第二章
こうすればうまくいく!資金調達と店舗賃貸契約

融資審査を有利にするために

飲食店を開業するにあたって開業資金の調達は不可欠です。中には、自己資金ですべてまかなえるという恵まれた方もいらっしゃいますが、そうでない限り、大多数の方は親族や友人からの借入れや、日本政策金融公庫や金融機関などからの融資を検討しているのではないでしょうか。

融資を受けるためには、審査を通過しなければなりません。今回は、融資審査を有利にするためには必要なことについて考えていきたいと思います。

融資の審査とは

融資を受けるためにはまず書類を申請し、審査を受ける必要があります。融資元が日本政策金融公庫なのか、銀行などの金融機関なのかなどによっても、申請から融資までのプロセスは若干異なりますが、いずれにしても、必ず面談による審査を受けることになるでしょう。

 

審査員は何を見ている?

勤務経験については何年以上という定めがあるわけではなく、技術力や運営についてのノウハウを習得しているかがポイントとなります。つまり年数の長さと言うよりは、何をやってきたかということが重要になります。例えば営業はわずか3年だったとしても、中身が濃いものであれば全く問題ありません。

ご自身で貯金した金額が低ければ低いほど、公庫の審査担当者からは嫌な顔をされるでしょう。最低でも100万円を目標に自己資金を貯金しておいてください。また自己資金が少額の場合には、お金に変わる能力でアピールできるようにしておくことも必要です。

自己資金以外の親族等からの支援金は、通称「みなし自己資金」と言います。自己資金と「みなし自己資金」を足して300万円以上あれば、審査は通過しやすい傾向にあります。

 

まとめ

上述した審査のポイントからもわかるように、融資の申請をする時点で、ご自身にどの程度の貯金があるかが、審査に大きく影響してくることがわかります。貯金は多ければ多いほど審査に有利に働くため、将来開業を考えている方は、早いうちから貯金をして、融資審査にそなえておきましょう。