高級住宅街があり、かつ皇居も近くにあることから“セレブの街”とも言われる麹町。そんな麹町では、和食や居酒屋のような、大人が楽しめるお店が人気となっているようです。今回は、麹町の歴史や特徴についてご紹介しながら、この街の魅力をお伝えします。

歴史と品格を感じさせる落ち着きのある街

麹町は東京都千代田区にあります。千代田区といえば、犯罪発生率が23区の中で18位とかなり低く、環境の整った人気のエリアとして知られています。中でも麹町は落ち着きのある雰囲気が魅力の、暮らしやすい地域です。そんな麹町の歴史は古く、始まりは中世にまで遡ります。

麹町の名前の由来と歴史

「麹町」の由来には、いくつかの説があります。町内に「小路(こうじ)」が多かったためだという説、米や麦を発酵させて麹を作る家があったためだという説、幕府の麹御用をしていた麹屋三四郎が住んでいたためだという説など、さまざまな理由が候補に挙がっています。
中でも有力とされているのは、府中の国府(こくふ)の出入り口であったためという説です。中世の時代、麹町のエリアは国府への道筋である「国府路(こうじ)」となっていました。そのため「国府路」が変化して、「麹町」という名前で呼ばれるようになったと考えられています。
「国府路」が「麹」に代わったのは、江戸時代のことです。江戸の町が発展するに従い、国府路にはお店が増え、麹屋が軒を連ねるようになりました。国府路はしだいに「糀」や「麹」と呼ばれるようになり、やがては「麹町」の名前が定着したというわけです。
明治2年になると、東京府が五十番組に区分されます。麹町1丁目は第二十三番組に入れられました。さらに明治4年には、大区小区に再区分され、麹町は第三大区第二小区の一部となります。そして、明治11年には十五区制となり、「麹町区」となります。最終的には、太平洋戦争後に隣の神田区と統合し、千代田区内の町の1つとなって現在に至ります。

主要駅への交通アクセスが良好

麹町エリアの最寄り駅は、有楽町線の「麹町」駅になります。こちらから3駅で「有楽町」、4駅で「銀座一丁目」に着く、主要駅へのアクセスに便利な駅です。「銀座一丁目」から「新木場」まで行き、りんかい線に乗り換えれば、さらに2駅でお台場の「国際展示場」まで行くことができます。住居の場所によっては、JR・半蔵門線・丸ノ内線・南北線・都営新宿線も使えます。都内の主要スポットへの外出がしやすい地域です。

自然が豊かでクラシックな景観

麹町駅のそばには、「皇居」や「千鳥ヶ淵」といった自然豊かなスポットが数多くあります。
皇居では、二重橋・伏見櫓・高欄・桜田巽櫓などの歴史的な建造物を見られるほか、野生動物や植物にふれて自然を感じることもできます。気分転換をしたいときの散歩スポットとして最適の場所です。皇居周辺は環境が良いため、外周をランニングする方も多くいらっしゃいます。
千鳥ヶ淵は皇居の北西側にあるお堀です。春には約260本のソメイヨシノやオオシマザクラが咲き、毎年100万人以上の方がお花見に訪れています。さらに、川には水草・魚類・貝類・ヘイケボタルといった、都心には珍しい生き物が生息しています。そんな麹町は、都会にいながら自然を感じられる街だと言えるでしょう。

数多くの観光地がある麹町

麹町周辺にはたくさんの観光スポットがあります。有名なのは「靖国神社」です。靖国神社には、過去の戦争で使われた戦車や戦闘機、武器が展示してあります。参拝したい方だけでなく、戦争について学びたい方も多く見学に訪れる場所です。また、毎年7月に行われる「みたままつり」には、15万人ほどの方が集まっています。
麹町にあるもう1つの神社、「日枝神社」も人気です。日枝神社は「大山咋神」という神様を祀っている神社です。6月に行われる山王祭にはたくさんの方が訪れます。千代田区に観光に来た方の多くが立ち寄っています。
また、「ホテルニューオータニ日本庭園」も観光客がよく訪れる場所です。庭園には、清泉池・大滝・太鼓橋・赤玉石・枯山水・佐渡の化石といったように、見どころがたくさんあります。さらに、夜にはライトアップも行われます。大変充実した施設にもかかわらず、入場料は無料です。
ほかにも、国会議事堂・国立劇場・国立演芸場といったように、有名な観光スポットが多くあります。いずれもこの街の落ち着きのある雰囲気を楽しめる場所です。

