第三章
お店のイメージの決め手!内装工事の上手な進め方

内装工事の契約時に注意すること

複数の業者から選ぶには」では、複数の内装業者に見積もりを依頼し、その中から自分にぴったりの業者を選ぶ方法や考え方をお伝えしてきました。今回は、複数の業者から絞り込みをし、契約を交わすまでに注意しなくてならない点についてお伝えしたいと思います。

見積書の段階で、追加工事がないかを確認する

店舗オーナーさんは、内装業者から提示された見積書の内容や金額をみて、予算内でできると判断し契約を決めると思います。しかし、見積もりの段階では「この金額でやります」と言っていた業者が、契約を交わしいざ工事に入ってしばらくすると、「これがないとお店ができないから」といって、見積金額に上乗せする形で追加工事を要求してくる場合があります。

そうなってしまうと、当初は予算の範囲内と思って契約したにも関わらず、ふたを開けてみたら結局予算を大幅にオーバーしてしまっていた…などという事態に陥りかねません。

そうした状況を避けるためにも、見積書の時点で追加工事がないことをあらかじめ確認しておくことが必要になります。

契約時には、支払方法に注意する

続いては、いざ契約となったときに注意する点です。

内装工事の契約書には決まった書式がないため、ほとんどの場合、内装業者が用意した契約書を使うことになります。その内容をよく読んでチェックするのはもちろんですが、特に工事費用の支払方法には注意してください。

一般的に、工事費用は分割で支払うことになっています。
500万円以下の契約であれば、契約時に契約金額の半額を、工事完了後に残りの半額を支払います。また500万円を超える契約であれば、契約時、工事途中、工事完了後の3回に分けて支払いをするのが無難です。

こうすることで、万が一「悪徳業者に工事費用を持ち逃げされた」などという悲しい事態になってしまったとしても、被害を最小限におさえることができます。
 

飲食店の内装工事でよく耳にするトラブルの一つが、工期の遅れです。工期が遅れてしまうということは、その分予定していたオープン日が遅れるということなので、もちろん遅れた分の売り上げは0円となってしまいます。そうなって困るのは、クライアントである店舗オーナーさんです。

そうした被害のリスクを最小限にするためにも、例えば「工事が遅れた日数につき、〇万円(一日の売り上げ金額)を支払うこと」というように、特約として契約時に工期が遅れた際の条件を付け加えておくと安心です。