開業マニュアル

お店のコンセプトを考える

目次
コンセプトの考え方
コンセプトの考え方のポイント

飲食店を開業したいと思ったとき、まず最初に考えるのがお店のコンセプトです。

コンセプトというと難しく聞こえるかもしれませんが、簡単に言うと「何をウリにするか」を考えるということです。お店の魅力や特徴を明確にしていくことがコンセプトづくりの第一歩となります。

ただし最終的にこのンセプトが、サービス内容、ターゲット、立地、内外装などあらゆる店舗の指針へとつながっていくため、とても重要な決断になるということは覚えておきましょう。そのため、よく考えて決める必要があります。

ここでは、店舗コンセプトを決める際の考え方やポイントについてお伝えしたいと思います。

コンセプトの考え方

まずはアイデアを出してみる

すでにあなたの頭の中はたくさんのアイデアで溢れているかもしれません。そのアイデアを紙に書き出してみましょう。もしもアイデアがあまり思いつかないという場合は、最近のトレンドや競合店の動向、そして純粋にあなたが飲食店に求めるものは何か、などさまざまな視点から捻出してみるとよいでしょう。

でてきたアイデアをもとにコンセプトを考える

基本的にアイデアは「こうしたい」という無数の考えにすぎませんが、そのアイデアをコンセプトに落とし込むためには、「誰に、いつ、どのようにそのアイデアを実現したいか」ということを、よりつきつめて考える必要があります。

次の「コンセプトの考え方のポイント」を参考に、より具体的なものに落とし込んでいきましょう。

コンセプトの考え方のポイント

コンセプトを考えるときに重要となるポイントは以下のとおりです。

ターゲット層を絞り込む

年齢や性別、職業や家族構成など、どんな人にお店に訪れてほしいのかを考えてみてください。家族連れに来てほしいのか、一人客に来てほしいのかなどによっても、価格設定、客席設定、営業時間や立地等さまざまな条件が絞られてくると思います。

お客さまにとってのお店のポジションを考える

デートで使えるお店なのか、女子会やサークルの飲み会などでワイワイ利用できるお店なのかなど、お客さまにとってあなたの店がどんな位置づけであってほしいかを考えてみましょう。

価格設定を考える

提供する料理の価格は、使う材料の品質はもちろんのこと、仕入れ原価や人件費、賃料などのランニングコストを考慮したうえで決める必要があります。それらの条件とやりたいと思っている価格帯の整合性がきちんととれているかどうかも重要な判断ポイントになります。

立地条件と営業時間を考える

例えばオフィス街なら「ビジネスパーソンが多くランチの需要が特に高い」といったように、その立地ごとに、どんな人がどのようにお店を利用するかといった条件が異なります。もし、やりたい場所が決まっているなら、立地からターゲットや営業時間などの条件を絞り込んでコンセプトを考えていくのもよいでしょう。

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