特集記事

飲食店開業までの9ステップ!流れをおさらいして、直前で慌てないように必要なものを事前準備

飲食店開業までの9ステップ!流れをおさらいして、直前で慌てないように必要なものを事前準備

▶その他の「飲食店開業の流れ」に関する記事はこちらから!

資金調達

実際に飲食店を開業するにはどのような手順を踏むのかご説明します。資金融資や各機関への届出など注意しなくてはならない点や、お店の内装、空調、宣伝方法など、自分がオーナーとなり、取り仕切って行かなくてはなりません。そんな飲食店開業に向けてするべきことを知っておきましょう。

飲食店を開業するには、まず資金が必要です。調達の仕方はいろいろありますが、多くの方が修行中にコツコツと貯めているのではないでしょうか。お店を開店する資金だけではなく、当面の生活費や維持費のことも考えると1,000万円近くは必要になります。金融機関を利用するのもひとつの方法ですが、すべて金融機関に頼り切るのではなく、少なくても3分の1は自分で調達するのが理想です。中には親せきや友人から借金をするかたもいらっしゃいます。金融機関に比べて気軽で明確な利息も無く簡単に資金が借りられると思ってしまいがちですが、お金のトラブルから人間関係が悪化する恐れもあるので、慎重に行いましょう。資金調達はお店を開業するにあたり、最初にしなければならず、また一番難しいことといってもよいくらい重要なことです。
■関連ページ:飲食店開業に必要な資金ってどれくらい? 融資や補助金を受けるポイントをご紹介!
■関連ページ:独立開業するための資金調達方法まとめ

コンセプト

どのようなお店にしたいのかを具体的に決めていきましょう。どこの地域に出店して、ターゲットとなるお客さま像を決めてそれに相応しい地域の物件を探します。さらにはそのターゲット層から受けのよい外観や内装になるように、お店の雰囲気も考えなくてはなりません。
開店が近づいて来たら、支払い方法を現金の他になににするか、定休日や営業時間など細かいことも決めていきます。コンセプトと聞くと客層に受けることを考えるものと思ってしまいますが、お店の細々とした決まりや詳細を決めるのもコンセプトなのです。しかしこのコンセプトは開店してからもずっと守り通さなければならないものではありません。状況に応じてコンセプトも変更していきましょう。

物件探し・調査

出来れば繁華街や駅前など人通りの多いところの物件を選びたいものです。しかしそれらの物件は非常に家賃が高額で購入しても毎月の返済が大変です。毎月これだけの家賃を支払って行かなくてはならないことをよく考えてそれが負担とならないかどうかよく考える必要があります。逆にいくら格安物件でも全く人通りが無く周りが閑散としているところも考えものです。物件は何十件も見て回り、その中から一番よいものを選びましょう。お店が軌道に乗って黒字になっているときの家賃はそんなに負担では無くても、中々軌道に乗らないときは、家賃は大きな出費になります。
■関連ページ:居抜き物件とは?知っておくべき問題点と予防策

競合調査

常に行列が絶えない、お客さまでいつも賑わっているお店には秘密があります。閑古鳥のお店との違いはどこにあるのでしょうか。まずはそのお店に出向いてどのような接客をしているのか、料理の種類やメニュー、お店の雰囲気などをチェックしてみましょう。そこで感じたよい部分を吸収して自分のお店作りに生かすのです。決して真似をするのではなく、色んな飲食店を見て回ることで真似した方がよい部分と真似しない方がよい部分が分かってきます。自分が出店する周りにはどのようなお店があるのか調査することでこの辺りの客層や、好まれるお店の種類や傾向も分かります。地道な調査を重ねることで自分の知識となり、他のお店に埋もれてしまうのを防げるのです。
■関連ページ:商圏分析とは?出店の成功に欠かせないマーケティング方法について

事業計画書の作成

どこに出店するのか、どの物件を購入するのか、どのようなお店にするのか詳細が決まってきたら、必要となる資金額も明確になります。もしも自分ですべて用意できる場合は事業計画書を作成する必要はりません。しかし融資を受ける場合にはきちんとした事業計画書が必要です。売り上げの予想なども記入しないといけないので、目標ではなく、計算をして現実的な数字を書く必要があります。このときに自分の月給を極端に少なく書いてしまうと融資機関側に本当にやって行けるのか?と不信感を持たれてしまいます。事業計画書を作成する際は慎重に、正確な数字を書くようにしましょう。
■関連ページ:飲食店成功の鍵を握る事業計画書について

