街レポート

白金台(港区)で居抜きで飲食店を開業するための街情報

白金台(港区)で居抜きで飲食店を開業するための街情報

東京都港区の白金台は、高級住宅街が立ち並び、富裕層が多く住む街です。治安や交通アクセスも良く、都内を移動するのに便利です。「八芳園」や「氷川神社」といった見どころある観光スポットも多くあります。
この記事では、白金台の街の特徴や魅力をご紹介します。

高級住宅の立ち並ぶ街

白金台は、東京都港区の西南端にある街です。西は恵比寿・上大崎・東五反田、東は高輪、北は白金に接しています。
目黒通りや外苑西通りには商店やマンションが点在し、多くの人で賑わっています。

こちらのエリアには、バブル後半におしゃれなレストランやカフェ、ブティックが多く建ちました。多くの高級マンションが立ち並び、やがては高級住宅街として知られるようになります。
白金台周辺に住む一部の住民は、マスメディアでも“シロガネーゼ”として紹介されました。
また、白金台は治安の良い街です。空き巣や強盗、暴行といった犯罪はほとんど起こっていません。女性の一人暮らしでも安心して暮らせます。

交通アクセスも良く、都内を移動するのにも便利なエリアです。白金台から六本木までは薬5分で到着します。さらに、新宿までは約20分、渋谷までは約15分、池袋までは約30分でアクセスできます。
賃料はやや割高になりますが、快適に暮らせる街です。

「白金台」という地名の由来

14世紀頃、白金台のあたりには柳下上総介という豪族が住んでいました。彼は現在の白金エリアを開墾し、支配していたとされています。
当時は銀を「白金」と呼んでおり、銀を多く所有していた柳下上総介は「白金長者」と呼ばれていました。白金長者の名前にちなんでこの土地は「白金村」と呼ばれるようになります。

明治元年になって東京府ができた際、白金村も東京府に入ることになりました。明治末期になると、白金村から白金今里町、白金三光町に名前が変わります。さらに、1947年には、芝区・赤坂区・麻布区が合併して港区になり、芝白金が高輪に組み込まれます。その後、統廃合を経て現在の「白金」と「白金台」という地名が定着しました。

歴史ある日本庭園が魅力の「八芳園」

「八芳園」は、白金台にある庭園付きのレストラン・結婚式場です。敷地面積は1万2000坪あります。“四方八方どこを見ても美しい”ことから、この名前が付きました。年間2,000組以上の夫婦の結婚式が行われています。

この土地には、江戸時代前期には江戸幕府旗本の大久保忠教の屋敷がありました。忠教の死後は、薩摩藩の抱屋敷や島津氏の下屋敷に変わり、明治時代に渋沢喜作の所有になります。渋沢喜作はこの土地を老居の地にするつもりでしたが、白金台が発展して賑わいを見せると、騒がしくなったと言って手放してしまいます。

1915年に、実業家の久原房之助によって買い取られ、現在の建物と庭園の形に整備されました。久原房之助は、銀座や築地で料亭を営んでいた長谷敏司に声をかけ、日本庭園を活かした料亭を共同経営することになります。1950年には「八芳園」という名前が付けられました。

現在の八芳園は、結婚式やパーティに広く利用されています。
利用者は広大な庭園を自由に散策することが可能です。中は池を中心にした回遊式庭園で、四季折々の風景が楽しめます。

貴重な古美術品が鑑賞できる「畠山記念館」

「畠山記念館」は、白金台2丁目にある美術館です。茶道具を中心に、日本と東洋の古美術品が展示されています。館内には国宝も6件所蔵されています。実業家の畠山一清が、自らのコレクションを公開するために、1964年に開館しました。

館内では、日本や中国、朝鮮で作られた書画・陶磁・漆芸・能装束が鑑賞できます。作品には、「紙本著色法華経絵巻」や「寸松庵色紙」、「古備前火襷水指」といったものがあります。また、記念館自体も鉄筋コンクリート構造の中に日本建築を取り入れた珍しい造りになっているのも見どころです。

さらに、2階の展示室内には、四畳半の「省庵」という茶室と茶庭が設けられています。茶室を体感しながら、ゆっくり作品を眺められるコーナーです。白金台を訪れた際は、ぜひ「畠山記念館」まで足を伸ばしてみましょう。

白金台の神社仏閣

白金台には多くの神社や寺があります。ここでは特に有名な寺社を3つご紹介します。

白金氷川神社

「白金氷川神社」は、日本武尊が飛鳥時代に創建したとされる港区最古の神社です。江戸時代中期に起こった火事によって一時焼失しますが、江戸時代後期に社殿が再建されました。
その後も太平洋戦争中の空襲によって再び社殿が破壊されますが、1958年に社殿が建てられ、現在に至ります。

