ビフォーアフター
居抜き物件は使えるものを有効活用。店内装飾は故郷マレーシアのローカル感を演出
外観
- Before
- After
店頭は樽などの装飾品もそのまま活用。国旗を掲げることでマレーシア料理店をしっかりアピール。
内観
- Before
- After
テーブル、椅子、黒板など前店舗のものをそのまま採用。シンプルな家具なので店が変わっても違和感を感じさせない。マレーシアの絵葉書や民芸品、提灯などを配置。どれも現地を知る人にとってはとても親しみのあるアイテム。今後、現地調味料の物販も充実させる予定だとか。
エントランス
- Before
- After
レースのカーテンをあしらうだけでもレストランらしい上品さが生まれる。ちょっとした工夫が大きな効果をもたらす好例。
レビュー
ストレートに首都名を店名にしたマレーシア料理店、クアラルンプール。東京メトロ本郷三丁目駅から徒歩4分、東京ドームにもほど近く、近隣には大学やオフィス、住宅が混在する。商店街の一部ということもあり、平日は人通りが絶えない好立地である。
滞在歴、職歴も長く日本語も堪能な店主であるが、外国人ということもあり、店探しから契約が思いの外難航したという。開店に至るまで想定した以上に時間とお金がかかってしまったが、居抜き物件であった同店舗のテーブル、イス、厨房器具に至るまで、内外装を可能な限りフル活用したことで、改装費用は70万円とかなり抑えることができた。
努力家の店主自ら、清掃や装飾など積極的に手を動かし、故郷マレーシアのローカル感を演出。その甲斐あってか居抜き店舗ながらマレーシア料理店として違和感なく成立している。「クアラルンプール」を料理店としてだけでなく、ゆくゆくは文化交流の発信地としても成長させたい、と熱く語る店主に今後も注目したい。
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