再開発により魅力ある街に生まれ変わったエリア
豊洲は1923年の関東大震災における瓦礫処理で埋め立てられたエリアの一つです。豊洲のほかに有明や東雲などがこのエリアにあたります。この地名は、将来の発展を願って“豊かな土地になるように”という意味が込められ、1937年に名づけられました。
豊洲エリアはその後、1980年代まで工業地として使われ、20世紀前半までには、東京石川島造船所などの工場や新東京火力発電所などのさまざまな流通設備が立地されます。以降は、流通設備関係者向けの商店や社宅も増えていきました。
現在の豊洲は、大規模な再開発によって中高層のタワーマンションやオフィスビル、商業施設が数多く建設されています。
客層は?
【平日/昼】
豊洲が属している江東区の昼間人口は54万8,976人、夜間人口は46万819人です。通勤・通学の方や観光客によって昼間人口の方が多くなっています。ランチは気軽に入りやすい1,000円以内のリーズナブルな価格帯の店が中心です。
【平日/夜】【土日】
江東区の平均単価は3,000~4,000円です。ビジネスマンや観光客が帰宅した夜間の人口は、日中に比べて減りますが、ファミリー層が多いため、落ち着いた雰囲気の飲食店で食事をする方が多くなります。
人口特性
豊洲が属している江東区の総人口は、2018年の時点で51万6,985人です。男性は25万5,540人、女性は26万1,445人と女性のほうがやや多いものの、大差はありません。豊洲をはじめとした江東区は単身者、ファミリー層に関わらず、住みやすい地域であることが関係していると考えられます。
乗降人数
豊洲駅は東京メトロ有楽町線と、東京臨海新交通臨海線(路線愛称「ゆりかもめ」)の2線路が乗り入れています。東京メトロの1日平均乗車人員は21万4,932人、東京臨海新交通臨海線の1日平均乗車人員は2万2,277人です。どちらも開業当時より乗降人数が増えており、再開発により利用者がさらに増えることが予測されます。