ビフォーアフター

和風から洋風にスイッチ。入りやすい明るい入口と、色気のある店内を創出

目次
外観
内観
内観
内観
内観
レビュー

外観

Before
After

2枚合わせた引き戸の入口を、1枚の開き戸に変更。閉鎖的だった格子の扉をガラス張りに変えることで、入りやすさを演出した。
また小窓を新たに追加することで、店内の様子を外に見せるようにした。

内観

Before
After

2段だったカウンターを1段に変更。元のカウンターの上段の高さに合わせ、カウンター板を造り変えることで、奥行きの広いカウンター席に。
元和食店だったため、雰囲気が異なるテーブルや椅子はすべて撤去。天板や椅子をブラウン素材に変えることで、落ち着いた空間に仕上げた。

内観

Before
After

厨房設備はほぼ変えず、新規で入れたのはコンベクションオーブンのみ。厨房内の棚はオープンだったが、棚に扉をつけてなかを隠し、清潔感のある厨房に変えた。

内観

Before
After

元々あった小上がり席を撤去。床を張り替え、天井にダウンライトを設置し、グループ利用ができるテーブル席に変更した。

内観

Before
After

壁紙は店名のブランコ=白をイメージして張り替え。床も木材を使うことで、シックなムードに仕上げた。

レビュー

パエリアをはじめとするスペイン料理と、スペインワインがコンセプトの「ワイン&パエリア Blanco」。
オーナーの宮崎龍太さんが修業した、ホルモン料理店やイタリアンでの経験も活かし、スペインに捉われず、イタリアンや和の要素も加えた一品料理で、地元客を中心に集客する。

宮崎さんが物件を探したエリアは、大田区や品川区、新橋など、自身が働いたことのある場所が中心。家賃条件は20万円と決め、半年間で20軒ほど内見したという。そのなかで一番広かったのが、東京・蒲田の現物件。
予算はオーバーしていたが、駅にも近いオフィス街と住宅街の狭間で、隣は昼に行列を生む超人気店だったことが決め手となった。

「開業までは比較的スムーズでした。一番大変だったのは、掃除ですね」と笑う宮崎さん。元和食の居抜き物件だったが、厨房や客席が汚れていたことから徹底的に掃除を行なった。
また、新しく仕入れた食器類は手作業で洗い、すべての掃除で丸3日要したという。と言うのも元々食洗機がなく、導入しようにも電気容量不足で断念したのだ。

店内は雰囲気をがらりと変えるため、残っていたテーブルや椅子、小上がりをすべて撤去。入口の扉も店内が見えるようガラス張りに変え、明るい雰囲気にスイッチ。一方で店内は、ブラウンを基調にダウンライトで色気のある空間に仕上げた。

内外装工事費は計500万円。初期投資額1000万円は、日本政策金融公庫からの融資でまかない、自己資金500万円は運転資金へと回した。
カウンターの奥行きを広くとっているのは、一人客がゆっくりと飲めるようにとの配慮から。厨房に立つ宮崎さんと話しやすい距離感が心地よく、夜な夜な足を運ぶ常連客も多いという。

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