開業ブログ
【第58話】新店舗狂騒曲Part.3
山田 耕路 さん

こんにちは、焼鳥酒場鶏のから騒ぎ 中の人のこー爺(じぃ)です。
新年明けましておめでとうございます。
このブログを書いている段階で1月中旬なのですが、鶏のから騒ぎは「戦略的に」、年末の最終火曜日を最後の公休日にして、1月9日まで連続営業を行っていました。
これは例年通り、周りの同業他社がお休みに入るので、「意図的に」営業を続け、営業している居酒屋がほぼ当店しかない状況にして、お客様を「総取り状態」にしているのです。
従業員の確保が大変ではありますが、年末年始にかけて13日間連続営業を敢行。
社内の売上目標としては13戦11勝2敗!日計売上最高新記録も達成!!
特に1月9日までの売上としては通常月の月商の半分以上の売上を叩き出しました!
このまま順調にいけば12月の売上を更新する勢いですね。
地理的に「人が働かない時にこそ働く」のが中板橋みたいなローカルエリアでは正解です。
人と少しだけ違う発想を心がけると、売り上げに直結して思いもよらない成果を発揮する事がありますよ。
さて、表題の件ですが、新店舗の準備も最終局面に入ってきました!
人の問題はクリアー!(12月1日より優秀な若手社員を獲得出来て、現在創業店舗にて研修と引継ぎ中です)
現在は、お金の問題が中盤まで差し掛かっています。
昨年9月頃に2社見積もりをして頂きましたが、設計施工の金額が予想よりかけ離れており、その上厨房機器の値段も非常に高額。諸々の設備・運営費の合計が4500万円以上と、”これ、銀座でお店出せるんじゃね?”という感じでした。
日本政策金融公庫の支店決済の上限額が2000万円と聞いていて(定かではありません)、借り入れ2000万円以内で自己資金と合わせると、今回支出出来るのが頑張って3500万円強でしょうか。
出店すれば繁盛すると自信が強くあった今回の立地だけに諦められません。そこで新たな設計施工会社2社に再度見積りを取ってもらうことにしました。
出店契約には500万円近くかかる為、内装と厨房機器で2500万円が上限ぎりぎりです。また、この2500万円の予算の中には耐震補強と新たにダムウェーター設置がマスト条件に加わります。
今回も『比較ビズ』さんのサイトから5社募集して、プレゼン内容が素晴らしかった設計施工会社2社に絞り面談させて頂きました。すでに大元の図面と厨房機器の配置図案は出ているので、面談で希望をお伝えし、あとは現地調査で確認して頂きます。
さらに今回は20年来の付き合いである『テンポスバスターズ』さんにもご協力頂き、新品と中古の厨房機器を織り交ぜてコストダウンを提案して頂きました。
年末の忙しい最中で大変恐縮でしたが、お時間頂戴してあらためて内見。
結論から言いますと、
内装と厨房機器の合計で2000万円になりました!
をををを!
これならあとは融資の問題だけですね!!
早速、日本政策金融公庫に面談を依頼します。
現在はインターネットから申し込むことになっているのですが、基本的に設備資金の見積書と借りたい金額を入力すれば終わり。
…終わりなんですが、そんな簡単なはずは無い!(笑)
1度日本政策金融公庫で資金を借りた実績のある方は身分証明書や職歴書などは不要ですが、ちゃんとプレゼン資料がアップロード出来るように、ひっそりさらっと見落としがちに記入されていました(笑)
当然ながら基本コンセプトや貸借対照表、返済計画や中長期経営計画など、事前に用意してあった資料を添付しました。
また、今回は直近の1ヶ月もしくは直近から遡って半年間の売上を過去3年間の同月もしくは期間と比較して5%以上減少していた場合に使える「新型コロナウイルス感染症特別貸付」にも申し込みました。
これは最大8000万円借りられて、据置期間は最大5年間、そして無担保とかなり良い制度です。
たまたま条件に当てはまったのでこちらも資料を添付して、全て完了です。
…と思ったら、創業の時と同様に500万円以上借入希望の場合は、全国衛生同業組合の推薦を貰わないといけないとのこと。すっかり忘れていました…
東京都生活衛生同業組合に久しぶりに連絡して、アポイントを取ります。
創業計画書や見積もり、事務手数料6000円が必要となります。(※これは融資失敗に終わっても返却されません)
現在、大手テイクアウト業態の会社と競合している今回の物件。
果たしてこー爺(じぃ)は融資成功に至って、ライバル企業に勝つことはできるのでしょうか!?
続きはまた近いうちにこのブログで報告しますね!
本日も最後までお読みいただきまして有難うございました!
次もなるべく間を開けないように書きます!
がんばりますので応援宜しくお願い致します!
また、飲食業コンサルタントも始めました。
■開業支援
■店舗撤退支援
■FC加盟事業
■物件情報
■水光熱費のコストダウン提案
■厨房備品のコストダウン販売
■税理士紹介 など
サポート内容に少しでもご興味ありましたら直接こー爺(じぃ)までご連絡下さいね。
実際に飲食店舗を開業して継続運営しているこー爺(じぃ)の経験値を生の声でお伝え、支援しています。
物件情報はABC店舗さんでもご相談頂けます。

経営
山田 耕路さん
高校卒業1週間後、地元の北海道より役者になる為に上京。
大手劇団に所属するも、自分の目指す芝居と方向性が違う為、1年後に自分で小劇団を立ち上げ、約9年運営。
劇団運営中、知り合った別の劇団の嫁と結婚を機に飲食業の世界に就職。
自分の接客・料理でお客様が喜ばれる事が肌で感じられ、舞台のスポットライトとはまた違うやりがいを感じ、天職と思い20年以上勤務。
外食・中食・給食と様々な経験をして、残りの人生を「社会に飲食業で貢献する」仕事をしたいと独立を決意。
夢は「毎日オープンしているこども食堂」を開く事!
中板橋駅前にて、2020年4月20日に『焼鳥酒場 鶏のから騒ぎ』をオープン!
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