オフィス街・住宅地・学校が混在する街

麹町は都心に位置するオフィス街ですが、もともと高級住宅街であったため、現在でも多くの住宅があります。皇居や国会議事堂が傍にあることから、オフィス街とはいえ洗練された雰囲気を感じられるのが特徴となっています。千代田区は東京23区内の中でも特に家賃が高く、住民は5万人以下と少なめです。日中は人口が増えますが、夜になると一気に静かになります。静かで落ち着いた環境で暮らしたい方には最適な街だと言えるでしょう。
また、麹町は学校の多い地域です。名門学校も多く、子どもを小学校に入れるために引っ越してくる方もいらっしゃいます。以前は、番町小学校から麹町中学校に入学し、日比谷高校へ進学し、最終的には東京大学へ進学することが“エリートコース”と呼ばれていたようです。現在でも、番町小学校や麹町中学校には強いブランドイメージがあります。このように、オフィス街というだけでなく、セレブな雰囲気があるのが麹町の特徴です。

どんな飲食店がある?

麹町にある飲食店は和食が459件と、もっとも多くなっています。居酒屋は341件で、和食に次いで件数が多い業態です。そのほかには、洋食が229件、BARが188件となっています。全体的に、賑やかな雰囲気よりもゆったりと落ち着ける雰囲気の業態が多い傾向にあります。

どんな飲食店が出店チャンス!?

近隣に人気店があると競争意識が働くため、相乗効果により周囲に良い店舗が増えていきます。また、開業予定地ですでに同じ業態の店舗が繁盛しているなら、そのエリアの客層と合っている可能性が高くなります。麹町には『和食店』や『居酒屋』が多くあることから、これらの業態が出店チャンスだと言えるでしょう。

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居酒屋の居抜き
和食屋の居抜き
うどん・そばの居抜き

周辺の主なスポット

・靖国神社
・千鳥ヶ淵公園
・皇居
・国会議事堂
・明治神宮外苑
・国立劇場
・ホテルニューオータニ日本庭園
・サムライスタジオ
・赤坂見附跡
・日枝神社
・平河天満宮
・迎賓館赤坂離宮
・国立演芸場
・聖イグナチオ教会
・国立国会図書館

麹町に似た地域

■笹塚
笹塚は麹町同様アクセスの良い街として知られています。京王線に乗れば、主要駅である新宿まで1駅です。また、都営新宿線の始発駅のため、座って通勤したい方にも適しています。
■両国
両国は麹町と同じく、江戸文化が残る街です。両国国技館・江戸東京博物館・すみだ北斎美術館といったように、江戸の歴史を感じさせる施設がたくさんあります。
■飯田橋
飯田橋はオフィス街という点で麹町と似ています。古くから出版関連や教育関連の企業が多かった飯田橋ですが、最近はITや建設など、さまざまな企業が入ってきています。

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どんな客層?

【平日/昼】
麹町周辺エリアの昼間人口は149,400人ほどです。通勤してくる方が多いため、夜間に比べて昼間の人口は大幅に増えます。オフィス街である麹町のランチタイムは、ビジネスマンやOLが客層の中心になると考えられるため、ランチの値段は1,000円以内を目指すのが無難です。
【平日/夜】【土日】
麹町エリアの夜間人口は13,400人ほどになります。平日の夜や休日の客層は、地元の方が中心です。麹町は高級住宅が多いエリアのため、ディナーの値段は3,000~4,000円を目安にしてみましょう。

人口特性

麹町に住んでいる方の男女比は、麹町1丁目が男性339人に対し女性356人、麹町2丁目が男性295人に対し女性315人と、およそ半々になっています。街によっては男女比が大きく偏るエリアもあるようですが、麹町はほとんど偏りのない地域と言えます。

乗降人数

東京メトロ麹町駅の1日の平均乗降人数は、63,526人です。これは、全130駅の中で62位と、中間くらいの人数となります。とはいえ、有楽町線の単独駅の中ではもっとも多くの方が利用している駅です。乗降客数は小さく増減しながらも、徐々に増えつつあります。

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麹町の賃貸相場

麹町の賃貸相場は、ワンルームなら9万円前後、1Kなら11万円前後、1DKなら20万円前後になります。2LDKの部屋の場合、相場は30万円前後にもなります。交通アクセスの良い人気エリアであるため、平均賃貸相場は比較的高めです。

麹町の店舗賃料相場

麹町がある千代田区に出店するときの賃料相場は、2017年現在で平均坪単価24,515円となっています。2016年の相場は23,453円で、2015年は18,023円だったため、年々相場が上がってきていることがわかります。また、飯田橋や銀座一丁目といった周辺の駅よりも相場は高めです。