ビフォーアフター

一軒家物件をフル活用!
「都会の憩いの場」イメージした古材・白壁の内外装

片瀬 真一さん
一軒家物件をフル活用!<br data-lazy-src=

外観

Before

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After

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前店舗は蕎麦居酒屋店。住宅感の残る素朴な外観を、新規開店に際し、白壁・古材の和の本格的焼肉店にリニューアルした。2階室外機置き場を無くし、スッキリした見た目に。その分、窓を広く取り、内部の小上がりスペースの面積を広げることが可能となった。

店内

Before

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After

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1階はカウンター席とテーブル席で構成。木材を基調とした和風の店内に、メタリックなダクト群が縦横無尽に走る様が近未来的である。店頭には大きな全面ガラス戸を配しているので、通りからも中の様子が窺いやすい。美しい墨色のフロアに薄っすら残る色の異なる箇所は、下水トラブルで掘り返した際の痕跡。

Before

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After

2階は小上がり席(写真)と4つの個室で構成される。外部の室外機置き場を撤去して客席スペースに充てたので、より使いやすいスペースとなっている。2階にも古材を効果的に使用し、古民家的な寛ぎの空間が演出されている。

レビュー

「和牛一頭流 焼肉家 肉萬 浜松町店」はJR浜松町北口から徒歩2分、2012年のオープン以来、近隣サラリーマンから絶大な支持を集める路地裏の一軒家焼肉店である。「都会の憩いの場」をコンセプトにデザインされた内外装は、白壁・古材を基調としたシックなもので、初めての人でも我が家に居るような寛ぎを感じながら、一頭買いされた最高級のA5黒毛和牛焼肉を希少部位含め余すことなく堪能できる。

メタリックなダクトが走り近未来的感漂う1階に対し、2階は小上がり席・個室で構成され、より和の古民家的雰囲気が高まる。2階へ向かう白壁の階段を昇っていくと、上階のダクトが目に入り、和牛焼肉を食す「ハレの日」の気分を盛り上げる。訪れる毎に楽しい、ストーリーのある空間造りとなっている。天井は両階とも抜かれており、8坪のコンパクトな面積にも関わらず開放的な空間が実現されている。隣席とのプライバシーを保ちつつ、効率的に4つの個室を確保した見事な図面は、オーナー(株式会社うる虎ダイニング代表取締役・片瀬真一さん)が自ら引いたもの。物件契約前に必ず想定座席から売上計算を確認する堅実さは、ぜひ真似したい。

改装時の一番のトラブルは、下水詰まり。完成していたフロアを掘り返し、配管をやり直すという大工事の必要に迫られ、なんと開店が2ヶ月も遅れてしまった。指摘されなければ分からないが、今も1階のフロアに、当時、掘り返しを行った箇所の痕跡が残されている。オーナーの片瀬さんは、この経験以来、物件選びの際にはライフライン関係に常に注意するようになったという。

ダクトを一から配備し、プロにこだわりのデザインも依頼。そのため、開業費用は当ページでも過去最高レベルの2,300万円に達するが、一軒家のアットホームな雰囲気をフルに活かした居心地抜群の空間造りは、様々な業態の店舗の参考となるだろう。


Written by 飲食店の居抜き物件なら!居抜き店舗ABC
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この記事で紹介された人
片瀬 真一さん

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