開業マニュアル

内装業者に自分のコンセプトを伝える

目次

店舗のコンセプトを考える」では、自分の思い描いているイメージを、お店のコンセプトに落とし込んでいく方法をお伝えしました。そこで固まったコンセプトは、いざ内装工事となったときに、設計者や施工業者とも共有していくことが大切です。

この段階でイメージがうまく共有できなかったがために、希望の内装に仕上がらなかったなどということがないよう、相手に伝わるように工夫して伝えましょう。

ここでは業者との打ち合わせ時の、上手なコンセプトの伝え方について考えてみたいと思います。

「5W1H」を明確にする

中学生の英語の授業でならった「5W1H」を覚えていますか。基本的なことではありますが、自分のコンセプトを相手にきちんと理解してもらうためには、この基本が大切なのです。内装業者との最初の打ち合わせでは、まずこの基本軸を明確にし、自分の考えを伝えましょう。

5W1H
・Why【何の目的で】
・What【何の商品(サービス)を】
・Where【どこで】
・When【どの時間帯に】
・Who【誰に】
・Howmuch【いくらで】

具体的なイメージを共有するためには、写真をみせる

建築雑誌やグルメ雑誌、WEBサイトなどで、自分のイメージに近い店舗の写真などを見つけたら、切り抜いておく癖をつけておきましょう。また、よく行くお店で雰囲気が近いお店があれば、その写真をスマホなどに撮りためておくのもよいでしょう。

例えば「この照明の色味が好き」だったり、「このカウンターの木の質感がよい」など、ちょっと細かすぎるかも…と思うくらいがちょうどいいです。情報は多ければ多いほどよいので、逐一伝えるようにしましょう。

言葉で伝えるのも大事ですが、やはり写真のような具体的なイメージがあれば、なお理解が深まります。

箇条書きに書き出して伝える

あとは、思い描く具体的なイメージを箇条書きに書き出して伝えるというのも一つの手段です。この場合、優先順位などは特に気にせず、思いつくままに書き出してみましょう。書き出すことで自分の頭も整理され、より明確なコンセプトを提示することができるでしょう。

例えば、希望席数は何席で、インテリアは木を基調としたナチュラルな雰囲気、店内はどちらかというと明るめで、大衆的というよりは落ち着いた隠れ家のような雰囲気…などのようにイメージを言葉にしていきます。厨房機器の希望があれば、ここに書いてもよいでしょう。

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