手数料1か月分も加わるので最大で家賃14か月分はかかる計算になります。単に人が多かったり大きな駅の近くだったりというだけでなく、ターゲットとする客層が周辺にどれだけ住んでおり、彼らがどれだけ通ってくるかを考えてエリア選びはしましょう。

エリアが決まり、予算もある程度の目処が立ったらめぼしい物件をピックアップし、チェックしましょう。家賃や保証金、管理費、共益費、火災保険の額など金額面は大切なチェックポイントです。自宅からの距離や引渡し時期について、上下水道や電気ガス代なども実際にお店をやっていくにあたり必要なことです。物件も決まったら更に周りの環境を細かくチェックします。どんな人が多いのか、街の活気はどうか、昼と夜の人通りの差はどうか、公共施設や公園など周辺環境も見ます。近似タイプのお店もチェックしておきましょう。近くに学校があるとお店が営業できない場合もあるので不動産屋に確認しておきます。不動産屋さんとの信頼関係を結び、良い物件探しをしましょう。