第四章
飲食店開業に必要な諸手続きとは

飲食店開業に必要な労働保険の申請手続き

個人や法人の違いに関わらず、飲食店を開業し、スタッフを雇い入れる際には、労働保険への加入が必要です。労働保険とは、労働者の雇用の安定を図るための雇用保険と、労働者の仕事中のケガや病気に備えた労災保険のことです。

今回は、お店にアルバイトスタッフや正社員を雇い入れた際に、必ず必要になるこの労働保険の手続きについてまとめてみました。

労働保険関係の届出は4つある

はじめてスタッフを雇ったらまず、この届出が必要になります。申請することで、労働保険番号が割り振られます。

期限:雇用した日から10日以内
提出先:所轄の労働基準監督署

成立届を提出したら、次に申請する書類がこちらです。保険関係が成立してから、その年の年度末までに支払う労働保険料の概算を申告・納付するための申告書です。

期限:雇った日から50日以内
提出先:所轄の労働基準監督署、または都道府県労働局、または日本銀行

雇った従業員が雇用保険の適用を受けるために必要な届出です。雇用保険適用に該当するスタッフがいれば、必ず申請しましょう。
※雇用保険を適用できるスタッフ=31日以上雇用の見込みがある/週の所定労働時間が20時間以上ある

期限:雇用した日から10日以内
提出先:公共職業安定所(ハローワーク)
添付書類:法人登記簿謄本(3ヶ月以内)、保険関係成立届(事業主控)、事務所等の賃貸契約書、事業の名称・所在地および事業の実態が確認できる書類、監督官庁の許認可証(飲食、不動産、建設など)、登録証(士業など)、税務関係(事業開始届、確定申告書など)、社会保険関係届書控、取引先発行の契約書・請求書・見積書など、公共料金の領収書、被保険者の在籍を確認できる書類、労働者名簿、出勤簿、賃金台帳、雇用契約書または雇入通知書

設置届を提出した後に、この書類を提出することで、スタッフの雇用保険加入手続きが完了します。

期限:雇った月の翌月10日まで
提出先:公共職業安定所(ハローワーク)
添付書類:労働者名簿、出勤簿、賃金台帳、(パート・アルバイトがいる場合は)雇用契約書