開業ブログ
意識改革
能勢 雄介 さん

物件も探しながら、平行で仕事もしっかりチャレンジしていきます。
ニューヨークでの10年弱の仕事は、授業員の9割以上が現地スタッフ。
学生時代は英語の成績がほぼ1だった自分が片言の英語(又はスペイン語)で指示を飛ばしまくり、意思の疎通を懸命に計っていました。
帰国後、日本での仕事は面白い発見が沢山。
※注意:これからは自分の個人的な意見です。
アメリカ

新しい事を始めると必ず個人の意見を言う。
とりあえず反対をする(とてもめんどくさい)。
納得するまで話し合う(納得出来ないと辞める)。
納得すると忠実に守る。…いや、守らない。見張って意地でも絶対に守らせる!
日本

新しい事を始めるとみんな「はい」といって素直に聞いてくれ(やりやすい)忠実に守る。
だけど陰で文句を言う。その事がなぜか自分の耳に入ると「私が言ったって絶対に言わないで下さいね」と言う(気にしないのだが、ちょっと気になってしまう)。
どちらかが良いわけでなく、やり方の問題。
日本の環境に慣れずに最初は戸惑いました。

アメリカではボスになろう!

日本ではリーダーになろう!
まずは自分の意識改革。
そして、労働環境。
過酷すぎて、給料少なすぎ!平等でも無い!!
渡米する前は1件のバイトでもそこそこ稼げたのに(時給少なくても労働時間は多く、サービス残業は少しだった)みんなダブルワークをしている。
頑張ってるスタッフも、適当に働いてるスタッフも、時給はほぼ一緒。
無駄に長い労働時間、手が空くととりあえず掃除・・・・
社員は指示を出すけど、何処にいるか解らず、何をしてるのか解らない。
それは悪口も陰口も出る。
独立に平行して意識改革もしなくては!!!
今出来なくては独立しても同じ状況になる。
当時のメモの目標を見直すと。
以上を目標に改革しました。
最後の1年は離職ゼロ(働いて3日で辞める人間は除いてですが)となり、納得できるキッチンとなりました。
もちろん毎日多々問題が発生してるけど、スタッフが一つのゴール(お客様に喜んでもらい、個人が自己満足出来る仕事)に向かうキッチンが出来てきています。
それもこれも全部ついてきてくれたスタッフのおかげ・・・(18人いるキッチンスタッフで、自分がマネージメントを任されてから残ってるスタッフは2人だけですが・・・)
自分も自己満足しています。
引き継ぎもなんとか終了。
いよいよ次は自分の店です!

経営
能勢 雄介さん
調理師学校を卒業後、大阪のホテルで修行を開始。
東京・フランスで研鑽を積み、23歳の時に地元・沼津のレストランでシェフとして働く。
その後は更なる研鑽を求め渡米し、10年弱の間ニューヨークのレストランでExecutive chefとして働き、帰国。
帰国後は代官山のレストランでシェフマネージメントを4年間行い、『25 Hudson』を東陽町にオープン!
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