開業者インタビュー

開業者からのアドバイス ~出店「希望の場所」と「開業場所」は違ってもよい~

丹野大輔
開業者からのアドバイス ~出店「希望の場所」と「開業場所」は違ってもよい~


初めての飲食店開業には不安や心配はつきもの。
そんな時、飲食店の開業を経験した先輩の経験談は大きな参考になります。

今回は、大山で人気の創作和食店『丁来巣』代表・丹野大輔さんにインタビューを実施。

丹野さんは、地元福島で20年間フードコーディネーターとして活躍。いくつかの店舗経営も行い上京し、2019年11月に『丁来巣』を開業。

土地勘がない大山という場所に開業を決め、試行錯誤する日々。

板橋区の中で創作和食の業態や演出、店内の世界観など、お客さんから「オーセンティック」や「正統派」と言われることも。
また、カメラマンが撮影したSNSの写真も高評価。



『板橋区には少ない店』としても注目を浴びている『丁来巣』は、SNSや口コミでも話題になっています。
現状はInstagramからの問い合わせも多いとのこと。最近では、川越や神奈川の方から訪れる方もいるそうです。

丁来巣のInstagram

※物件探しのお話はこちら
※インタビューはこちら

「希望の場所」で開業したわけじゃない

地元の福島から上京と同時に開業した丹野さん。

最初の物件探しは、自由が丘や代官山などで探していましたが希望の条件と合わず。
そのような中で弊社営業担当の福田からの紹介もあり、大山の物件を取得するに至りました。
「大山」という場所は、物件紹介の際に初めて聞いた場所で、契約してから知ることが多かったと語る丹野さん。

「希望の場所」でなくとも、経営をうまくいかせるコツや考え方を語っていただきました。

「物件を決めた理由は、営業の福田さんからの後押しや初期費用、内装の状態が良かったからですね。ただ本来の希望地は、大山よりも自由が丘や代官山が良かったんです。もう少し落ち着いている土地で、かつ隠れ家店が沢山あるような場所が理想でした。しかしそうなると最初の希望条件とは合わなくなってしまうので、まずは大山から始めました。」

物件や開業場所によって、初期費用も大幅に変化します。

丹野さんも予算がある中、総合的な判断で大山に決めています。
ABC店舗のお客様である新規開業者の皆様も、実は希望の場所で開業した方が多いわけではありません。

その街のマニアになりましょう

大山と言えば、センベロ系の大衆居酒屋が多い中、テラスのような創作和食のお店はどう受けいれられるのか。
開業後に街の調査や試行錯誤を続けています。

「自分は地元が福島で大山という地名すら知りませんでした。しかし縁があってこの土地にきたので、まずは街を知ることからはじめました。希望の場所とは違いましたが、でも商店街もすごく大きいし、歩いている人も多い。なので“大山には人がいる”のは確かだと思いました。なので大丈夫だろうと思ったんです。まずは周辺調査からスタートしましたね。街の調査は絶対にした方が良いと思います。」

物件調査に関して、丹野さんが行ったことを伺いました。

「平日の朝・昼・夜、土日の昼・夜の人通りや年齢層を調べました。物件前の人通りの多さも確認した方が良いですね。理想は周辺調査には1ヵ月くらいかけることです。通いつめないと分からないことも多いですからね。」

「あと、必ず賃貸の金額も見ることをお勧めしますよ。特にワンルームの金額です。賃貸のワンルームの金額は、その街ごとに差がありますし予算感が分かりやすい。
ワンルームの値段から、どんな層が多く住んでいるのか何となく分かりますよね。」

場所によって賃貸価格が違うので、まずはその価格帯を見ると分かりやすいと語っていただきます。
特にワンルームは数も多く、街の不動産屋で話も聞きやすいので調査もしやすいとお話しいただきました。

「大山は、池袋から近いですが賃料は都心に比べれば、そこまで高くはありません。地域的にオフィス街とかではないので、地元に住んでいる方がターゲットですね。なので地域密着型のお店になることが大切です。長く続く飲食店は、地域の方々にいかに愛されるか、だと思うので。」

出店エリアと自分の業態のマッチングが、かけ離れてしまうと良い店でも繁盛するのが難しいかも知れません。
まずはマーケティングの時間を取ることも大切です。

しかし、働きながら物件探しをしている人はそんなに時間が取れないもの。
そんな時は、開業後に業態を変化させながら、その土地に合うお店にすれば良い、と丹野さんは語ります。

「開業前に周辺調査をするのは理想ですが、そんなに時間は取れませんよ。だから開業してから、その土地に合うように業態を変化させればいいんじゃないかと思っています。」

「最初から、これしかやらない!と決めてしまってはもったいないですし、あとから変化もさせにくい。開業後に『もしもミスマッチだった時はお店を変化させよう』くらいの心構えはがあった方がいいのではないでしょうか。開業したての時は、どんな業態にもいけるように、ある意味【逃げ道】を作っておいてもいいんだと思っていますよ。」

実際にテラスの場合は、大山に馴染むように

・横文字で分かりずらいものはつけない
・イメージしやすい料理名にする
・大山らしいメニュー構成

と細かい部分を修正して、常にお店を変化させています。

ただし、自分色は決して変えません。

「自分の色が出ないことをやっては意味がないです。もちろん大山に馴染むような料理などもやりますが、自分のカラーはしっかりと出しますよ。あと、その土地のブランドで勝負することも意味がないと感じています。結局は自分の色にファンがついてお客さんがきますからね。」

その土地土地で、業態の相性などは必ずあるはず。
それを見極めるためにも、周辺環境や、物件前の人通りの状況なども調べておきましょう。

先輩からのアドバイス

「飲食店開業は必ずしも自分の希望物件を取得できるかは分かりません。でも、縁があって開業した場所です。まずは場所の理解を深めるところから始めるのをおススメします。また、エリアと自分の業態をいつも見直す必要があると思いますよ。時間をおいて熟成させてください。」

大山『丁来巣』店舗詳細

電話番号

03-6905-6056

住所

東京都板橋区大山東町23-6 大山A店舗 3F

営業時間

18:00~翌1:00

定休日

月曜日
※日曜営業

Twitter

丁来巣のTwitter

Instagram

丁来巣のInstagram

関連記事もご覧ください

洗練された大人は『大山』で、隠れ家創作和食を賢く楽しむ。 ~『丁来巣(テラス)』で味わう、皿上の舞台芸術~


Written by 新規開業者を応援します!ABC店舗

物件のご紹介はもちろん開業までをサポートいたします!


簡単30秒で会員登録完了!

新規開業者向けの飲食店居抜き物件をご紹介します!

この記事で紹介された人
丹野大輔さん

2019年10月、東武東上線『大山』に創作和食店『丁来巣』をオープン。これまで福島で20年間食に関わる事業を営んだ丹野さんの世界観が存分に現れている。 もっと読む

Copyright © ABC TENPO Inc, All Rights Reserved.