第五章
飲食店開業に必要な諸手続きとは
講習を受けるだけ!? 飲食店開業に必要な資格とは

飲食店開業のためには、難しい資格がたくさん必要なのでは?と思っている方も多いかもしれません。
実は、開業に必要な資格は「食品衛生責任者資格」と「防火管理者資格」の2つだけなんです。

しかも、難しいテストや面接があるわけではなく、講習を受講することで取得できるため、飲食店開業のチャンスは、たくさんの人に開かれています。ここでは、どのようにすればこの2つの資格を取ることができるかをご紹介していきます。

1.食品衛生責任者資格

店舗の衛生管理をする責任者の資格です。1店舗につき食品衛生責任者1名が必要になります。
講習は、各自治体や保健所で毎日のように開催されていますが、受講者数も多い講習のため1か月前には申し込みの手続きをしておくことをおすすめします。

・講習時間 : 1日(6時間)
・申込方法 : 各都道府県の衛生局または保健所に問合せる
・受講料 : 各都道府県によって異なる。目安=約1万円

講習終了当日に、受講終了証が交付されます。現時点で資格の有効期限はありませんが、開業後も定期的に衛生関連の講習を受講するなど、店舗の衛生管理には充分気をつけましょう。

2.防火管理者資格

消防法でさだめられた資格で、一定以上の面積を持つ建物や人の出入りがある場所で選任が義務付けられています。その店の管理者、責任者的な立場の人が取得すべき資格です。

・講習時間 : 2日間(1日5時間ほど)
・申込方法 : 財団法人日本防火協会のサイトから申込用紙をダウンロードし、受講料振込後、開催地の消防設備保守協会などへ提出する。
・受講料 : 6,500円(平成29年まで)※平成30年からは7,500円になります。

資格取得後には、消防計画の作成、避難訓練の計画と実施など、店舗の安全に努めましょう。

補足ですが、東日本大震災以降は、一つの建物に複数の店舗が入っているなどの場合に、すべての防火管理責任者を統括する、総括防火管理者の選定も義務付けられるようになっています。