外観も内装もオシャレな
お好み焼き屋さん
京王線仙川駅から細いにぎやかな商店街を抜けて国道20号を横切り北上すると、しだいに郊外の住宅地といった趣きになってくる。広い駐車場を有した複合店舗を右に見て緩やかな坂を下ると仙川にぶつかり、取材時は河原に菜の花が咲き誇っていた。そんな風景を見ながら橋を渡ると左手に「三鷹みっちゃん」の可愛らしい入り口が見えてくる。
ブルーの扉を開けるとまず目に入ってくるのが、ウェーブラインのウッディーなカウンターと可愛らしい床。まるで洋菓子店のようだ。「オシャレでしょう?近くに白百合女子大学があるので、女性が入りやすいお店にしたんです」と店主の河原さん。広島では、店内で食べるのは7割以上が男性だった。女性もお好み焼きは好きだが買って帰る人が多く、店で食べる人は3割弱。だから女性にも気軽に食べてもらえるよう全面改装し、グループ利用にと個室も作った。
河原さんが焼くお好み焼きは、最初にクレープ状の生地を作り、その上にキャベツ・玉ねぎ・もやし・バラ肉を焼いてひっくり返し、麺の上に乗せて最後に焼いた玉子の上に乗せてひっくり返す。他の地域のお好み焼きと違い、野菜たっぷりで小麦粉はほとんど使わないのだ。ランチは女子大生や主婦層、夜は主にご近所のファミリー層でにぎわっている。