第三章
お店のイメージの決め手!内装工事の上手な進め方

飲食店のインテリア選び

飲食店の内装デザインにおいて、インテリア選びは店舗のイメージを左右する重要な要素の一つです。店舗というものが一つの空間である以上、店舗のインテリア選びは、ただ好きなインテリアを集めただけではもちろん成立しません。全体の中の1要素であることを意識し、雰囲気の統一感を重視する必要があるからです。

そのため、「店舗のコンセプトを考える」で考えた、デザインコンセプトがここでも活きてきます。

今回は、飲食店のインテリアを選ぶ際に注意すべきポイントについてまとめました。

店舗のコンセプトをもとにインテリアを選ぶ

まずは、店舗のデザインコンセプトをもとに、ご自分のお店をどのような雰囲気にしたいかという視点から考えていきましょう。コンセプトが明確に定まってさえいれば、おのずと雰囲気もみえてくるものです。

例えば、カフェのように居心地の良い空間にしたいのであれば、癒し効果の高いナチュラルな素材やカラーリングで、長時間座っていても疲れにくい椅子やテーブルの高さ設定が必要になります。また、ターゲットが若者なのか大人なのかなどによっても雰囲気は変わってくるでしょう。このようにコンセプトに基づいていくつかの条件を洗い出し、みえてきた条件や雰囲気にあわせてインテリアを選んでいけばよいのです。

色調やトーンを意識した効果的なインテリア選び

飲食店である以上、料理をおいしく見せるということは大前提であると思います。

「人間は視覚から8割の情報を得る」と言われているほど、目からの情報量が多いそうです。テクスチャーやデザインも視覚情報の一つですが、中でも色はその人が受ける印象を大きく左右するといわれています。

一般的に料理をおいしくみせてくれる色は、赤やオレンジ、黄色などの暖色系で、青系や緑系は食欲を減退させる色とされているので使い方に注意しましょう。

また白やアイボリーなど明度の高い色は、空間を広く見せる効果があり、開放感を演出できます。反対に茶色や黒系のダークな色味は、心を落ち着かせる効果があり、居心地よい空間を演出してくれるでしょう。このように、色が及ぼす空間への効果も様々です。

店舗レイアウトや導線も意識して選ぶ

最後に、飲食店のインテリア選びには、店舗動線を意識したサイジングも重要です。

スタッフやお客さまの導線を意識し、スムーズにオペレーションできるかどうかが、インテリア選びの重要なポイントになってくるのです。

またテーブルや椅子選びを考えるときには、サイズによってお客さまの食事のしやすさ、居心地の良さが変わってくるだけでなく、席数や回転率など売り上げにも影響することになるため、店舗の運営方針を踏まえたうえで、明確な優先順位を決めて家具選びをする必要がでてきます。