カフェ修行開始！

開業に向けて、カフェでの修行を開始しました！

カフェをやりたい！と思ってはいるものの、実際に飲食店で働いた経験がなく、一抹の不安が過っていたのですが… 運良くご縁があり、メニュー豊富なカフェでのお仕事をさせていただけることになりました。

そこで感じたのが…
やはり、一度経験しておいてよかった！ということ。

カフェ開業のハウツー本などを読むと、必ずしも飲食経験は必要ないと書かれていることも多いのですが、働いてみて本当に良かったと感じることが多々ありました。

良かったことの一つ目は、メニュー提供のプロセス。

現在修行中のカフェはコーヒーメニュー中心なのですが、ホットコーヒーのレシピは2工程なのに対し、アイスキャラメルラテのレシピは7工程。

お客様が立て込んだ時、また2名様以上でのご来店のときに、工程数の違うメニューを同時進行で作るにはどう手順を踏んだ方が良いか…頭の体操にはなるのですが、ワンオペでその状況に対応するのはかなり難易度が高い。

フードの提供でレシピの工程を減らすのには限界があるとして、ハーブティーの提供は可能な限り工程を省略しないといけないな…と感じました。

また、二つ目は衛生管理のオペレーションを学べたこと。
ある意味、メニュー提供の難しさよりも、これを実体験しておけて良かったと深く感じています。

布巾を何種類用意し、殺菌消毒のタイミングをどう作り、どの程度使いまわすか。 賞味期限をどう管理し、どのサイクルで発注するか。

食品衛生責任者講習の際に、衛生管理の大切さを深く痛感し、お客様の健康と安全を守るために管理を徹底しなければいけないと学びつつも、実際にどうやって衛生管理をするかは身体で学ぶのが一番わかりやすかったです。

店舗で衛生管理を教えてもらいながら、確かにこれは講習テキストに載っていた方法だなぁと思いながら、実践に移していく。テキストで読んだことを自らのやりかたで実行に移すのは、素人には至難の業だなと実感しました。

そして三つ目は、お客様に「休憩場所」として選んでいただくことの難しさ。

ハーブティーカフェをやろう！と思い開業計画を立てる中で、もちろん顧客層の絞り込みは行っているのですが、カフェメニューの内容が何であれ、カフェはカフェ。

お客様は「ここなら心地よく休憩できるかな」と、ほっと出来る場所や雰囲気、スタッフの感じを見ていらっしゃるなという、当たり前だけれど一番大切なことを強く感じました。

ハーブの効果効能がどれだけ優れたものでも、「優れたものだから飲んでいってください！」というアピールの仕方をしていては、お客様は本当に「ここでほっと休憩したい」と思ってくれるだろうか？

改めて、お客様に来ていただくお店をやる以上は、自分のやりたいこととお客様の求めることのバランスをしっかりと見極め、こだわりを保ちつつも独りよがりにならない運営が大切だなと学ばされました。

とはいえ、まだまだ修行は始まったばかり！
リピーター獲得のためのお客様との関係づくりもしっかり学びたいと思います。