第三章
こうすればうまくいく!資金調達と店舗賃貸契約

資金調達ってどうやるの?

飲食店を開業する上でどうしても必要となるものは、「資金」です。では、どのように資金を確保することができるのでしょうか。ここでは、飲食店開業でよく使われる、一般的な調達方法をご紹介します。

まず前段階で、事業計画書及び投資計画書を作成する必要があります。この投資計画書を記載していくなかで、希望する総投資額[不動産物件取得費+内装費用+厨房機器類等+運転資金(3ヶ月以上を目安に)]に対して、自己資金でまかなえないことがわかった場合には、どこかから資金を調達しなければいけないということになります。

 

調達方法としては、主に親族等からの借入、金融機関からの借入、助成金、補助金という資金調達の手段がありますが、ここで注意しなければならないのは、補助金及び助成金の支払い時期です。ほとんどが開業時には貰えず、後払いになるということなのです。そのため、事前に資金が必要な場合は、親族等からの借入、または金融機関からの借入、という手段で資金調達を考えていくことになります。

親族等からの借入は、相手側の経済状況や環境などに左右されるため、とても不安定な資金調達方法です。これに対して、金融機関から借り入れる場合は、審査さえ通ってしまえば、ほぼ確実に調達することができます。この「金融機関からの借入」のことを、一般的に融資といいます。

 

しかし、ここでポイントとなるのが、助成金や補助金と違い、融資は資金を提供してくれるわけではなく、あくまでも「資金の貸し出し」にすぎないということです。そのため、融資の審査を行う金融機関は、必ず返してくれる方にしか、お金を貸してはくれません。それは、返してくれる見込みのない友人にお金を貸せるかどうか、ご自分に置き換えてみればご理解いただけるかと思います。

そのため、融資を受けるためにはある程度の基準が設けられています。逆に言えば、これをクリアしないと融資を受けることはできません。この基準があるために、なかなか融資を受けられない、すぐにでも開業したいのに開業できない、といった方も多くいらっしゃいます。開業直前に融資で慌てる前に、基準をクリアするための材料・方法をあらかじめ揃えておきましょう。それがスムーズに資金を調達する秘訣です。