物件契約・施工

自分が納得できる物件を購入でできたら次は施工が必要です。居抜き物件の場合でも自分のお店の雰囲気づくりのために内装を変える作業が必要になります。このときに気を付けるポイントは内装やインテリアばかりではなく、冷暖房についても考えなくてはなりません。お客さまが快適に過ごせるのはもちろんですが、夏になると厨房が灼熱地獄になるようではスタッフが居付きません。厨房内の空調も視野に入れて施工を行いましょう。しかし自分一人では分からないことがあります。そのようなときは、他所の厨房を見せてもらい、いろいろなポイントを参考にするとよいです。
■関連ページ:飲食店内装工事にかかる費用と坪単価
■関連ページ:飲食店をリフォームする前に知っておくべきこと

仕入業者選定

仕入れ先を選ぶのは食材そのものを選んでいることです。できるだけ新鮮でおいしい食材を仕入れたいものですが、よい食材の仕入れはそれなりに高額になります。仕入れ業者を選ぶときのポイントとして、自分のお店のメニューに合っている食材かどうかを見ましょう。最近よく地産地消という言葉を聞きますが、地元の食材を使っているのが売りのメニューであれば地元の仕入れ業者を選ぶと運搬費の節約にもなり、お客さまからも注目され、地元のものだと安心もされます。仕入れはただ食材を仕入れるだけのものでは無く、お店を長く続けていく上で業者とも長い付き合いになります。お互いに信頼できると思える者同士で契約を結ぶのが後々のためです。

宣伝ツール制作

せっかく飲食店を開業してもお店でお客さまを待っているだけでは赤字になってしまうでしょう。こちらからどんどん宣伝をしてお客さまに存在を知ってもらい、興味関心を持ってもらうのが重要です。一番手っ取り早いのが看板やポスターです。何が目玉商品なのか、お店の詳細を分かりやすくまとめて店先に出しておくだけで足を止めてくれる方も居るでしょう。最近ではSNSを活用するのも有効です。お店の内装や料理の写真をアップして、SNS限定のお得なクーポンを発行するのも効果的な宣伝方法のひとつです。看板も自分で作成したものは温かみも感じられますし、何より費用が掛かりません。SNSも同様に無料でできる宣伝なので、このようなツールをどんどん活用していきましょう。ページに電話番号や地図、ダイレクトメールが送れる機能も追加すればより集客効果が望めます。
■関連ページ:飲食店の広報・宣伝・PR、何をすればいい?

各種届出提出

飲食店を開業する前にはまず保健所や消防署に届出を提出しなければなりません。ほとんどの場合、あまり不可にはなりませんが、稀に居抜き物件を購入していて、前も問題なく営業していたから、今回も平気だろうと油断した結果、不可となるパターンがあります。ゆとりを持って届出をし、疑問点があれば早いうちに解消するようにしましょう。また、深夜営業するお店や酒類を提供する場合は警察署にも届出が必要です。自分一人でこれくらいなら大丈夫だろうと判断してしまわずに、きちんと相談や確認をして届出をしっかりと済ませましょう。そうでないとオープン間近になって急に延期となり、余分が費用にかかってしまうこともあります。
■関連ページ:飲食店開業に必要な資格、申請、届け出は?

自分のお店を持つには資金調達から始まり、さまざまな準備をしなくてはなりません。長年の夢である自分の飲食店をオープンできたのならば、成功させたいものです。お店を持つのがゴールではなく、これからがスタートとなります。さまざまな知識やよいことを吸収して自分のものにしてお店を活性化させましょう。知恵と工夫次第で人気があるお店になるかもしれません。


Written by 飲食店の居抜き物件なら!居抜き店舗ABC
物件のご紹介はもちろん開業までをサポートいたします!


簡単30秒で会員登録完了!

飲食店、物販、テイクアウトなどの店舗物件をご紹介します!

記事に登録されているタグ

Copyright © 居抜き店舗ABC, All Rights Reserved.