用語集

保証会社

レストランなどの飲食店を開業する場合には、店舗となる賃貸物件を借りるのが一般的です。その際に貸主(オーナー)から保証会社の利用を求められることがあります。保証会社とは入居者が家賃を滞納した際に、その分の費用を立て替える会社のことをいいます。立て替えてもらった分の家賃は、後日借主に請求されます。その場合には手数料分が上乗せされることも多いようです。

貸主側から見ると、収入を安定的に確保することができるというメリットがあります。一方、借主側にも信用力を高めることで、通常であれば借りることができない物件を借りられるというメリットが存在します。店舗の場合は、個人の住宅以上に家賃を滞納することが多いと言われています。そのため貸主側も物件を貸す際には慎重になります。また、保証会社を利用すれば連帯保証人を立てる必要がありません。万が一、家賃が支払えなくなってしまうことがあっても連帯保証人に迷惑をかけずに済みます。
 

保証会社は、申し込めば誰でも利用できるというわけではありません。保証会社による審査があり、それをクリアしなければ申込を断られてしまうこともあります。基準となるのは、きちんと賃料が支払われるかといった点になります。例えば、賃料が高額でそれに見合った収益が期待できないといった場合には、審査に落ちてしまうこともあります。駅前など利便性の良い場所は人が訪れやすいので、当然ですが賃料も高くなります。

しかし、いくら人が多くお客さんが多いといっても、賃料が高すぎれば経営に行き詰ってしまうことはあります。また、運転資金が十分でない時も事業の計画性が疑問視されてしまうので、審査は通りにくくなります。十分な資金を確保していれば、お店が軌道に乗るまで時間がかかったり、一時的に客足が鈍っても立て直すことができます。資金が十分でない場合には閉店に追い込まれてしまうこともあるので、慎重にならざるを得ません。

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