亀有駅で居抜き物件を探すためのエリア情報
駅の特徴
JR常磐線が走り、東京~千葉間のアクセスが可能な亀有駅。現在は1路線と本数が少ないが、各所から鉄道路線構想が沸き上がっており将来への期待が高まっている。
駅ビルの「ビーンズ亀有」には、和・洋菓子店や惣菜店などのテイクアウト専門店が多く、帰宅ついでの立ち寄りスポットとして利用されている。
駅利用者
1日の平均乗車人員
JR:4万2901人(2019年度)
街の特徴
漫画界から一躍有名となった昭和の下町、地域密着型の商店街と大型商業施設から住みやすい街として発展するエリア。
亀有といえば、日本漫画界を代表する「週刊少年ジャンプ」で連載されていた「こち亀」のモデル。駅前には登場人物にちなんだ像が設置され、亀有を訪れる人々を出迎えている。かつて、このエリアは日立製作所などの工場が並ぶ工業地域であったが、戦後宅地化が進んだことで人口が流入。その際に伝統工芸の職人なども多くあったことから下町気質を受け継ぎ、商業地域として発展していった。近年では、再開発によって大型商業施設が次々に建設され、ファミリー層から高齢者まで地域住民の生活利便性を大きく向上させた。
駅周辺には、広いロータリーと「リリオパーク」、「イトーヨーカドー」、マンションが囲む現代的風景となっているが、その先へ進むと昭和下町の商店街が数多く広がっている。中でも、70年以上つづく商店街の「亀有ゆうろーど」には、シンボルである「こち亀の両さん」が随所に飾られ、呉服店や青果店、惣菜店など老舗個人店舗が立ち並ぶ。一歩足を踏み入れると、会話が絶えず人情味あふれる雰囲気が漂っており、物価の安さも良心的。加えて、飲食店も充実しており、昔ながらの喫茶店やお好み焼き屋、居酒屋など地域密着で長年愛されている店舗が多く存在している。
駅周辺の飲食店の傾向
亀有には各所商店街を中心に数多くの飲食店が軒を連ねており、馴染み深い料理からトレンドグルメまで多岐にわたり展開されている。昭和から続く喫茶店や食堂が多い中でも、2010年創業のメンチカツ専門店「亀有メンチ」は早期から地域住民の支持を集め、今では亀有を代表するご当地グルメとして多くのメディアにも多く取り上げられている。そのほか、ラーメン・つけ麺の名店や、「江戸っ子」「ハッピー」といった昭和感漂う大衆居酒屋に常連が根強くついている。
また、人気のテイクアウト専門店が多いのも特徴。リーズナブルな価格で鰻を提供する「うなぎ川亀」や栗どら焼き発祥で名高い和菓子屋「するが」、にんにくを効かせた餃子店「みよし食品」など、食べ歩きや自宅での食事シーンに最適な店舗も豊富である。
個人商店のみならず、駅周辺には大手チェーンのファストフード店や居酒屋が点在。大型商業施設の「アリオ亀有」にもカフェやレストランなど多種多様な業態が揃っており、比較的滞在人口の多い休日でも食事処に困らないエリアである。
アクセスしやすい駅・エリア
JR常磐線の隣駅である綾瀬駅は、北千住や亀有と比較して一見地味であるが、生活利便性が高く小中学校などの教育施設も整っていることから、ファミリー層を中心に昼間人口の多い住宅街である。北綾瀬方面には3つの野球場をかかえる「東綾瀬公園」や「東京武道館」といった自然スポットとスポーツ施設も充実しており、老若男女問わず利用している。反対側の金町駅は、下町情緒あふれる街として高齢者が多く滞在していたが、2013年に「東京理科大学」の葛飾キャンパスが開設されたことから若者人口が増加し街全体の明るさも増している。また、金町を代表する「水元公園」は、東京23区内最大規模の緑豊かな公園として多くの人々が訪れている。