用語集

躯体

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躯体というのは、アパート・マンション・一戸建てや住宅・店舗などの区別にかかわらず、その建物の構造を支えている骨組みにあたる部分のことを指しています。より具体的にいえば、土台・基礎・柱・筋交い・梁・屋根・床・壁面などの部分が該当します。これらの躯体にどのような材料を用いるのかによって、木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造などのさまざまな種類に分かれます。

木造などの一般的な建物の場合には、柱や壁面などのそれぞれのパーツは一体となって外部からの圧力に耐え得る構造になっていますので、躯体の部分は特にその建物のなかでも重要性が高いということができます。反対に同じ建物のパーツに含まれるとはいっても、内装などは構造そのものには直接的な関わりがありませんので、躯体の範囲には含まれません。居抜きをはじめとする店舗の場合にも、内装ほか内部の設備、外壁の塗装などはやはり躯体には含まれない部分です。

躯体と賃借時点での工事について

同じ不動産のなかでも店舗としての利用を目的に借り上げる場合には、居抜きのようにすでに内装や設備がほとんど用意されているパターンを除いて、事前に何らかの工事が必要になるのが一般的です。具体的には建物の内部で給排水設備や空調設備などの工事を行ったり、壁面のクロスなどの内装を一新したり、外壁を塗装したりすることが挙げられます。これらはすべて建物の躯体にはあたりませんし、その店舗の営業だけに関わる工事ですので、通常は工事の費用は賃借人の負担となります。

逆に躯体部分は内外装などとは別に、建物の根幹に関わる部分であり、どのような用途で借りる場合にも用いられることになりますので、工事の必要性があれば、費用負担は賃貸人、すなわち大家の側となるのが一般的です。もっともいったん建築されてしまえば骨組みの変更などは容易にはできず、その点内装などのいくらでもリフォーム可能な部分とは大きく性質が異なります。

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