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アイデンティティー

能勢 雄介さん

ニューヨークで働いていた時 飲み仲間のマイクは酔っぱらうといつも同じ質問をしてきました。
「なんで日本人なのにフランス料理を作ってるのか」と。
 
スロベキア人のマイクは、ジャパニーズフレンチのカテゴリーのレストランでバーテンダー。
「お前に言われたくない!」と言ってましたが、日本に帰国してあの言葉が頭から離れない日々。
 
なぜ自分はフランス料理を作るのだろうか?
 
 
そんな中、今の職場は日本全国からすばらしい食材がどんどん紹介されます。

これだ!!

有名な日本の食材でなく、まだ地元の消費のみだけどすばらしい食材を作る生産者の食材をどんどん使ってみたい。日本のメジャーでない、でも最高の食材を発信出来る。


「富士山サーモンのスモーク マキシマサラダ」

ニューヨークのスターシェフたちはこぞって地元の食材を使ってました。
フードマイレージを減らす活動(地産地消)を頻繁に行い生産者を応援してました。

本当に本当に微力ながら自分も出来たら。


「十勝ハーブ牛のコンソメ」

「国産の最高に美味しい食材を紹介するフレンチ・・・和食もすばらしいけどフレンチとして世界に発信出来たらもっと面白いだろ」


「種子島産安穏芋とトリュフのコロッケ」

マイク、これが答えだよ。
後付けだけどねー

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記事を書いた人
能勢 雄介さん

調理師学校を卒業後、大阪のホテルで修行を開始。 東京・フランスで研鑽を積み、23歳の時に地元・沼津のレストランでシェフとして働く。 その後は更なる研鑽を求め渡米し、10年弱の間ニューヨークのレストランでExecutive chefとして働き、帰国。 帰国後は代官山のレストランでシェフマネージメントを4年間行い、『25 Hudson』を東陽町にオープン! もっと読む

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