新宿区の北西部に位置する落合。もともとはひとつの町でしたが、現在では上落合、中落合、下落合、西落合の四つに分かれています。
北部は目白通りを境にして、豊島区南長崎に接しています。北東部は豊島区目白、西武は中野区上高田に接しているエリアです。新目白通りが横断しているエリアでもあり、主に住宅地として利用されています。目白大学新宿キャンパスや目白大学短期大学部などがあるため学生も多く、幅広い層の方が出入りするにぎやかなエリアという一面も持ち合わせています。
今回は、落合エリアの魅力についてご紹介します。
都心へのアクセスも良好な穏やかな住宅街
落合は落ち着いた住宅街という色合いの濃いエリアであり、都心へのアクセスも良好です。徒歩10分ほどで中井駅や東中野駅があるため、多くの路線が利用できます。都内各地に簡単にアクセスできるのも、落合のメリットです。
落合駅周辺やエリアの南側にはスーパーの数が多く、深夜まで営業していることから、帰宅が遅い方でも買い物がしやすくなっています。自炊が多い方も快適に暮らせるでしょう。
飲食店の数は決して少なくありませんが、ファストフードやファミリーレストランなどのチェーン店はそれほど多くはありません。個人経営のお店が中心のため、営業時間は短めです。早朝や深夜に飲食店を利用する方は気をつけておきましょう。
治安は悪くはありません。住宅街が中心となっていることもあり、道幅が狭く街灯もやや少なめで、夜はとても静かになります。
また、ゆっくりと過ごせるスポットが多いこともこのエリアの特徴です。ファミリー世代の割合が高いことから、家族で過ごせる施設が多い傾向にあります。
ただ、落合は比較的広いエリアであり、場所によって利便性は大きく変わります。北部と南部では印象がまったく異なるため、それぞれの地域の雰囲気を事前に確認しておきましょう。
落合エリアの由来
落合の地名の由来は「ふたつの川が落ち合う場所」です。このエリアを流れる神田川と井草川(現在は妙正寺川)がめぐり合う場所であったことが、この地名の由来となっています。現在の上落合が川の上流、下落合が下流です。
昭和50年代に川の氾濫防止のために高田馬場分水路が完成したことによって、合流点は塞がれています。かつて合流点があったとされる場所には、落合橋が渡されています。地名の由来となった場所のため、機会があったら訪れてみるのもおすすめです。
ゆっくりと過ごせる公園が多い落合
住宅地であり、ファミリー層向けの物件も多い落合。そのためか、家族でゆっくりと過ごせる公園が非常に多いという点も、落合の特徴のひとつです。ここでは、落合にある公園をいくつかご紹介します。
葛ヶ谷公園
新青梅街道からアクセスの良い通り沿いにある「葛ヶ谷公園」は、美しい緑に囲まれています。複合遊具やスウィング遊具、健康器具などの設備が充実しているため、子どもから大人まで体を動かして楽しめます。
中落合公園
それほど規模が大きいわけではありませんが、下落合駅のすぐ近くにあるのが「中落合公園」です。設備自体はブランコとトイレくらいですが、緑がとても多く、日陰もあります。夏場でもゆっくりと涼みながら過ごせるスポットです。
延寿東流庭園
個性的な公園として、幅広い層の方に人気なのが「延寿東流庭園」です。和風の庭園で、滝や川の流れなどを楽しめます。また、松や梅、ツツジ、モミジなど四季折々の風情を感じられる場所です。特に遊具などが設置されているわけではありませんが、落ち着いて過ごせる公園となっています。
落合中央公園
さまざまなスポーツを楽しめる公園が「落合中央公園」です。こちらは新宿区・中野区・杉並区の下水処理場である「落合水再生センター」の屋上につくられた公園です。子どもが楽しめるコンビネーション遊具やスプリング遊具などのエリアをはじめとして、ジョギングコースや健康遊具なども整備されています。
さらに、雨天後でも使うことのできる人工芝の野球場や、テニスコートなども備えられているため、さまざまな形で利用できるでしょう。
下落合野鳥の森公園
人工的な公園ではなく、もともとの自然を活かした「下落合野鳥の森公園」も人気のスポットのひとつです。地形を活かした小川や池などもあり、さらに新緑や紅葉なども楽しめることから、新宿エリアのオアシス的なスポットとしても人気を集めています。
ちなみに、こちらの公園は「みどりの新宿30選」にも選ばれています。
このほかにも、落合エリアには気軽に子どもを連れてこられる児童公園が豊富です。都内において、ゆっくり過ごせる公園がたくさんあるエリアは貴重です。落合エリアにきたらどこかの公園に訪れ、ゆったりとした時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
どんな飲食店がある?(1km圏内)
落合エリアに特に多いのが和食のお店で138件。次いで居酒屋が122件となっています。そのほかには中華のお店が35件、カフェが52件です。住宅街ということもあって、ファミリーで利用できるお店が多いという点もこのエリアの特徴です。
どんな業態が出店チャンス?