「白金氷川神社」は、高級住宅街にありながら、広大な敷地を持っています。参拝の際は、広々とした境内をじっくりと回ることが可能です。

古地老稲荷神社

「古地老稲荷神社」は、白金台1丁目にある稲荷神社です。1772年に発生した火災で被害を受けた人々の不安を鎮めるために建設されました。
神社が建てられた後に火事が起こらなくなったため、“火伏せの稲荷”とみなされるようになります。現在も、毎年9月1日には「鎮火祭」が行われています。

覚林寺

「覚林寺」は、「古地老稲荷神社」と同じく白金1丁目にある日蓮宗の寺院です。加藤清正の像や位牌が祀られていることから「清正公」と呼ばれることもあります。肥後熊本藩細川家中屋敷があった場所に建てられました。勝負祈願の寺として人気を集めています。

 

どんな飲食店がある?(1km圏内)

白金台に多くあるのは、和食(164軒)・居酒屋(103軒)・イタリアン、フレンチ(98軒)・BAR(98軒)といったお店です。白金台は高級住宅が並ぶ一方、神社仏閣が多く昔ながらの雰囲気もあるため、和食や居酒屋といった業態が人気を集めています。

どんな業態が出店チャンス?

白金台では、既に出店している『和食』『居酒屋』『BAR』などのジャンルを選びましょう。おしゃれな雰囲気の『カフェ』『フレンチ』『イタリアン』なども目立ちます。スイーツやパンの物販店も多く見られるようです。周辺に同じ業態のお店があると、お互いに競争意識が働いて、ほかの地域よりもレベルの高いお店になると考えられています。

業態別 募集中の居抜き物件一覧

和食の居抜き
居酒屋の居抜き
イタリアン・フレンチの居抜き
BARの居抜き
洋食・レストランの居抜き
カフェの居抜き

周辺の主なスポット

・瑞聖寺
・八芳園
・古地老稲荷神社
・近代医科学記念館
・三田用水路跡
・東京都庭園美術館
・松岡美術館
・法蓮寺
・最上寺
・光取寺
・畠山記念館
・国立科学博物館
・池田山公園
・エビスビール記念館
・恵比寿ガーデンプレイス
・丸山神社

白金台に似た地域

銀座

銀座エリアには4つの駅があり、5路線が利用可能です。白金台と同様に都内を便利に移動できます。
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学芸大学

学芸大学には白金台と同じく閑静な住宅街があり、落ち着いた環境で暮らせます。
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日比谷

日比谷は白金台と同様スーパーやデパートが多く、買い物環境が充実しています。
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どんな客層?

【平日/昼】
白金台は、通勤や通学でたくさんの方が訪れるエリアです。飲食店を利用するのは周辺の会社に勤務するビジネスマンが中心になります。価格は利用しやすい1,000円以下が一般的です。

【平日/夜】【土日】
平日の夜や土日に飲食店を利用するのは周辺住民が多くなります。賃料の高い白金台には富裕層が多く、メニュー価格は3,000~4,000円に設定しているお店が少なくありません。

人口特性

白金台がある港区の人口総数は、2018年9月1日現在で256,723人です。このうち、男性住民は120,920人で、女性住民は135,803人となっています。港区は女性からとりわけ人気の高いエリアとして知られていますが、その影響もあってか住民は女性の割合が多くなっています。

乗降人数

白金台駅には、東京メトロ南北線と都営地下鉄三田線が乗り入れています。2017年の1日平均乗降人員は、東京メトロが18,193人で都営地下鉄が10,819人でした。いずれの路線も、年々利用客が増加している傾向にあり、今後も伸びていくことが予想されます。

白金台の賃貸相場

白金台の賃貸相場は、ワンルームで11.55万円、1LDKで20.86万円、2LDKで43.59万円です。港区は23区でもっとも賃料の高いエリアであるため、白金台の家賃相場も高額になります。物件を借りる際は、予算を多めに用意しておきましょう。

白金台の店舗賃料相場

白金台の平均坪単価は25,903円です。東京23区内でも賃料が高めのエリアで、毎月100万円以上の賃料が必要な物件が全体の26%もあるようです。最高坪単価は55,891円ですが、最低坪単価は9,118円で、毎月の賃料は20万円以下という物件も9%存在します。

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Written by 飲食店の居抜き物件なら!居抜き店舗ABC
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