開業ブログ

開業一週間が経ちました

2023.04.25 高嶋みなみさん

#新規開業

カフェオルタナがオープンして、最初の1週間が終わりました。

ワンオペでどうなることかと冷や冷やしていた土日営業も無事に終わり、ほっと安堵しています。

早くも連続で来店してくださるリピーターのお客様が何名もいらしたり、SNSを見て足を運んでくださったりする方も多くいらっしゃいます。そのおかけで既に今月の売上目標金額まであと少し。理想的なスタートを切れたと思います！

平日と土日では客層が全く異なり、私自身の働き方も180度違うということがよくわかりました。

平日はお一人様がふらりとお立ち寄りいただき、私のほうからお声掛けしたりお客様から話しかけていただいたり、ワイワイとお話をしながら過ごすお店。お客様同士のコミュニケーションもお楽しみいただけています。

土日はカップルやご友人、ご家族でのご来店が多く、私から話しかけることは特にせず、とにかくオーダーを取って手早くご提供するためにキッチンであくせく調理。食材のストック量も仕込みのタイミングもだんだんと分かってきました。

立地や販促、メニューについては熟考したうえで決めて進めてきたことではありましたが、実際に開店してみて色々な面で正解だったなと思うことが多くあります。

【１】駅近、住宅街に隣接した商店街

・地元の方々が、お出かけの帰りに休憩していかれる『地元の喫茶店』としての位置づけになれた

・ご来店される方々は長いことお住いの方が多く、地元トークでお客様同士の会話も弾む

【２】事前にビジュアルが印象的なアイテムを公開

・SNSでの認知効果を狙い、開店前に映えスイーツである5色のハーブパフェの画像を公開したことで、開店当日からパフェ目的のお客様に相次いでご来店いただけた

・また、食器もこだわりのトルコガラス茶器を使用することで、お茶の味わいだけでないお客様の満足度を上げられた

【３】ハーブティーにこだわったメニューを貫く

・あくまでハーブティー専門カフェであることからは絶対に外れないことを心がけ、ハーブティーをメインに売り出し、地元のハーブティー好きの方々がすぐにリピーターになってくれた

・コーヒー、紅茶の扱いもあるが、圧倒的にハーブティーの売上が高く、ハーブティーの需要が決して低くないことが分かった

久我山駅周辺は、チェーンのカフェや食事をするお店はいくつかあるのですが、お友達との待ち合わせ場所や静かにゆっくりと過ごせる喫茶店やカフェはなかったため、お客様から「カフェが出来て嬉しい！」とのお声をたくさんいただいています。また、「このパフェをネットで見て食べに来ました！」「インスタに掲載されていたこのカップでお茶を淹れてくれますか？」など、SNSからの流入が非常に多くいらっしゃいました。

トルコガラスのカップは自分の趣味でしたが、カップに喜んでくださるお客様がとても多く、写真を撮ってSNSにアップしてくださる要因につながっています。好きで集めた茶器だっただけに喜びもひとしおです！食器のこだわりひとつで、販促にもつながるということがよく分かります。

今回、開店にあたり融資を受けることになり、中小企業診断士の方にビジネス概要をプレゼンする機会があったのですが、その際に「ハーブティーカフェはニッチすぎる、絶対に売れない、無理、コーヒーにした方がいい」とかなり厳しいご意見をいただきました。

が、蓋を開けてみたら、地元の方の中にもハーブティー好きの方がとても多く、またそこまで飲み慣れていない方でも、当店のオリジナルブレンドが持つハーブティーの効果効能にご興味を持っていただけるため、コーヒーや紅茶はほとんど出ていません。商材がニッチであっても、例えば茶器を工夫するとか、内装を過ごしやすい空間に作り上げるなどすれば、十分にお客様に受け入れていただけるということが良くわかりました。

これからの課題は、とにかく一刻も早く店内物販を充実させること！

開店当初は時間があるだろうと思い、物販棚の準備は開店してからで良いかと後回しにしてしまったのですが、開店当日から1週間、常に店内が混みあっていて全く物販準備に手が回っていません…

それでも「茶葉だけ買えますか？」とお声掛け頂き、その場でパッケージ詰めして販売することも多々あるほどなので、とにかく早く準備しなくては。

考えることやるべきことは多々ありますが、ご来店下さるお客様と向き合うことを第一に考え、一週間ごとのペースでブラッシュアップを考えていこうと思っています。