落合は、特に『和食』と『居酒屋』の需要が多いエリアとなっています。ファミリーで利用できる飲食店もおすすめできます。チェーンよりも個人経営のお店が多いため、他の店舗に対抗できる強みが必要だと言えるでしょう。
業態別 募集中の居抜き物件一覧
居酒屋の居抜き
和食の居抜き
ラーメンの居抜き
うどん・そばの居抜き
カフェの居抜き
洋食・レストランの居抜き
周辺の主なスポット
・最勝寺
・アクア東中野
・松の湯
・神田上水公園
・ポレポレ東中野
・林芙美子記念館
・正見寺
・ユニゾンモール
・アトレヴィ東中野
・ゆーざ中井
・せせらぎの里公苑
・中野ブロードウェイ
・ホビーセンターカトー東京
落合に似た地域
入谷
落合は徒歩圏内に複数の駅があり、いくつもの路線を利用できます。この点で似ているのが入谷です。
入谷(台東区)で居抜きで飲食店を開業するための街情報
荻窪
落合は新宿区でも特に豊かな自然に囲まれている場所です。荻窪も同様に、多くの自然が残されているため、似ている地域といえるでしょう。
荻窪(杉並区)で居抜きで飲食店を開業するための街情報
下高井戸
落合は治安が良い地域で、ファミリー層でも暮らしやすいエリアといえます。この点で似ている地域としては下高井戸が挙げられます。
下高井戸(世田谷区)で居抜きで飲食店を開業するための街情報
類似地域 周辺の募集物件一覧
荻窪・下高井戸・入谷の居抜き物件一覧
どんな客層?
【平日/昼】
新宿区の昼間人口は、増加傾向にありますが、2010年時点での昼間人口は770,094人となっています。平均ランチ予算は1,000円以下で、周辺の会社員や地域住民などが主な客層です。
【平日/夜】【土日】
新宿区の夜間人口は305,716人です。ディナーの平均予算も1,000円以下で、住宅街であることから帰宅する会社員が主な客層です。
人口特性
落合の人口はそれぞれ下落合1丁目から4丁目で15,165人、中落合1丁目から4丁目で15,844人、上落合1丁目から3丁目で15,160人、西落合1丁目から4丁目で14,438人です。住宅地でファミリー世帯が多く、幅広い層の方が生活しているエリアとなっています。
乗降人数
落合エリアの中心にあたる落合駅の平均乗降人数は1日に26,317人です。2007年から増加傾向にあり、2015年に25,000人を突破しました。今後もこの傾向が続くのであれば、将来的にも利用者は少しずつ増加し続けることが予想されるでしょう。
落合の賃貸相場
落合で駅から徒歩10分以内のエリアの賃貸の相場はワンルームで6.95万円、1Kで7.93万円です。1LDKで15.14万円となっています。ファミリー向けのより広い物件も多く、2LDKで18.66万円、3LDKで20.05万円です。駅から離れたエリアになると、当然もう少し相場は低くなります。
落合の店舗賃料相場
新宿区は比較的店舗賃料の相場は高めです。駅近くの立地になると、10坪前後で20万円以上の物件が中心となります。ただ、2坪ほどの小規模の物件であれば10万円程度からでも探すことは可能です。物件の数も多いエリアのため、選択肢はかなり広いといえるでしょう。
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