【第7話】業態開発と働き方改革
現在はまだ大手企業で勤務中。3月末退職なので後任に引き継ぎ業務の毎日です。
会社が終わってから取引予定会社さんと打ち合わせや各種セミナー参加など、やる事いっぱい!
ただ、自分でやりたい事を決めて進んでいる為、どんなに忙しくて疲れても、やらされ感は全くありませんし、当然ながらストレスも溜まりません。
外食産業で働いていた時は12時間以上の勤務は当たり前でした。
昨年、働き方改革法案が施行され、時間外労働の上限は月45時間かつ年360時間が原則。繁忙期には単月で休日労働を含み100時間未満。
月45時間の原則を上回るのは年6回までの年720時間の範囲内。
今の会社は勤務時間が基本的に実労働7.5時間。
残業も30時間未満と、入社した時はなんて温い職場なんだと驚いたものです。
月45時間の残業なんて、あっという間に超えてしまうのが外食産業。
でもこれを守らないと経営者は実名入りで世間に公表され世間的にも金銭的にも罰を受けます。
今回、業態コンセプトを決めるにあたり、他でやっていない尖った業態を検討していますが、いかんせん働き方改革に照らし合わせるとブラック労働になりそうだなと。。。
これは将来、従業員を雇った時に果たして幸せに出来るのか。
利益に走り、働く従業員の幸せが確保出来ない経営者なんて、そもそも起業しない方がいい。
売上を上げる為にがんばれ!と従業員を叱咤しても誰が1番幸せになるのか。
経営者は社員の残業代を押さえたい為にみなし残業手当を導入。
慢性的に有給消化は取得出来ない。または取りづらい雰囲気。
同じく連休は取れない。
煙草を吸う人はちょこちょこ仕事中に抜けて休憩し、吸わない人はずっと仕事。
仕事の出来ない人ほど残業して、結果、仕事が出来て早く帰っている人より給与が高い。
上司にアピールの上手な人は人事考課で実力以上に良い結果を貰い、黙々と一生懸命働いている人は可もなく不可もない評価。
そんな会社にはしたくないですよね。
能力が無い人でも働けて、強いやる気が無い人でも働けて、みんな定時で帰れて自分のプライベートな時間を確保出来て、お店も売上を確保出来て、毎日従業員とお客様が笑顔の職場。
そんな業態開発のアイデアをふと思いつきました!
これが実現出来たら画期的ですよね!!
もともと構想していた業態と180度違う。
でも、最終目標である子供食堂運営の時間も大幅に取れそうです。
いままで多くの新業態開発に携わってきましたが、10業態オープンさせて、1業態5年残れば上出来な外食産業。
それでも時代が常に変わるので50年・100年続く業態はほぼ難しい。
10年持てば正直万々歳です。
今週は誰もがハッピーになれる新しい形の飲食店のアイデアを明確化したいと思います。
-
次の記事を見る
【第8話】あなたはどのフェーズ?
-
前の記事を見る
【第6話】購買予定リスト作成
この記事へ応援コメントや質問をする