第五章
飲食店開業に必要な諸手続きとは

飲食店 アルバイト募集のノウハウ

飲食店の閉店理由でよく耳にする「人手不足」。昨今、どの業態においても、優秀な人材の確保と維持は死活問題と言えます。そんな中、飲食店にとって、正社員を雇うよりコストを安く抑えることのできるアルバイトの存在は大きいものでしょう。できることなら長く続けてくれる良い人材を確保したいですよね。店舗によって、どんな人材をターゲットとするかは変わってくるため、今回は、ターゲット層別に、どの募集媒体を活用するのが、より効果的かを考えていきたいと思います。

 

アルバイト募集には、情報発信が不可欠です。どのように発信していくかの媒体選びですが、どんな人材を求めるかによって、効果的な媒体は多少異なります。効率よく情報を拡散し、いい人材を確保するために、是非以下を参考にしてみてください。

 

近隣大学への張り紙
    学生街の店舗であれば近隣大学へ情報掲示をするのも効果的です。また学生は大学までの通学途中の駅であれば、学校最寄駅でなくてもアルバイトの選択肢に入ってくるため、電車で数駅先の大学や専門学校などにも掲示させてもらえると良いでしょう。

 

求人サイトなどのWEB媒体への掲載
    一般的に若年層は、紙媒体よりもWEB媒体を多く利用している傾向にあるため、いつでも思い立ったら仕事を探すことのできるWEB媒体への掲載は、それらの層に最も効果的といえるでしょう。もちろんスマートフォンが幅広い世代に普及している昨今なので、若年層に限らずネットリテラシーの高い一定層にもアピールできる募集方法といえます。
    WEB媒体への掲載は、写真やコンテンツで記事を目立たせるなど工夫ができ、見る人にお店ではたらくことのよさを伝えやすいというメリットがあります。ただし、その分費用がかさむ方法でもあります。

 

SNSを活用した募集
    昨今FacebookやTwitter、InstagramといったSNSを活用した「ソーシャルリクルートサービス」が、急速に伸びてきています。圧倒的な拡散力を誇り、採用する側、される側の両方がお互いのことをよりよく知ることができるというメリットがあります。アカウント開設~運用の手間はかかるものの、無料ではじめることができるため、大手広告媒体を使うのに比べ、コストを大幅に抑えることができるのです。ちなみに各SNSによってユーザー層が若干異なります。
    Instagramは、比較的若いユーザー層が多い一方で、Facebookの若年層離れがささやかれています。また、Twitterは匿名性の高いアカウントが多く、炎上しやすいというデメリットもあるので注意しましょう。サービス活用の際には、それぞれの特性を理解した上で、自店に最もふさわしいSNSを選んでください。

 

地域版新聞への折り込み広告
    年齢層の高めな主婦層からの募集を増やすには、新聞折り込み広告が効果的です。近場で働きたいというニーズが高いので、結果的に、地域の人材を確保することにもつながります。

 

駅への情報掲示
    不特定多数の人が利用する駅への掲示であれば、通勤圏内の人の目に幅広く触れることができます。ただターゲットをしぼらない分、応募も幅広くあることが予想されるため、ある程度応募の段階で人材を絞り込みたい場合には、あまりお勧めはできません。

 

紙の求人媒体
    昨今の紙媒体の求人情報はフリーペーパー化されたものが多く、駅やコンビニなど不特定多数の人の目に付きやすい場所に置いてあるため、アルバイトを探している幅広い層に情報を届けることができます。また配布エリアなどを調整することで、ある程度ターゲット層を絞り込むこともできるでしょう。

 

外国人採用に特化したサイトへの掲載
    Gaijinpot jobs Daijob.com  Nippon仕事 カタコトバイト などの外国人向け求人サイトへの掲載が効果的です。

 

当たり前ですが店内や入口、表の看板付近への張り紙も忘れずに。お店を良く知ってくれている方や、通ってくれている方からの応募であれば、よりスムーズで良好な関係性を築くことができます。また初歩的なやり方ではありますが、最もリスクの少ない募集方法は、信頼できる人からの紹介かもしれません。まずは周りの飲食関係者などに、人材を募集している旨を伝えてみることから始めてみてはいかがでしょうか。